江田五月 活動日誌 2002年12月10日 >>日程表 ホーム総目次12月目次前へ次へ


12月10日(火) 法務委(質問)、質問作り、戸籍法、菅代表実現
法務委員会で質疑

今日は8時から、湯川政策秘書と質問の打ち合わせ。併せて終日、代表選の取材や協議。10時から、法務委員会。午前中は、名古屋刑務所事件の集中審議です。矯正施設での公権力による人権侵害につき、千葉景子さんと私とで30分ずつ、千葉さんは主として保護房や革手錠の使用につき、私は人権擁護局の対応につき、質問しました。法務省の矯正局と人権擁護局が、同じ法務大臣の下にあるのに、相互の連絡が極めて希薄で、刑務所内での人権侵害につき、全く監視の実が上がっていない実情を、浮き彫りにしました。アムネスティ・インターナショナルの問題提起も取り上げました。(会議録

11時半に質問が終わり、明日の心神喪失者医療観察法案の質問作りに取り掛かりました。15分間の質問で、4000字をちょっと超える程度です。大筋は出来ているのですが、文章に仕上げるには、やはり時間がかかります。パソコンと格闘しながら、14時半までかかりました。

地元からの来客。15時過ぎに、やっと昼からの法務委員会に飛び込みました。午後からは、衆議院法務委員長提案の戸籍法改正案の審議で、鎌田さゆりさんの努力が実りました。虚偽の婚姻届による記載を訂正すると、戸籍に削除された記載がそのまま残りますが、この記載を、戸籍の再生により、完全に無くしてしまおうというものです。15時45分に採決で、全会一致で可決。

17時半まで、明日の質問の推敲。18時から、代表選挙の両院議員総会。まず岡田克也さんが、次いで菅直人さんが、それぞれ10分間の決意表明。どちらもすばらしい演説でした。18時半から投票。45分から開票。作業に当たる党職員も、立会人の小川敏夫さんも中川正春さんも、すごいポーカーフェイスで、勝敗が分かりません。てっきり、やはり岡田さんかなと思いました。

19時、開票結果の発表。まず岡田さんが、「79票」と発表されたときには、耳を疑いました。次いで菅さんが「104票」。びっくりしました。183名の国会議員の賢明な選択を、ひたすら祈っていたのですが、これほどの大差で菅さんを選んでいただけるとは、思っていませんでした。菅さんを支援した私たちの責任も、本当に重くなったと思います。

閉会後、マスコミのぶら下がりインタビューが続きました。菅さんは、幹事長人事をはじめ、全議員がその力をフルに発揮できるような役割配置をするでしょう。その結果、全党の力量を完全燃焼することにより、民主党のピンチをチャンスに変えることが出来ると、強調しました。その後、国のかたち研究会の面々が三々五々集まり、乾杯。岡田さんは、気持ちよく幹事長を引き受けてくれました。来年は必ず、いい年になります。


次期代表に菅直人衆議院議員を選出 (民主党ニュース)
「国民に希望を持ってもらえる日本をめざす」


 民主党の鳩山由紀夫代表の辞意表明に伴い、次期代表を選ぶために10日に開催された両院議員総会で、党所属国会議員183人中104票を集めた菅直人衆議院議員が、79票の岡田克也衆議院議員を破り、次期代表に選出された。菅議員の代表就任は、現在の民主党結党時に次いで2度目。

 両院議員総会は18時に開会。立候補を届け出た両議員が10分間ずつ政見を表明したのち、党所属国会議員全員が点呼の順に無記名投票を行った。19時ちょうど、伊藤忠治中央代表選挙管理委員長が開票結果を報告し、総会参加者が満場の拍手でこれを確認した。

 当選が決まった菅議員は、鳩山現代表、岡田候補と固く握手したのち、次期代表としての決意を次の通り述べた。


菅直人次期民主党代表決意表明

本当にいまの党の置かれた状況を考えますと、こういう形で代表選挙戦を行って、そして鳩山代表、また岡田克也さんとともに3人で、いや、183人で一緒になってやっていかない限りは、この党の再生はとてもできないという思いをあらためて強くいたしました。どうか皆さん、本当によろしくお願いします。

先ほど岡田克也さんからも話がありましたが、183人の一人一人、また候補者として決まっている、あるいは候補者としてこれから集まってきていただけるそのメンバーは、私は自由民主党に劣らないどころか、あの政官業癒着の中でがんじがらめになった人たちに対して、まさに国民の声を体した行動ができる仲間たち、人たちだと私も確信をいたしております。

これまで私も、この党ができた折に最初の代表をさせていただき、その後鳩山代表のもとで政調会長、幹事長をさせていただきました。現状に対しては私自身も大きな責任を感じております。

それだけに、これだけのメンバーがそろっている民主党が、本当に国民の気持ちを体して、いまの自民党政権とは違う、国民に希望が持ってもらえるようなそういう日本をつくるために、私もなにかこの座にしがみつくといったような気持ちは一切捨てて、とにかく次の衆議院選挙、次の統一地方選挙、次の参議院選挙、その戦いに向けて私自身もありとあらゆる力を振り絞りたいと思いますし、どうか皆さんのお支えを、重ねて心からお願いを申し上げまして、私のお礼の気持ちを込めてのごあいさつとさせていただきます。

どうか皆さん、よろしくお願いします。ありがとうございました。


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