2001年5月26日 民主党岡山 第6回定期大会議案書 |
1.はじめに
私たち民主党岡山県連は、昨年8月に定期大会を、そして10月に臨時大会を開催しました。「リベンジ岡山、さあ21世紀へ! 〜一人ひとりが原動力〜」のスローガンを確認し、とりわけ党組織・党活動の再建と、各種選挙への積極的な取り組みを、方針として決定いたしました。
以降国政では、参議院選挙制度の改悪にはじまり、昨年秋の加藤政局、株価低迷、不景気、KSD問題、外交機密費問題、「えひめ丸」事故、ゴルフ会員権問題、記録的な内閣低支持率、森降ろし政局と、度重なる不祥事や国民不在の政治があまりにも続きました。今年4月、このままでは参議院選挙が戦えないとの危機感から森首相は辞任し、自民党総裁選が行われました。各都道府県連の予備選挙で小泉純一郎氏が、最大派閥と各種団体をバックにつけた橋本龍太郎氏に圧勝し、そのまま本選でも当選しました。
「聖域なき構造改革」を掲げ発足した新内閣の支持率は、細川内閣のそれを上回る80%を記録、「政治を変えてほしい」という国民の期待を集めています。そしてその「小泉人気」を道具に使い、自民党体制の延命を果たそうと、自民党内では衆・参ダブル選挙を求める声が表面化してきました。しかしながら「聖域なき構造改革」を断行する上で、自民党の構造自体が最大の障害であり、表紙が変わっても中身が変わらぬままの自民党が大勝すると、改革は間違いなく先送りされます。
小泉氏の人事は、自民党三役は大派閥から小派閥に変えただけ、閣僚は大から小までの全派閥に割り振りました。副大臣・政務次官人事に至っては、これまでと全く変わらぬ派閥均衡でした。これを見ても、自民党の派閥政治が完全に解消されたわけではなく、形を変えただけに過ぎないことは明らかです。また政策も、総裁選挙では自民党の改革しか言及しておらず、日本の経済社会の改革については不十分でした。やはり今の自民党は表紙が変わっただけに過ぎません。真の改革が行われるためには、政権交代が実現し民主党が与党になるということでしか道は開かれません。
そして本日、県連結成以来初めて、しかも衆議院とのダブルも想定される参議院選挙を目前に控え、県連定期大会を開催いたします。来るべき政治決戦に勝利し、政権交代の波を岡山から起こさなければなりません。皆様と徹底的に討議することで、本大会をその出発点にしましょう。これまでの経過の報告と今後の方針を提起いたします。
2.民主党岡山県連常任幹事会の活動(2000年10月1日臨時大会以降)
<2000年> | |
10月6日 10月17日 10月22日 10月22日 10月27日 10月28日 11月3日 11月10日 11月11日 11月12日 11月17日 11月19日 11月19日 11月21日 11月25日 11月28日 12月2日 12月3日 12月7日 12月8日 12月14日 12月17日 12月19・20日 12月22日 12月27日 |
県連中国四国地震災害対策本部設置 党本部常任幹事会(第19回参議院選挙第1次公認決定) 知事選・県議補選投開票日 県連常任幹事会 県連U40会議・オープンミーティング 県連参・衆候補者選考委員会 民主党県連・連合岡山定期協議 選挙実務者勉強会(4区総支部主催) 菅直人幹事長来岡 県連常任幹事会 民主党全国政策担当者会議 高梁市長選挙告示日(無投票) 県連緊急常任幹事会 参議院選挙対策事務局会議 県連U40会議企画「石田さん家で鍋を囲む会」 参議院選挙対策事務局会議 菅直人幹事長来岡 県連常任幹事会 参議院選挙対策事務局会議 県連ホームページ開設 県連参議院選挙対策本部発足式 参・衆候補者選考委員会 2001政権奪取大作戦 NPO支援税制・民主党案意見交換会 県連U40会議企画「『バトル・ロワイアル』を観る会」 |
<2001年> | |
1月6日 1月16日 1月18日 1月20日 1月20日 1月28日 2月2日 2月4日 2月10日 2月14日 2月18日 2月20日 2月26日 2月26日 3月10日 3月12日 3月16日 3月16日 3月17日 3月23日 4月4日 4月5日 4月6日 4月7日 4月8日 4月8日 4月14日 4月19日 4月21日 4月28日 5月6日 5月7日 5月11日 5月13日 5月14日 5月19日 5月20日 5月20日 5月24日 5月24日 5月26日 |
県連常任幹事会 県連参院選対会議、臨時常任幹事会 県連参院選対企画準備会 民主党全国幹事長会議 2001年度民主党定期大会 倉敷市議会議員選挙投開票日(推薦候補は全員当選) 県連U40会議企画「姫井成さんを囲む会」 参・衆候補者選考委員会 県連常任幹事会 県連事務局会議 民主党県連・連合岡山定期協議 県連事務局会議 民主党ネクストキャビネット懇談会・シンポジウム 県連U40会議・オープンミーティング 県連常任幹事会 県連総社市採石場事故対策本部設置 民主党全国幹事長・選対責任者会議 民主党中国ブロック協議会 県連U40会議・オープンミーティング 持ちまわり常幹 県連事務局会議 県連U40会議企画「中小企業セミナー」 県連参議院選挙対策本部を大元・石田事務所へ移転 県連常任幹事会 美作町議会議員選挙投・開票日 民主党県連・連合岡山定期協議 中山間地フォーラムin岡山 民主党県連・連合岡山事務局会議 党本部女性キャラバン 第2区総支部第2回大会 県連常任幹事会 県連事務局会議 民主党県連・連合岡山事務局会議 民主党県連・連合岡山合同企画会議 県連事務局会議 県連候補者選考委員会 県連選対会議(常任幹事会) 県連事務局会議 連合岡山政治学習会 U40企画「枝野幸男さんを囲む会」 鳩山代表対話集会 |
