河田英正の主張

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2000/10/27 なぜ政党か、なぜ民主党か

 内閣総理大臣は、国会の多数決で選任されます。国会で多数の意見を集約できるグループが政権を構成することができるのです。どのような政権をつくるのかこの点で一致できることのできるグループが政党なのではないでしょうか。今の憲法は政党政治を前提としているといえます。政権構想をもたない政党は政党とはいえないし、無党派では政党の役割を行使することができません。このことは、民主主義社会における無党派の意義を否定するものではありません。

 私は、かつて民主党公認で選挙に立候補しました。民主党の政権構想を是としたからです。しかし、個別の民主党の考えについては異なった意見を持っている場合もあります。この意見は党内外で自由に意見をいうことができます。政権構想に直接関わること以外は自由であるのが原則です。私も、多くの無党派の人たち、特定の問題について同じ考えをもっている政党以外の人たちとともにいくつかのグループで活動をともにしています。民主党のなかでもさまざまな問題について必ずしも同じ考えで統一されているわけではありません。同じ法曹であるせいか、江田議員とは憲法問題を含め、考えはよくにているのではないかと思っています。

 なぜ、民主党か。自民党に代わりうる政党は民主党しかない。なによりも民主党は市民を主役と考える民主主義を大切にする理念をもっている政党だからです。このようなホームページで自由に発言できるではないですか。


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