2004年1月31日 民主党岡山 第9回定期大会議案書

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第1号議案 2003年度活動報告について


1.会議・活動等について

(1)常任幹事会の開催状況

第1回常任幹事会(2003年6月1日、岡山県教育会館)
 議題  ・2003年度の任務分担について
 ・2003年度党員・サポーターの拡大・登録作業について

第2回常任幹事会(2003年6月14日、民主党県連3階)
 議題  ・直轄党員・サポーターの拡大について
 ・総選挙に向けた県連のとりくみについて
 ・次期参議院選・選挙区候補者の擁立作業推進について
 ・総選挙用政見放送の作成について
 ・地方自治体議員フォーラム名簿の作成について
 ・旅費規程について
 ・給与規程について
 ・就業規則について

第3回常任幹事会(2003年7月5日、民主党県連3階)
 議題  ・菅源太郎氏の副代表就任について
 ・各任務分担の内容について
 ・総選挙にむけたとりくみについて

第4回常任幹事会(2003年8月10日、民主党県連3階)
 議題  ・中桐伸五氏の党内における処遇について
 ・新役員(水河英雄氏)の承認について
 ・衆議院小選挙区岡山県第3区候補者選考について
 ・連合岡山との定期協議について
 ・「福祉と健康セミナー」開催について
 ・次期参院選比例区候補(地域重点型)擁立手続きについて

第5回常任幹事会(2003年9月7日、民主党県連事務所3階)
 議題  ・中村徹夫氏の副代表就任について
 ・岡山県第3区選対の立ち上げについて
 ・総合選対会議の持ち方について
 ・総選挙本番までのとりくみについて
 ・自治体議員フォーラムの開催について

第6回常任幹事会(2003年9月20日、民主党県連3階)
 議題  ・第157臨時国会をめぐる政局の分析について
 ・総選挙にむけた当面のとりくみについて
 ・法定選挙活動について
 ・自由党との合併大会への参加について

第7回常任幹事会(2003年11月24日、民主党県連3階)
 議題  ・第43回衆議院議員選挙の総括について
 ・次期衆議院総選挙候補者の擁立(上申)について
 ・連合岡山・民主党県連合同企画会議について
 ・自治体議員フォーラムの運営について
 ・党員・サポーター討論集会について
 ・第9回定期大会の開催について

第8回常任幹事会(2003年12月12日、民主党県連3階)
 議題  ・民主党マニフェストの学習と地域版作成のとりくみについて
 ・第9回定期大会の議案作成について
 ・2004年度早朝駅前街宣の進め方について
 ・自衛隊のイラク派遣を許さない12.14集会への参加について
 ・参議院議員選挙のとりくみについて

第9回常任幹事会(2004年1月17日、民主党県連3階)
 議題  ・第9回定期大会議案の検討について
 ・第9回定期大会の運営について
 ・2004年度党員・サポーター党費の徴収について
 ・2004年度役員体制について
 ・倉敷市長選への対応について


(2)民主党岡山県連関係行事

  1. 民主党岡山県連第8回定期大会(2003年6月1日、岡山県教育会館)
  2. 衆院選及び参院選への立候補表明の記者会見(2003年6月27日、県政記者クラブ)
  3. 第2区総支部定期大会(2003年6月28日、西大寺公民館)
  4. 第1区総支部臨時大会(2003年7月13日、岡山ロイヤルホテル)
  5. 第3区総支部定期大会(2003年7月27日、久米南町中央公民館)
  6. 衆院選第1回選対責任者(事務長)会議(2003年7月31日、民主党県連)
  7. 候補者選考委員会(2003年8月21日、県連3階)
  8. 連合組織内県議団と候補者の懇談会(2003年9月9日、県庁)
  9. 衆院選第2回選対責任者(事務長)会議(2003年9月18日、民主党県連)
  10. 衆院選第3回選対責任者(事務長)会議(2003年9月30日、民主党県連)
  11. 県政記者クラブ共同記者会見(2003年10月10日、県政記者クラブ)
  12. 第1区・2区合同企画「マニフェスト討論大会」(2003年10月22日、岡山シンフォニーホール)
  13. 藤井裕久前自由党幹事長来岡(2003年11月1日、岡山市・玉野市)
  14. 候補者選考委員会(2003年11月24日、県連3階)
  15. 連合岡山・江田五月政策協定・記者会見(2003年12月5日、連合岡山)
  16. 連合岡山・民主党合同企画会議(2003年12月12日、ホテルレオパレス岡山)
  17. 自衛隊のイラク派兵を許さない12.14集会・デモ(2003年12月14日、石山公園他)


