活動日誌 2003年12月 >>日程表 ホーム総目次12月目次前へ次へ

12月25日(木) 憲法、議員年金、常幹、両院懇談会、大阪

福田夫妻と東京大學饅頭

今日は、午前中は宿舎でゆっくり。12時から、取材や来客が続きました。

最初の取材は、党内の憲法議論に関するもの。「論憲から創憲への発展」を掲げましたが、直ちに憲法草案の起草作業に入るわけではありません。戦後60年弱の憲法実践をしっかりと踏まえて、政権交代の基盤となる憲法を作らなければなりません。イラクへの自衛隊派遣で、憲法が揺らいでいる今、憲法論議の扱いを間違うと、憲法原則自体が揺らぎます。議論の熟成が求められます。

次の取材は、国会議員年金についての党内の議論に関するもの。議員は公僕だから、年金なんか不要だという議論は、現実的ではありません。しかし、今のように国費の投入が多いと、議員特権だと批判されるのも当然。退職金のことも含めて、一般の国民並みにすべきです。民主党の方針は、総選挙のマニフェストで示したとおり、年金制度の統合ですから、民主党案が実現するときには、国会議員年金が独自に残ることはありません。

3月に結婚した福田充君夫妻が、お土産持参で来訪。東大本郷を訪ねたら、構内で「東京大学饅頭」を売ってたとか。わが母校も、饅頭付きの観光地になったとは…。そういえば、「バッハ饅頭」というのもありましたね。

ネクスト法務大臣の小宮山洋子さんと打ち合わせ中に、時間切れとなり、14時半から、常任幹事会。菅代表が冒頭、挨拶され、来年度予算案を「改革断念予算」だと痛烈に批判されました。道路、年金、分権改革など、どれをとっても改革の名残りもありません。ナイアガラ川は、奥入瀬のような渓流ですが、あっという間に流れは早く音は大きくなり、最後は轟音と共に滝壷に落ちていきます。小泉首相は、族議員とにこやかに握手をしていますが、国民は、流れの変化に気づき始めています。

常幹の議論は、岡田幹事長の訪中報告や本部職員の人事から始まり、定期大会のこと、運動方針のこと、各種選挙の対応のこと、代表選挙制度のことなど、盛りだくさんでした。大阪府知事選は、本部としても太田房江さんを推薦することになりました。但し、大阪府連所属の国会議員が太田さんの応援をする以外は、誰も誰の応援にも入らないことになりました。私から、総選挙候補内定の早期決定をお願いしました。

16時からは、両院議員懇談会。大会議案につき、あらかじめ議論をしておこうというもので、田名部匡省さん、松岡滿壽男さんも出席されました。イラク問題では、明日から派遣される自衛官の安全を願いますが、派遣反対の方針に何の変化もありません。津村啓介さんが、候補者支援につき質問し、岡田幹事長から、地域事情の調査委託制度という新方針の考え方が示されました。

18時前の新幹線で、新大阪へ。建設組合の幹部と懇談。


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