江田五月 活動日誌 2000年10月(21〜31) >>日程表

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10月21日(土) 県議補選応援(住吉さん)、情報労連大会、首相失言

今日は、各地の選挙の最終日です。参議院滋賀県選挙区補選と衆議院東京21区補選がメインですが、私は、岡山県議補選の応援に行きました。玉野市・灘崎町選挙区に出ている民主党推薦の住吉良久候補の応援で、自民党公認候補との一騎打ちです。

8時から1時半過ぎまでと4時から8時まで、選挙カーに乗り込み、街頭演説5ヶ所と打ち上げ式で挨拶。さらに、マイクを持って連呼をしたら、のどがいかれました。各地で大きなご支援を頂きましたが、まだ勝てたとの確信は持てません。最後まで頑張ったほうが当選となるのでしょう。

途中抜けたのは、岡山市に移り、3時からの情報労連岡山県協議会の定期大会に出席したためです。挨拶で、国会情勢の説明などに触れ、民主党への支援を訴えました。

8時、打ち上げ式のあと、はたともこさんと事務所スタッフと、玉野市で夕食。久しぶりに鍋をつつきました。

森首相がまたまた失言。訪韓中、英国のブレア首相との会談の中で、日本人拉致疑惑について、秘話を披露したというのです。森首相が団長として3年前に北朝鮮を訪問した時、「第3国で発見」との与党の打開案を、北朝鮮側に示したというもの。森さんは、首相の発言の重みをどう考えているのでしょう。外交のセンスもゼロです。追及材料がまた増えました。



10月22日(日) 知事選投票、民主党県連常幹

今日は、各地の選挙の投票日です。岡山県では、知事選挙に現職の石井さんと共産党推薦の石井さんが立候補。民主党は独自候補を擁立できませんでした。かといってどちらの石井さんも推薦できず、自主投票としました。県民の皆さまにお詫びします。連合岡山が現職推薦だったので、足並みの乱れが取りざたされましたが、このくらいの違いはありうることだと思います。

11時に投票。しかし投票所は閑散としており、投票率はかなり低いと思います。良いことではありませんが、仕方ありません。

1時に知人のお見舞い。3時から5時半まで、民主党岡山県連の常任幹事会。まず私から、国会情勢を報告。県内情勢として、知事選、玉野・灘崎の県議補選、県議会、岡山市議会報告など。鳥取県西部地震の対策本部の取り組みも報告。

議題として、県連内に作った男女共同参画、企画広報、市民ネットワーク、自治対策など各委員会の活動報告と方針協議。「月刊民主」岡山版、民主党広報板、インターネットHPの取り組みや連続講演会の企画を決定し、はたともこさん提案の「U40会議」も了承されました。各総支部党員名簿の県連への提出も始まりました。10月28日13時、岡山市男女共同参画条例の検討会が、さんかく岡山で開かれます。11月15日告示の高梁市長選挙につき、現職の立木大夫さんから推薦要請の挨拶がありました。他に立候補の動きがありますが、まだはっきりせず、時間切れということもあり、立木さんの推薦を決定しました。来年早々の倉敷市会議員選挙の情勢検討。

夕食後、9時に自宅を発って玉野市の住吉事務所へ。選挙結果はいかに。


万歳!、住吉当選!

万歳! 住吉良久候補が当選しました。出口調査も投票用紙の山も、両者譲らず、最後まで激戦でした。10時40分過ぎ、住吉当選の報が入りました。玉野市は、住吉18206票、加藤浩久候補16756票、灘崎町は、住吉3448票、加藤3708票、合計では住吉21654票、加藤20464票。その差1190票でした。

自民公認の加藤候補は、弔い合戦の上、自民県議2人分を合わせると、住吉は絶対かないません。しかし、民主推薦の住吉は、連合地協の支援を受け、後援会も全力投球。何より本人と家族が火の玉になりました。民主党は、国政選挙では0勝2敗でしたが、ここでは勝利。リベンジの、幸先良いスタートです。



10月23日(月) 駅前演説、事務局会議、名古屋、民事再生法改正案

今日は、7時半から定例の岡山駅前街頭演説。知事選挙の期間中は選挙運動以外は禁止のため、久しぶりでした。昨夜遅くなったためか、羽場市議以外の参加弁士はなく、私が、東京21区、滋賀選挙区、知事選、県議補選などの報告と参議院での非拘束名簿方式をめぐる攻防につき、8時20分まで話し、羽場君が締めました。あっせん利得、少年法、森首相の失言、中川官房長官の醜聞など、話題山積ですが、時間がありません。