(3)民主党中国ブロック関係会議

  1. 第1回幹事長会議(2003年7月16日、ホテルサンルート岡山)
  2. 第2回幹事長・選対責任者会(2003年9月13日、広島グランドインテリジェントホテルズ゙)
  3. 第3回幹事長・選対責任者会議(2003年9月27日、党本部)
  4. 第4回幹事長・選対責任者会議(2003年10月16日、ホテルサンルート岡山)
  5. 中国ブロック選対責任者会議(2003年10月28日、ホテルサンルート岡山)
  6. 民主党中国ブロック自治体議員フォーラム(2003年12月20日、岡山プラザホテル)


(4)民主党本部関係会議

  1. 全国幹事長・選対責任者会議(2003年6月14日、党本部)
  2. 2003民主党大躍進パーティー(2003年7月1日、ホテルニューオータニ東京)
  3. 2003年度「地方自治体議員フォーラム」総会・全国研修会(2003年8月3〜4日、箱根プリンスホテル)
  4. 民主党全国選挙責任者会議(2003年9月27日、民主党本部)
  5. 全国政策担当者会議(2003年8月4日、箱根プリンスホテル)
  6. 民主党新人研修(2003年10月5日、東京プリンスホテル)
  7. 民主党・自由党合併大会(2003年10月5日、東京プリンスホテル)


.国政選挙への取り組み

(1)第43回衆議院議員選挙

小泉政権の2年6カ月余りの口先ばかりの政治に対して、民主党は政権交代を訴え、自由党との合併とマニフェストを掲げた戦略が民主党の躍進につながり、次回の政権交代に向けた基盤を確立したと言えます。

そのため、全国300選挙区に267人の候補擁立にあたっては、全国で大変な努力がありました。比例単独は無しとして、政権選択の条件を整えて戦いました。自民党の一部支持層からも自民党支配への不満が高まり、民主党への期待感が強まりました。そうしたなか、県内各小選挙区候補は、前回戦った第5区、公募による第2区・第4区は1年前から選挙準備に入りました。第1区と第3区は、候補者擁立に困難をきたし、準備不足状態で選挙戦に突入しました。

そのような選挙状態の中で、各選挙区は投票率が低下したにもかかわらず、連合岡山との合同企画会議が機能したことなどから、民主党の選挙区の合計得票は、前回選挙より49,108票伸ばしています(自民党は46,141票の減少)。特に第2区の19,003票、第4区の19,715票、第5区の12,500票の増加は、堅実な日常活動と選挙戦略が合致した成果といえます。

比例代表では、岡山市第1、岡山市第2、倉敷市、玉野市、山陽町、長船町、灘崎町、早島町、金光町、鴨方町で、民主党票が自民党を上回り、前回より得票を99,040票伸ばすことができました。また、特徴的なものとして、農村部での伸びが顕著でした。中国ブロックでは、各県の第2区が善戦し、中国ブロックでは、議席を4名から6名に伸ばしました。

ただ、選挙方針で掲げた小選挙区3名以上の当選を実現することにはならず、残念な結果でしたが、比例区1名の当選は、今後の飛躍につながるものといえます。 党全体では、解散時勢力を40議席伸ばして177議席としました。しかし、第1目標であった200議席には届きませんでした。次の総選挙での一層の努力が必要です。

今回の総選挙では、菅・小沢の2枚看板という自由党との合併が、選挙本番で大きな力になりました。そうした中、菅・小沢効果を活かす県連集会を企画する中で、結果として1・2区の合同集会を開催することとしました。都市部の善戦に加え、農村部の支持の伸びを見るとき、県連として県全体の対策を講じる必要があります。また、マニフェストについても、国政レベルの政策だけでなく、地方独自の政策を検討する必要があります。

一方で、この度の総選挙では、岡山県連として、次のような特徴的な取り組みもありました。

  1. 党幹部などの応援
    選挙直前の10月22日には、菅直人代表と小沢一郎前自由党党首が来岡、10月28日の公示日には菅直人代表が来岡しました。また、選挙中盤の11月1日には、藤井裕久前自由党幹事長が岡山入りしました。菅代表については、1日に2回岡山に入るという強行日程でしたが、いずれの幹部も、日程の都合で、1・2区を中心に効果的な遊説を実施しました。

  2. 選対責任者会議の開催
    党本部からの資材の投入や、選挙に対する各総支部の取り組みの連携を図るため、選挙前段の取り組みのステージごとに、各選対の選挙業務の責任者会議を持ちました。

  3. 届出政党・比例選挙事務所の活用
    選挙事務所については、今回初めて、候補者事務所とは別に各総支部に届出政党事務所を設置し、名前の浸透と連絡事務所の機能を持たせました。また、選挙区の広い美作地区については、比例選挙事務所(津山市内)を活用しました。

  4. 届出政党・比例選挙用自動車の運行
    選挙事務所の活用とともに、選挙用自動車についても、従来の比例選挙用自動車に加えて、届出政党の選挙用自動車を仕立て、効果的に運行しました。

