江田五月 活動日誌 2001年8月(6〜10) | >>日程表 | ホーム/総目次/8月目次/ 前へ|次へ |
今日は、8時から役員選挙の「激励朝食会」。議員本人が18人出席。広島被爆の犠牲者に黙祷を捧げた後、30分ほどで切り上げ、直嶋さんと私とは、議員会館の各部屋を最後の挨拶まわり。
10時から議員総会。14人の新人を初め61人全員が集まり、新人から一言ずつ発言。
11時から、各候補5分ずつの決意表明の後、投票。結果は、次のとおりでした。
議員会長 江田五月 29票 _ 幹事長 直嶋正行 34票 角田義一 30票 北澤俊美 24票 白票 1票 白票 2票 (棄権 1票) (棄権 1票) 従って、会長は角田さん、幹事長は直嶋さんが当選され、早速この結果が鳩山代表により承認され、さらに菅幹事長によりお2人が常任幹事に指名されました。
信望不足、筆頭副会長、両院総会、議員総会(副議長)
投票結果は、一歩前進ではありましたが、私としては、信望不足を猛反省しなければなりません。思い上がりがあったのだと思います。会派運営には、筆頭副会長として責任を分担することにしました。会長選は、ほぼ2分の結果で、角田さんも総員の半数に達していないのですから、両者は協力せよというのがみんなの意見だったと理解します。
14時から常任幹事会。角田さん、直嶋さんが常任幹事になりました。参議院の役員選挙方式が議論になりました。代表の人事権を侵奪するのではないかというのですが、参議院側の感覚は違います。さらに議論します。
16時から、両院議員総会。参院選の結果をどう見るか、今後の民主党の舵取りをどう進めるかなどにつき、真剣な議論が出されました。
17時半から、参議院会派の議員総会ですが、会派の常任役員がまだ定まらず、19時に延期。18時から、両院議員懇親会。新人を迎えて、立食懇親です。
この間断続的に、役員人事について協議。やっと19時直前にすべてまとまり、議員総会で了承されました。19時15分から常任役員会。副議長候補の決定です。会長、幹事長から、本岡昭次さんとの提案がされましたが、私や柳田さんらから意見が出され、最終的に、提案者が新しい体制のスタートを切るに当たり覚悟をもって合意したものであれば、議員総会でさらに議論を促すことを前提に、了承。20時からの議員総会では、異議なく了承となりました。緊迫した議論をすれば、最後はより質の高いまとまりに落ち着くものです。
20時半から、国のかたち研究会の一杯会。慰められました。
民主党・新緑風会の新役員 (2001/8/6)
議員会長 角田 義一 国対委員長代理 柳田 稔 副会長
幹事長江田 五月
岡崎トミ子
藁科 満治
直嶋 正行議院運営委員会理事
予算委員会理事簗瀬 進
郡司 彰
齋藤 勁
高嶋 良充幹事長代理 平田 健二 政策審議会長
同代理円 より子
福山 哲郎国会対策委員長 輿石 東
今日は、臨時国会の召集日。新人議員の初登院の日です。私の初当選は24年前。参院選全国区で、社会市民連合公認で139万余票でした。「市民が一人だけで『ジョーズ』の口に入っていく気持ちです。飲み込まれないように、頑張ります。」と、初登院の感想を述べました。議事堂正面を、映画のサメの口にたとえたのです。議員生活22年。賽の河原の石も、多少は積み上がってきたでしょうか。
8時半から、旧知のカレル・ヴァン・ウォルフレンさんの講演。
「変革」は誰も異論のないお題目ですが、政策の議論がありません。不良債権、財政赤字、特殊法人などは、表面的現象であって、根っこに横たわる問題は別です。重要なことは、“make country enthusiastic again”で、そのため“new national purpose”が必要。それは、住宅政策です。より広い住環境を、都市中間層に提供するため、税制、用途地域法制、補助制度につき“positive policy”を採ると、新たな“construction”が始まります。これまでの公共事業は、逆に環境や財政の“destruction”でした。これにより、“material benefit”だけでなく“social & moral benefit”が与えられ、少子化問題の解決の糸口も掴めます。これが出来るのは、民主党です。
9時半から議員総会。10時から1時間強、本会議。247人出席で、5人減員ですから総員出席でした。議長、副議長選挙。民主党推薦の本岡昭次さんが副議長に当選。おめでとうございます。その他のルーティーンの処理。11時15分から憲法調査会。運営検討委員会。議長、副議長の挨拶まわり。
12時半から国のかたち研究会。参議院会派の役員選挙、参院選総括のあり方、センターレフトのことなどを議論。13時から5分間の本会議。来客。14時から、弾劾裁判所の打ち合わせ。児童買春で刑事事件が進んでいる村木判事の訴追請求が予想されるので、対応の検討です。
16時から2時間弱、映画「神の子たち−忘れられた子どもたちpart2」を観ました。「2000年7月に起きたパヤタスゴミ捨て場崩落事故に始まり、極めて困難な生活環境のゴミ捨て場で生活する3家族を軸に、」撮影されたドキュメントです。悲惨ですが、逆に豊かな社会に住む私たちの非人間性も見せつけられます。鎌田さゆりさんの企画で、鳩山代表、山谷えり子さん、山井和則さんも来ており、監督の四ノ宮浩さんにもお会いしました。