9時半から事務局会議。長船町の女性の方から、最近の訪問活動が不満足なので、サポーターを辞めるとのきついお叱りの手紙が届きました。スタッフに、早速お訪ねして、よく話を聞くように指示。時間切れで、10時過ぎの新幹線で名古屋へ。知人と駅ビルのホテルで昼食。立派なホテルで、びっくりしました。

2時過ぎの新幹線で上京。4時半、法務省民事局長らが来室。官房長も途中から加わって、法務省提出予定の2法案の説明を聞きました。「民事再生法改正案」は、和議を手直しした民事再生手続きを、個人にも適用できるようにするものです。個人破産が激増していますが、破産してしまったのでは、債権者も回収できず、債務者も立ち直れず、社会的損失です。債務者が最大限の誠意を示せば、債権者は、全額でなくても最大限の回収で、納得できることがあります。債権者の半数が納得すれば、弁済できない部分は債権放棄して貰って、破産せず立ち直れるようにする制度を、個人にも認めるというもの。もう1つは「外国倒産処理手続きの承認援助に関する法律案」です。いずれも参議院先議となります。
http://www.moj.go.jp/HOUAN/houan06.htmlをご覧下さい。

夜は知人と一杯。



10月24日(火) 審議再開へ、役員会、英語取材、東ティモール議連

今日は、さまざまな協議。審議を開始するには、党内の合意、野党間の協議、与野党間の協議と、段取りが大切。間違えると大変です。手間暇かかるのも民主主義のコストです。

12時から、常任役員会。野党で協力して、KSD、森首相失言(拉致問題)、中川長官醜聞などの追及のため、衆参で予算委員会の開催を求めます。議長不信任案を出したのだから、審議開始にはきっかけが必要だという意見がありますが、民主党は特にこだわりません。順調にいけば、明日のクエスチョンタイム以降、理事間協議などが始まりそうです。

衆議院で、民主党として「公職選挙法改正案」を提出。(1)参議院の比例区を廃止し、広域選挙区を作ること、(2)鹿児島県の定数を2名減らし、広域選挙区の定数を90名とし、全体で現行より12名削減して240名とすること、(3)施行は来年の選挙後とすることなどが内容です。

午後は、メールに返事を出したり、来客や記者の取材があったり。4時半から、司法制度改革につき英語で約1時間、Far Eastern Economic Reviewの記者の取材を受けました。

5時半から竹村泰子さん、岡崎トミ子さんらと、「東ティモール問題を考える議員懇談会」の役員打ち合わせ。1986年11月に、私が事務局を担当し超党派で作ったのですが、昨年の住民投票から現地も国際関係も状況が一変しました。そこで「東ティモール議員連盟」と改称し、目的も「東ティモールの民族自決の完全実現と新しい民主主義国家建設の支援」と明確にし、組織を再編することとしました。



10月25日(水) 科技部会、理事合同会議、参考人、少年法協議、NPO税制

今日は、8時から民主党の科学技術部会。人胚等につきPTがまとめた法律案を民主党案として提出することを、最終的に了承しました。そこで、政府案と民主党案を相打ちとしてどちらも廃案としてしまうのか、政府案に何らかの修正を加えて成立させるのか、腹づもりを決めなければなりません。私は、政府案の見直し規定を修正し、将来は民主党案のような立法にする道を開けば、今回は良しとすべきではないかと主張しました。今後の審議状況を見ながら判断します。

昨夜遅く、本日1時からの衆議院の政治倫理・公職選挙法改正特別委員会に、参考人として意見陳述するよう、要請されました。そこで午前中はその準備に追われました。10時からは、質疑に立つ山花郁夫衆議院議員と打ち合わせです。

12時から、民主党国対・理事合同会議。井上議長不信任案が否決された後、野党は本会議審議に加わらず退席しているので、議長から今後の不偏不党の議事運営につき決意表明を受けた後、審議復帰する方針が確認されました。

1時から3時過ぎまで、衆議院特別委員会で、参考人として意見陳述と委員からの質疑を受けました。長い国会議員の経験でも初めてのことでした。実は与党は、私たち参考人の意見を形だけ聞いて、今日中に委員会で採決するつもりのようなのです。それではあまりに屈辱的だと抗議し、野党の立場を最大限主張しました。

3時45分、衆議院法務委員長室で、少年法改正案の修正協議。与党から杉浦、谷垣両衆議院議員、民主党から佐々木、平岡両衆議院議員、小川敏夫参議院議員と私で、今日は時間がなく、顔合わせのみ。4時過ぎの新幹線に飛び乗って仙台へ。

