河田英正の主張 |
2000/10/26 うまいぞ、「哲西栗」そして陪審
私は、約20年前から阿哲郡の人から毎年送られてくる哲西栗をいただいています。ほんとにおいしいです。送って下さっている方は、その方の甥御さんが、六甲山で暴走行為をして逮捕され、刑事事件の弁護を担当したのが縁です。当初は、その少年の父親から送られてきていましたが、その方が亡くなられ、叔父さんから送られるようになりました。送られてくるごとにその事件のことをおもいだします。その少年も今では40歳ぐらいですが、どんな生活を送っているでしょうか。
このときの法廷は戦前からの煉瓦造りの建て替え前の神戸地方裁判所でした。日本でもかつて一時期行われていた陪審員の席が設置されていた陪審法廷の構造の法廷でした。今、司法改革の一環として陪審を再び復活させようという動きがあります。陪審の導入は、官僚司法から国民にひらかれた司法への大きな武器となるのではないでしょうか。甘い栗とともに頭をよぎる出来事です。
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