人事の季節
春です。4月です。列島まるごと人事異動のシーズンです。
わが岡山弁護士会も、4月1日、新執行部が就任しました。(「岡山弁護士会へようこそ」コーナーの「会長ごあいさつ」が、新会長のものに更新されています。ぜひお立ちよりください♪)
弁護士会の役員は任期1年、無報酬です。岡山弁護士会に限らず、日弁連の会長と事務総長(どちらも任期2年、ちょっとだけ有給)以外は全部そうです。しかも相当の小規模会以外では(不文律でもって)1期かぎりです。
会長・副会長はかなりの激務で、任期の年には本業の収入が半減するとか言われています。これが日弁連副会長(全国から13人、任期1年、無給)となるとさらにタイヘンで、1年のうち100日以上は日弁連(東京)で仕事をしなきゃならんのだそうです。ご存じのとおり1年には365日くらいしかなくて、しかもウイークデーは260日くらいなので、これはちょっとシャレにならん状態です。本業のほうは当然、開店休業。
それで問題はないのかって?それはアナタ。地方の弁護士会はまだいいですよ。日弁連となると、一応日本のオピニオン・リーダーの端っこくらいの重みはあるわけですからね。こういう、田舎の高校の同窓会の幹事の回り持ちみたいなシステムで、それでいい訳ァないじゃありませんか。副会長なんか、担当分野の中身がわかりはじめた時分にちょうど任期がキレる、って説までありますよ。
マズいよね、これ……あ、公式見解はちがいますよ。公式見解はちがいますけど、みんなハラの底では、これじゃマズいなと思ってるハズなんですけどねー……
(2002/04/10)
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