6時半から8時過ぎまで仙台駅前のホテルで、NPO議員連盟主催のフォーラムにパネリストとして、加藤紘一会長、熊代事務局長、鶴保さん、達増さん、辻元さん、堂本さんと一緒に出席。NPO支援税制に対するNPO関係者のご意見を承り、各党の取り組みを報告し、ぜひ超党派で実現させようと意見一致。終了後8時45分の新幹線で帰京。車中で参加者一同賑やかに一杯やりました。

衆院・政治倫理・公職選挙法改正特別委員会会議録

改正案は2つの動機不純が根底に
参考人聴取で江田参議院議員

この日午後1時から行われた参考人からの意見聴取では、民主党の江田五月参議院議員が発言した。

江田議員は、「与党案は、与野党が今年2月に参院選挙制度改革協議会が出した『当面は現行制度を維持する』という報告に反する」と参院の経過を説明。さらに与党案の背景には、久世問題のすり替えと、来年の参院選での得票増をねらう「2つの動機不純」が根底にあると指摘。また、「顔の見える人の得票が顔の見えない人の当選に使われる、国民の意思を無視した制度。(自民党の旧来の支持基盤である)役所ぐるみ、業界ぐるみ、企業ぐるみ、首長を巻き込んだ選挙をもくろんだもので、行政改革、規制改革の方向に逆行する制度だ」と批判した。

山花郁夫議員が質疑で、参院で野党が審議に応じなかったことへの説明を求めたのに対し、江田議員は「各会派・政党間の信義を捨て去って与党案が出てきた。そういうやりかたを受け入れるわけにはいかなかった」と述べた。

(民主党ニュース・トピックスより)



10月26日(木) 全印刷、司法改革、少年院、公選法、家裁、NPO、少年法、憲法

今日は、8時から全印刷局労働組合との朝食会。大蔵省印刷局で働く皆さんの組織です。年間40億枚の製造能力を求められていたのに、発注がどんどん減少。将来、生産能力が不安になるようでは困ります。

8時45分から、司法制度改革PTに遅れて出席。ロースクールの検討で、既存の大学に設置するのでよいのかが論点ですが、結論まで行きませんでした。

9時発で、少年犯罪総合対策PTで多摩少年院の視察。歴史の古い中等少年院で、裁判官時代に何度も訪れました。定員より多くの少年を収容しています。最近の傾向だと思います。溶接、木工などは昔のままですが、パソコン教育は以前はありませんでした。やはり時代です。少年院教育は、なかなか難しいのですが、頑張ってくれています。

12時過ぎに国会に戻り、両院議員総会。1時からの衆議院本会議で、非拘束名簿方式の法案が可決されます。与党は党利党略で、民主主義の根っこを掘り崩しています。国民の皆さん、ぜひ来年の参院選まで覚えておいて下さい。

1時40分発で3時半まで、東京家庭裁判所の視察。平成6年新築の庁舎で、きれいです。成人事件の法廷を見ようとしたら、鍵が掛かっていて入れません。私が、裁判官用の入り口があるだろうと言って、見当をつけてドアを開けると、難なく入れました。勝手知ったる他人の家。法廷の構造が、現職の人たちより身に付いているというのも、複雑な心境です。予想どおり、補導委託先がずいぶん減っているそうです。この辺が本当は問題なのです。

4時からNPO委員会。民主党の支援税制案を確定。法案にします。全国のブロック毎に委員を割り当て、各地のNPOと密接な連絡を取ることにしました。

6時から、民主党の少年法修正案につき弁護士さんと協議。未来を託す少年たちのことなのです。大人が今の政治の思惑でぶつかり合っていてはいけません。どんなに意見が分かれていても、何とか合意を見つけたいものです。昨日の衆議院での修正協議は、与党から実質ゼロ回答だったようで、粘り強い協議が必要です。

7時から、民主党憲法調査会の審議の進め方につき、鳩山代表、鹿野会長、横路副会長と私とで協議。



10月27日(金) 役員会、憲法役員会、法務理事懇、ロースクール、少年法

今日は、挨拶まわりの外出。9時半に、ゼンセン同盟の高木会長。司法制度改革審議会の委員で、いよいよ中間報告目前なので、意見交換です。少年法についても。11時過ぎに、商業労連の南雲会長。非拘束名簿方式につき意見交換の途中で、電話が入り、急遽国会へ。