  5. 政見放送の制作
    衆議院選挙に認められている自主企画の政見放送については、8月から企画をあたため、9月から各候補者の動きを追って収録を重ねてきました。とりわけ合併大会にあわせての東京取材は、国会議事堂周辺や菅直人代表とのツーショットなど、満足いく映像に仕上がりました。今後の課題としては、手話の映像を取り入れることです。

  6. 新聞広告の制作と新聞折込みの活用
    新聞広告では、山陽新聞のほか、朝日・読売新聞に私費広告を掲載しました。とりわけ山陽新聞では、全紙の広告を掲載するとともに、民主党のロゴマークをカラー(赤)刷りにして、有権者の目を引く努力をしました。また、政策ビラについては、県内全紙・全地域に折込みをすることができました。

  7. 本部作成の広報資材の活用
    一方で、事前配付のマニフェストを始め、選挙本番にかけて膨大な広報資材が本部選対から届きましたが、全てを活用するというところまでは行きませんでした。


(2)第20回参議院議員選挙

 岡山県選挙区選挙
7月の参議院岡山選挙区では、前回から定数が1名となるなか、全国最大の小選挙区となっています。

昨年6月23日には、岡山県連としていち早く、県連代表で現職の江田五月参議院議員を公認申請し、公認候補として決定されています。

また、総選挙後には、連合岡山にも推せん依頼を提出し、12月5日に推せんを得て、活動を本格化させています。


.県連活動の具体的とりくみ

(1)党組織・活動の充実・強化

  1. 党員・サポーター
    3,000名以上の獲得を目指しましたが、2002年の代表選挙がらみの拡大(党員 628人、サポーター 2,140人)には及ばず1,977名となっています。第2区・4区は順調に伸び、第1区・5区・参院第1は目標の約半数、第3区は4名にとどまりました。

    〈2003年度登録数〉
    総支部 党員登録数 サポーター登録数 登録数合計
    目標 登録 目標 登録 目標 登録
    第1区 102 70 536 193 638 263
    第2区 20 41 200 244 220 261
    第3区 7 2 10 2 17 4
    第4区 20 10 100 102 120 112
    第5区 30 12 800 416 830 428
    参第1 500 325 1000 478 1500 803
    直 轄 225 42 195 40 420 82
    合 計 878 502 2820 1475 3725 1977

     

  2. 県連・総支部体制の強化
    第2区・4区・5区総支部は、総選挙必勝のため、前倒しの選挙準備にとりくみ、体制の確立が図られました。

    第1区・3区総支部は、総選挙の候補者決定に手間取りましたが、急きょ候補者決定を行い、選挙戦を通じ支部組織を確立いたしましたが、十分な形には至りませんでした。

  3. 党内外の意見の反映
    党員・サポーター、及び党外の市民・県民の意見の反映については、総選挙の準備活動の中で、各種集会を通じて多くの意見をきくことができました。

  4. 広報活動の強化
    岡山県連のホームページ、メーリングサービス、ファックスニュースなど、広報活動を充実させました。

    とりわけメーリングサービスについては、登録いただいた党員・サポーターの皆さまに、原則として毎日県連の活動などを報告しています。

  5. 広報板・政治活動ポスター
    民主党広報版・政治活動ポスターについては、総選挙の各総支部の政治活動として最大限のとりくみを行いました。

    これとあわせて、党掲示板の設置をした各総支部に対しては、新設枚数に応じて経費負担を行う費用助成制度も継続しています。

    今後は、既設の掲示板についても、維持費用を補填するなどの対策を検討する必要があります。

  6. 女性・青年対策
    女性・青年対策については、総選挙を通じて多くの人が民主党に支援をしてくれました。議員個人の後援会活動や、クラブデモクラッツ中国との連携を図りながら、この方々に日常的に活動してもらう場の提供を進めています。

  7. 街宣活動
    「おはよう730」の定着と、総選挙準備の街宣活動は、県連・総支部ともに活動を強化してきました。この活動を継続して課題別に行われなければなりません。

(2)自治体議員の拡大

昨年の統一自治体選挙の反省から、4年後の岡山県議選の候補者発掘にすみやかに着手するとしていました。具体的な候補者発掘に至っていませんが、今回の総選挙を闘う中で、党組織の足腰の弱さを痛感しました。それらを教訓とする中で、具体的な地区、支援者の活動等々を分析する中で積極的にすすめます。

無所属の自治体議員とのネットワークについては、昨年末に民主党中国ブロックとして勉強会(年金改革について、三位一体改革について)が開催され、岡山県内の議員に積極的に働きかけを行いました。

(3)市民・県民参加の講演会・勉強会及び地域からの政策実現

市民・県民参加の勉強会等については、総選挙に向けた事前の政治活動を通じて、各総支部でとりくまれました。

この活動は、県連・各総支部において地域性等を考慮の上、特色ある活動を継続発展させなければなりません。


2004年1月31日 民主党岡山 第9回定期大会議案書

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