江田五月 活動日誌 2002年10月 (8日) | >>日程表 | ホーム/総目次/10月目次/ 前へ|次へ |
今日は、9時にホテルを発って、なかなかの交通混雑の中、10時に清華大学科技園発展中心(発展センター)を訪ねました。清華大学は国立の理科系を中心とした総合大学で、学生数3万人。その学問の成果として得られた知的財産を、経済活動に生かすために、大学に付属した発展センターを作り、ハード面とソフト面からこれを支援する会社をいくつも経営し、大きな成果を上げています。「産学協同」を大学側から大規模に、かつ計画的に進めているもので、日本が大きく遅れている分野です。
しかし問題もあります。まず、知的財産に対する権利が誰にどこまで認められるのかが、一番の問題です。倫理面などからの規制も必要です。「日本からの注文はありますか?」との質問に、私は率直に、「真の信用を築くために、何より契約は必ず守って下さい。事情変更で、突然、契約破棄となることを、私たちは一番心配しています。本当なのです。」と申しあげました。
説明を聞いた後、実際に会社に行ってみました。来年には、社屋として巨大ビルを立てるそうです。
張香山中日対外友好協会顧問 釣魚台 成思危副委員長 人民大会堂 12時半にお別れし、13時過ぎから1時間半ほど釣魚台大飯店で、中国国際交流協会の長老、張香山さんたちとお会いしました。張先生は89歳。日中友好に尽くされた功労者の一人で、現在では最長老です。私とは旧知で、同じく旧知の劉遅さん、常務副会長でアラブ専門の李成仁さんらと、こちらは副団長以上の6人とで、15分程度和やかに懇談。その後おいしい昼食をご一緒し、日中国交回復30年をお祝いしました。
16時から人民大会堂で1時間15分間、全国人民代表大会常務委員会副委員長の成思危さんと会見。私は、団を代表して挨拶。成さんは経済担当なので、メンバーから、自社の活動の紹介を含めて質問や要望が相次ぎ、丁寧に答えてくれました。
18時から2時間以上、中国外交学会副会長の陳宝流さんの招宴。彼女の心遣いで、元駐日大使の楊振亞さんも出席してくれ、北京ダッグを堪能しました。帰りは王府井を散策。まったく様変わりで、これなら、北京の銀座通りと言っても、うなずけます。
北京の夜
今日の夜は、盛り上がりました。まず、21時半から、少林寺拳法の実演。本場の若者が3人、模範演技を披露してくれました。一人は、気孔ということで気合を入れて、ガラスを噛んで飲み込み、はらはらしました。
23時から町に繰り出し、カラオケへ。日本の曲も「北国の春」をはじめ結構入っていました。ホステスさんはいるのですが、ビールをグラスの底に2センチほどしか注いでくれません。妙なところで感心しました。
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