11時45分から緊急に常任役員会。10時からの、井上議長と野党各派代表との会談の報告です。議長は、「与野党間の信頼回復を図る努力の機会もなく、議事を進めざるを得なかったことは、誠に遺憾です。今後、各会派のご意見を頂きながら、中立・公平をむねとして、院の運営にあたります。」との趣旨を述べ、久保議員会長は、「正副議長は公正・中立・円満な運営に努力して欲しい」と述べ、一件落着。参議院も全面正常化することになりました。

12時から、民主党の憲法調査会役員会。私は事務局長として、昨夜の協議に基づき、分野別の作業部会の人事体制を報告、了承されました。(1)総論:中野座長、藤村主査、(2)統治制度:吉田之久座長、島主査、(3)人権:江田座長、石毛主査、(4)分権:笹野座長、枝野主査、(5)国際・安保:伊藤英成座長、仙谷主査。各部会に4ないし5人の幹事を置き、さらに委員を募ります。横路さんはご希望で(5)の幹事になりました。激論は大いに結構。しかし、党内に議論の場を作ったのですから、激論はここで闘わせ、未来志向で素晴らしい方針をまとめたいと思います。総論は来年の参院選までにまとめ、その他は来年中に中間報告まで行きたいと思います。憲法草案起草ではありません。考え方のまとめです。

1時半、NTT労組の立川副委員長。2時半、法務委員会理事懇談会。来週の委員会の持ち方を合意しました。3時、憲法調査会役員会の結果につき、記者ブリーフ。3時半、司法制度PTの細川事務局長と、ロースクールにつき協議。

5時半のバスで、宿舎へ。HP書き込み中に、衆議院法務理事の佐々木さんから電話。少年法をめぐって、党内外とも緊迫しています。これから夕食を食べて、最終新幹線で帰岡します。



10月28日(土) 旭操敬老会、高梁市長選、権現さん、候補者選考委員会

今日は、10時半から地元旭操学区の敬老会。小学校体育館で式典とお楽しみ演芸です。200人ぐらいのお年寄りに、感謝の挨拶をしました。謝辞を述べられた方が、「私たちの世代は、大変悪いことをしました。」と話し始められ、日中戦争から広島、長崎まで話を進められたのには、びっくりするやら、感激するやら。保育園児が、30分近くの「桃太郎」のミュージカルを披露。可愛かったです。

2時半、高梁市で来月半ばから始まる市長選挙の立木大夫候補と政策協定の調印式。情報公開、男女共同参画、少子・高齢化対策などを盛り込みました。

思い立って、森田行覚さんが近々新築法要をされる立石の権現さんこと光本院に伺ってみました。高梁市の山奥で、まさに奥の院。いかにも森田さんの人柄に似つかわしい質素な祠で、晩秋の雰囲気を楽しみました。案内くださった吉備工房さんに、お礼申し上げます。

5時過ぎから、民主党県連の候補者選考委員会。参議院選挙区選挙が、1名区になったので、石田みえ選挙は、デスマッチです。来年1月の倉敷市議選が重要なのですが、候補者選考ははかばかしく行きません。

夜は、知人と1杯、1曲??。


現実の非拘束名簿方式は……、知恵比べ

今回成立した「非拘束名簿方式」は、個人名と政党名のどちらを書いても良いことになっており、そこが問題なのです。私も、衆議院特別委員会に参考人として呼ばれた時、指摘したとおり、まず必ず政党名を書くこととし、さらに個人名を書いてもい良いこととするなら、それはそれで面白い制度だと思います。ですが問題は、多数を持っている与党は、それをさせないのです。私たちがこれがいいと思う制度は、彼らには困る制度で、だから彼らはそれを認めないのです。私たちがこう行動するべきだと思っても、彼らは別の行動をするのです。主観的願望のとおりにはならないことをご理解ください。

さらに付け加えます。悪い制度だからといって、必ず与党が勝ち、野党は負けると、私は思っていません。国民は馬鹿ではないし、対処方法はあると思っています。知恵比べです。



10月29日(日) 岡山一般労組大会、揮毫、しゃぶしゃぶ

今日は、9時半から全国一般労働組合岡山地方本部(岡山一般)の大会に出席。中小零細企業の労働者が、一人でも加入できる、特色ある組合で、民主党にも厳しい意見をもっています。緊張して挨拶しました。

その後は、事務所でたまっている揮毫を済ませました。色紙が50枚ぐらい、半切が20枚ぐらい。高校時代に書道部のキャプテンをしていたので、書は苦にはならないのですが、満足できる作品となると、簡単ではありません。凝りだすと大変。禁欲的に、数をこなすことにのみ精を出します。そうすると、後で後悔します。