市民型候補(樋口さん)
追加が1つ。午後、比例区候補の樋口恵子さんが来室。感想を聞きました。「3万3000票弱しか取れず、今後は市民型候補は出られないのでは?」と聞かれ、身につまされました。私は、2、30万票を当落ラインと予想しており、だいたいの見当は良かったのですが。市民サイドも、選挙に耐えるネットワークを作り、10万票ラインは突破できるようにしたいものです。そのためには、市民サイドの選挙への警戒心を解くことも必要です。
今日は、8時から「倉敷市政懇談会」。市長以下、議員、職員の幹部と国会議員との朝食会です。要望は、補助事業や補助率のことばかり。疑問を呈しておきました。有害情報関係の陳情があったので、民主党の「子ども有害情報」に関する立法作業の説明をしました。親が子供に見せたくない情報を識別し、これを子どもから遠ざけ得るような仕組みを作ろうというものです。
11時から参議院本会議場で開会式。参院選直後なので、出席しました。自由席なので、空いた席に座ると、何と総務大臣の席でした。近くにおられた青木幹雄さんや野中広務さんと雑談。こんなこともあるのです。
来客と昼食。12時50分、法務理事予定者懇談会。まだ理事が選任されていないので、非公式協議となります。理事割り当てのない小会派にも参加してもらいました。小会派への配慮は、身にしみていますので。13時から法務委員会。型どおりです。13時15分から、同様に予算委員会。
岡崎トミ子さんと、東ティモールへ選挙監視にいくかどうか相談。
15時から常任役員会。人事など。私は引き続き、裁判官弾劾裁判所裁判員です。15時半から18時近くまで両院議員懇談会。昨日が時間切れだったので、さらに議論を尽くしました。党の路線から選挙戦術まで、皆なかなか雄弁です。「選挙に勝ったのはみんなのおかげ、負けたのは自分のせいと覚悟すべし。」との意見がありました。気持ちは分かりますが、治まらない人もいるはず。私は、「勝った人がそう言うと、強者の論理になります。大変な悪条件で頑張り、負けてなお追い打ちを受けている人もいるのです。彼らに温かい手を差し延べないと、冷たい党だと言われますよ。」と釘を差しておきました。
書類の山になっている机の上に、手を伸ばしかけて、「先送り」としました。
今日は、9時半から議員総会。10時から本会議。終了後、会派全員で記念写真を撮りました。午前中は、たまったデスクワーク。
13時過ぎから、ハンセン病問題議員懇談会の役員会。原告団、全療協の皆さんと厚労省との協議の報告を受け、いくつかの争点につき一層の支援をすることを決めました。各園に祭られている遺骨を、ふる里の都道府県に引き取っていただき、慰霊して貰うことにつき意見交換。遺族の了解をどう取り付けるか、なかなかややこしい問題がありそうです。
同時刻に、小泉首相の靖国参拝に反対する有志議員の会が開かれており、参加したかったのですが、時間切れ。民主党として、鳩山代表の小泉首相への申し入れを決め、反対の態度を明らかにしました。
14時からほぼ1時間、裁判官弾劾裁判所裁判員会議。村木判事の訴追請求が予想されており、緊迫した雰囲気の中、規則等の一部改正を決め、今後の運び方を協議しました。訴追請求があれば、職務執行停止決定をするかどうか、早急に結論を出さなければなりません。裁判員の皆さんの疑問を聞き、答を考えていると、民主主義制度のもとでの弾劾裁判所の基本を考えさせられます。
15時から1時間、「司法と精神医療の連携を考えるPT」。私は、座長代理続投します。今日は、日弁連と日本精神神経学会の皆さんからの意見聴取。
16時から1時間、常任幹事会。衆参の比例選の闘い方につき、予備的議論をしました。衆議院は、選挙区立候補が大前提で、比例区だけの立候補は認めない方向。参議院は、組織の縦割りをどうするかです。
17時から、自由党幹部と菅幹事長との懇談に出席。野党が垣根を取り払う努力を、いろいろな形で進めなければなりません。18時半から、会派役員選挙をお手伝い下さった皆さんと打ち上げ会。いい仲間が出来ました。19時半から、国のかたち研究会(菅グループ)の暑気払い。
今日は、9時過ぎに議員会館に出て、8月30日に行われる東ティモールの憲法制定議会選挙についての国連による監視団に、民主党としてチームを派遣するための根回し。党内の関係部局に説明をしておかないと、決定が手間取ります。
新聞記者の各種取材。
12時過ぎ、比例代表区でたたかってくれた高比良正司さんが来られました。NPO関係の皆さんが、打ちひしがれていないかと心配したのですが、元気元気。しかし、選挙に取組み得るネットワークを作ることに、本気で取組まなければなりません。
12時半、フジテレビのインタビュー。旧建設省が選挙に省を上げて取組む様について、体験を踏まえて話をしました。
14時前の新幹線で帰岡。豪雨で若干遅れましたが、無事到着。夜は、岡山事務所の暑気払い。参院選の反省会でした。
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