今日は9時半から、党大会実行委員会。日程の詳細を確認し、議長や来賓などの人選を決定しました。10時から、常任幹事会に出席し、党大会を運営委員会方式で行うことと運営委員には実行委員会の委員が当たることを決定いただきました。これで、おおむね当日の段取りが確定しましたが、大会は生き物。当日にならないと分からないこともあります。

12時から、参議院民主党会派の常任役員会。会派の人事を決定。21日召集以後の国会日程を検討。21日は、第2次補正予算につき財政演説。衆参の本会議質疑に続き、衆参の予算委員会で補正予算審議。その後、与党は2月1日に政府演説、次いで衆参本会議質疑を希望しているようです。そのとおりになると、参議院の代表質問は、2月5、6日になりそうです。私がトップバッターを務めることが決まりました。

13時から3時間近く、ＮＣ会議。鳩山代表が挨拶でインド訪問の報告。菅幹事長が、自由党と社民党に対する政治理念の共同研究の働きかけを報告。次いで、各部門会議がまとめた昨年の総括と今年の展望につき、順次検討しました。展望部分をまとめて、党大会に資料配付します。補正予算については、隠れ借金など、賛成しかねる問題点がありそうです。

17時半から、在日米国商工会議所（The American Chamber of Commerce in Japan《ACCJ》）の新年会。ベーカー米大使も出席、ご挨拶。18時半から、政経同志会新年賀詞交歓会。お亡くなりになったパイオニアの松本誠也さんが始められた会で、私は特別会員。久しぶりでした。

今日は、午前中は若干の企業や団体に新年の挨拶まわり。インフォプラスという会社があります。経済や政治につき、日本と海外との接点となって活動しており、私は1985年の会社設立以来、まず質の高い仕事ぶりに、そして赤谷慶子さん、渥美桂子さんたち女性だけの経営に、注目しています。今日も啓発される意見交換が出来ました。

15時から、全国の和服屋さんたちの新春講演会。50人ほどの会で1時間半、「2002年の政局展望」と題して時局講演しました。ポイントは、（1）深刻な経済情勢、（2）小泉改革批判、（3）民主党の責任、特に改革の後に目指すこの国のかたちといったところ。和服と日本文化をもっと大切にして欲しいと、厳しく注文されました。その後、新春パーティー。

和服組合新春講演会「2002年の政局展望」

18時から、日本公認会計士協会の賀詞交歓パーティーに出席して挨拶。今年は、企業経営の透明性や責任性をさらに進めるための商法改正も予定されており、公認会計士の皆さんの重要性が一層進みます。19時過ぎから知人と夕食懇親。

今日は、11時から30分ほど、テレビ朝日の映像インタビューを受けました。1月27日14時から放映の「サンデープレゼント」です。田原総一朗さんの番組で、1960年の「安保闘争」を検証してみるというもの。

戦後、片面講和から安保改定までの期間に、日本は、冷戦構造の中で西側に属し、軽武装経済大国の道を歩む選択しました。その時、当時存在した第3世界という極を選択する道もあったと思いますが、この道は選択しませんでした。この選択の過程で起きた大論争が、「安保闘争」です。これがあったことは、良かったと思います。特に学生は、必死になって国の選択を考えたのです。当時私は、大学に入学したばかりでした。

日本の選択は、一見、正しかったように見えます。しかし未だに対米一辺倒から抜け出せていません。学生はものを考える力を失いました。第3世界を選択していたら、世界の姿は今とは違っていたかも知れません。その方が良かったと証明することは出来ませんが、悪かったとも言えません。

問題は、西側の選択をした後にも、野党第1党が別の選択肢にこだわり続け、政治過程が不毛の論争に終始したため、生き生きとした政策論争が出来なかったことです。日本の市民が、私人の枠を越え、公の意識の確立に成功していない一因は、ここにあるのではないでしょうか。今、私たちも安保条約を、日米関係の基本的枠組みととらえ、政策論議の前提としています。私はそのことを、変節などとは思いません。政治の議論は、状況の変化に伴って発展していくことが大切なのです。

12時半から、留学同期の友人と昼食し、公務員制度につき意見交換。15時から1時間半、法務省幹部から国会提出予定法案のヒアリング。商法改正案、司法書士法等改正案、触法精神障害者処遇法案、テロ資金処罰法案、国際受刑者移送法案、更生保護事業法改正案、人権擁護法案などです。民法改正案（夫婦別姓選択制）、国際捜査共助法等改正案は、検討中。重要法案がたくさんあります。

17時半、全国社会保険労務士会連合会賀詞交歓会に出席、挨拶。ADRのことなど、法改正を含め懸案が待っており、詰めた意見交換が必要です。夜は、古い知人のおでん屋「力」で、妻と夕食。