夕方帰宅して、寒あやめが根詰まりしているので、掘り起こして植え替え。今が適期かどうか知りませんが、時間が空いた時しか出来ないのです。

妻としゃぶしゃぶで外食。他のお客のいない時、お店の人と、国も県も自民党議員は酷いと憤って、盛り上がりました。2人で4000円、安上がりの宴会でした。



10月30日(月) 駅前演説、石田選挙、コーラス、少年法憤懣!、工藤泰治さん

今日は、7時半から恒例の駅前演説。石田みえさんに続いて10分ばかり話して、8時過ぎの新幹線で上京。昼食をとりながら、スタッフと来夏の参院選岡山選挙区の石田選挙につき協議。

1時から、「六本木男声合唱団」の特別練習。エイズ・チャリティー・コンサートの時の仲間で作った合唱団です。まもなく発表会なのに、練習がはかばかしくないので、特訓です。しかし途中退席。

3時過ぎに、高見裕一さんが来室。無農薬野菜宅配のらでぃっしゅぼーやで知られた元衆議院議員で、来夏の参院選に比例区で出馬予定です。私とはラオポンユウです。がんばれ、高見!

4時から法務部会。少年法が明日にも委員会採決。民主党は修正案を提出していますが、修正協議は進展のないまま、時間切れです。修正協議がまとまらなければ、法務部会の意見は原案反対ですが、NCでは原案賛成の意見が多く、代表らに一任となり、結局原案賛成の方向とのこと。世論の動向や幅広い党内意見を踏まえながら、時間をかけて修正案をまとめ、与党と接点を探る努力もしてきた現場の苦労はどうなるのでしょう。NCが現場の意見を覆す場合、こんなにあっさり決めて良いのでしょうか。これでは参議院で、どう修正を切り出せばいいのでしょうか。憤懣やるかたなし。

6時過ぎ、中野区で、工藤泰治さんを偲ぶ会。‘63年から32年間、中野区議を務められました。当初社会党でしたが、‘69年離党。‘77年社市連結成に参加。以来私が最も信頼する先輩でした。昨春の区議選に立候補を決意され、私も応援を約束していましたが、体調を崩して断念。そのご挨拶に見えた時の、見違えるほどやせたお姿が、目に焼きついています。日朝、日中を初め、市民運動に献身的に取り組まれました。合掌。



10月31日(火) 少年法論議、法務委員会、常幹、役員会、伝統文化、NPO、若者の会

今日は、8時から法務部会と倒産法制PTとの合同会議。まず、民事再生法の個人適用等について、法務省民事局長から説明を聞き、若干の議論の後、部会としては賛成を決定。ついで、少年法です。昨日、代表らの賛成の方向につき再考をお願いしましたが、受け入れられないとの報告がありました。あれこれ議論しましたが、党議決定としては、認めざるを得ません。しかし、現場に責任を負っている部会として、分かりましたとも言えません。各自の判断を尊重するほかありません。一部の人の相談に、法務委員の人には差し替えを、委員でない人には本会議欠席を、アドバイスしました。造反が本意ではありませんが、今回の経緯に鑑みると、賛成したくない人が出るのは当たり前です。その皆さんの意向を大切に出来ない党であってはいけないと思います。

9時半から参議院法務委員会理事会。40分から同委員会。理事の選任等と、法務大臣の所信的挨拶。質疑は次回です。6時間コースと決まり、詳細は委員長一任。11月2日に、小川敏夫さんが75分間質疑することとなりました。

10時から常任幹事会。組織委員会マターなどです。12時から参議院の常任役員会。少年法について、私としては、これまでの経過を踏まえれば、賛成の立場で法務委員会の理事を務めることは出来ないのではないかと思っていることを申し上げ、議論をお願いしました。問題提起です。

1時から、文化庁伝統文化課長らに来ていただき、無形重要文化財の認定につき説明聴取。2時から、外部の挨拶まわり。労働界にも今の民主党に付き不満が鬱積しているようです。4時、遅れて歴史的建造物議連設立総会へ。NPO委員会の打ち合わせ。記者取材など。

7時半から、菅さんの回りの大学生を中心とする20人ほどの若い皆さんと、政治談義。9時から飲み屋で懇親会。皆政治に強い関心を持ってくれていて、本当に有り難いと思います。面白いのは、若い人たちが必ずしも「政策新人類」に共感していないと言うこと。「鼻高々」に何かしらの危うさを感じているようです。地元岡山でも、このような集まりが出来ないかなと思います。


江田五月 活動日誌 2000年10月(21〜31) >>日程表

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