投稿記事「2000年総選挙での民主党の敗因について」に対する感想
2000年6月28日(水)02時11分 Murapy
民主党を支持する者のひとりとして感想を書かせていただきます。
私は、ある地方連合の地域協議会の事務局を担当している者です。今回の総選挙に関わったこと、また、何点か気になったことがありましたので、書かせていただきます。
私が受け持った民主党の候補の方、ほとんどが労組に頼っていたことは紛れもない事実です。ただ、そのことが失敗だとは思いませんでしたし、今後もこの状況は続くと思います(連合あるいは民主党双方が見捨てなければ)。あまりにもポッと出の候補者が多く、後援会組織そのものがない状態で選挙戦に突入したからです。これは選挙の勝敗に対する最大の弱点だろうと見ています。
次に、他の連合組織の選挙対策はどのようなものかは知りませんが、当方では候補者に対する外部支援団体だと思って活動しています。あくまでも候補者の主力選対組織は候補者の後援会だと考えているからです。後援会主導が本筋であり、労組選対が主力だとは思っておりません。 #労組の組織内候補であれば別ですが・・・。
ですので、裏を返せば、後援会組織が頼りない、あるいは実体がないことが労組に頼るという行動に出るのではないでしょうか?少なくとも、私が受け持った候補者はそのような状況でした。
そして、連合としては連合独自の活動を展開しています。
その一つが「投票に行こうよ!」だと思います。投票に行きましょう!と、駅頭でのビラ配布をしたり、投げ込みをしたりしながら、投票率アップを狙って活動しています。 #残念ながら、今回は実効が上がらなかったですが・・・。
そう言ったことで、労働組合に頼ったこと自体が敗因だとは思いません。後援会組織が活性化していないのが最大の要因でしょう。まずは地道に足腰を強くすることが選挙に勝つ秘訣だと思っています。
あと、もう一つ・・・。
各労組の仕事は組織内の票を固めるのが最大の仕事です。自分のところの組合員の票を押さえられない組織は、もはや組織ではないと言ってもいいでしょう。ただ、これが一番難しいのですが・・・(笑)。
乱文で申し訳ありません。