3.経過報告(2000年8月26日第4回定期大会以降)
前回大会以降、小選挙区総支部の再建と参議院選挙準備が中心となったため、組織問題などで必ずしも活動方針に則った活動が出来ない部分もありました。しかしながら、部局毎にいくつかの新しい試みを実行し、成果を挙げることも出来ました。
以下、経過を報告いたします。
4.2000年度決算報告 ※別刷り
5.活動方針
民主党は、総選挙を通じて政権獲得へのチャレンジャーの資格を得ました。政権を担い得るという自信とそれを着実に育て拡大していく事と同時に党活動を充実・強化し、党勢拡大に繋げて行くことが今後の大きな課題です。
「民主党」こそが旧態依然とした政権に代わって新しい政治を拓き、その中心になる事が出来ると信じ、実力と自信を着実につけ、県民に私たちの政治信条と行動を示さなければなりません。
以上の基本的認識に立って、今後の県連活動の方針について提案いたします。
(1)われわれのめざすべき運動の基本目標
6.2001年度予算(案) ※別刷り
7.参議院選挙闘争(案)
巨額の税金をつぎ込んでも一向に回復の兆しを見せないわが国の景気。長引く不況。膨れつづける借金の山。そして、将来への不安。
一部の者の利益しか考えず、国民のためには何も変えてくれない政治に、国民は失望し、あきらめを感じていた。
今度の自民党総裁選挙は、国民が抱いていたそんな政治への諦めから、「何かが変わるのでは?」という一縷の希望の火をともす結果となった。
しかし、この自民党の中での小さな政権交代は、失言を重ね大変な不人気であった政権の顔が、少々自分の言葉で政策を語れる顔へと、表紙が変わったに過ぎない。
さらには、「改革」をお題目のように唱えているが、その具体的な中身については、未だ明かにされていないのが現実である。
小泉内閣に代わっても、自民党の利権政治の本質は全く変わっていない。民主党でなければ、この悪しき政治を打破できないのである。
民主党は、この異常なまでの内閣支持率に怯むことなく、「最良の国、日本の創造」「すべての人に公正であるために」という、改革の理想の旗をかざし、この厳しい参議院選挙を戦わなければならない。
ここ岡山での我々の相手は、自民党利権政治の中枢を担う最大派閥の現職大臣であり、派閥の既得権益を死守するために森前政権から留任した大臣である。
この閉塞した日本の状況を打破し、硬直化した日本のあらゆるシステムを改革できるのは、永田町にあっても普通の人の感覚を忘れていない我々民主党と石田みえ候補だけである。
我々は、真の改革の担い手が誰であり、改革の足を引っ張るのは誰であるのか? 岡山県民に判断のための材料を明確に示し、岡山から日本を変えるための一票を投じてもらおうではないか。
国民は、自分たちの一票の積み重ねが政治に変革を起こせること、政治を「変わるはずのない」ものでなく「変わるかもしれない」「変えることができる」ものなのだということを、近年の政治動向などから経験した。
我々は、その経験による国民の意識変化をチャンスとしてしっかりと掴み、参議院選挙を果敢に戦いぬく覚悟である。
保守王国ここ岡山で我々の擁立する石田みえ候補は、政治を常に身近な暮らしの目線で考え、生活者の政治を実践してきた議員である。石田みえ候補の訴えるキャッチコピー「変わる勇気と代える決断」は、必ず県民の心を揺さぶり、共感を呼び、日本を変える大きな役割を果たすと確信している。
岡山が変われば、日本が変わる。
女性の元気が日本を変える。
我々の手で、日本の政治を変えようではないか。
民主党岡山県総支部連合会「役員選出規定」のとおり、以下の方法で役員を選出する。
役職 | 旧役員 | 新役員 |
代表 | 江田 五月 | 江田 五月 |
副代表 | 石田 美栄 | 石田 美栄 |
一井 淳治 | 一井 淳治 | |
河田 英正 | 河田 英正 | |
熊谷 裕人 | 熊谷 裕人 | |
田淵 雅子 | 田淵 雅子 | |
樽井 良和 | はた ともこ | |
はた ともこ | ||
幹事長 | 草苅 隆幸 | 草苅 隆幸 |
幹事長代行 | 森本 徹磨 | 森本 徹磨 |
副幹事長 | 湯川 憲比古 | 湯川 憲比古 |
横山 泉 | 横山 泉 | |
幹事 | 綾 大介 | 綾 大介 |
上西 庸雄 | 上西 庸雄 | |
塩見 俊輔 | 塩見 俊輔 | |
田原 清正 | 田原 清正 | |
服部 莞爾 | 服部 莞爾 | |
羽場 頼三郎 | 羽場 頼三郎 | |
姫井 成 | 姫井 成 | |
姫井 由美子 | 姫井 由美子 | |
藤本 明司 | 藤本 明司 | |
元田 弘祐 | 元田 弘祐 | |
若井 たつ子 | 若井 たつ子 |
大 会 宣 言信念を持て!本質をさがせ! 私たちの危機感とはどこに存在しているのか。日本の危機の本質は何か。それは財政破綻なのだろうか。わが国は、景気対策のための赤字を積み重ねて、国と地方あわせて666兆円もの大借金をつくってしまった。だが、勇気ある人間がいる限り、やり直しは出来る。経済破綻は人間の敗北ではない。やり直さないことこそ敗北なのだ。 2001年 5月 26日― ―――― ― 民主党岡山県総支部連合会第6回定期大会 |
2001年5月26日 民主党岡山 第6回定期大会議案書 |