江田五月 活動日誌 2003年2月 | >>日程表 | ホーム/総目次/2月目次/ 前へ|次へ |
2月18日(火) イラク査察、人権、もんじゅ、講演、石井事件
今日は8時から30分間、外務・安保部門会議とイラク問題等PTの合同会議で、外務省の担当者から、イラクに対するUNMOVICとIAEAの査察の追加報告と川口外相の談話に関し、説明聴取。相変わらず日本の意思がどこにあるか分かりません。しかし、今日の安保理で、非理事国からの意見聴取の機会があり、そこでの日本の発言要領を検討中とのことです。じわりじわりと少しずつ、着実に米国支持の明示に向かっているように見えます。
次いで8時半から30分間、イラク情勢について、中東調査会の大野元裕客員研究員から、お話を聞きました。複雑な権力の二重構造があり、サダム・フセインを倒せば民主的な政権が生まれるといった、簡単なシナリオが成功するとは、とても思えません。
午前中は、来客、取材、電話連絡など。12時から、人権擁護法案に関する懇談会。部落解放推進委員会委員長の中野寛成さんの進行で、枝野政調会長、野田国対委員長、千葉NC法務大臣などで、部落解放同盟中央本部の組坂委員長も交え、人権擁護法案の扱いにつき協議しました。私は、国内人権機関設置WTの座長です。名古屋刑務所の度重なる不祥事を見ると、人権委員会を法務省の所轄にしたまま、この法案を成立させることは、到底出来ません。所轄を内閣府に移すなどの抜本修正が不可欠です。
午後からも取材や電話連絡など。14時過ぎ、企業挨拶まわり。16時から、原子力の安全性に関する検討委員会で、高速増殖原型炉「もんじゅ」の高裁判決につき、原告弁護団の海渡雄一弁護士等と核燃料サイクル開発機構の菊地三郎もんじゅ建設所長等の双方からヒアリング。(1)ナトリウム漏洩対策、(2)蒸気発生器の高温ラプチャ対策、(3)炉心崩壊対策につき、それぞれ両者激しい論争でしたが、私は40分に中座。
17時から1時間強、大学時代からの畏友・大高英昭さんが社長の広告会社「デルフィス」で、民主党のこれからにつき講演と質疑応答。政党イメージをどう作るかなど、鋭い切り込み質問もあり、勉強になりました。
10時からの常任幹事会で、懸案の「石井紘基議員事件の真相を解明し、その遺志を継ぐ会」の設置が決まりました。明日は初の役員会合です。
デルフィスで講演
民主党ニュース
「石井紘基議員の遺志を継ぐ会」設置決める
民主党常任幹事会は18日、石井紘基議員が昨年10月に暴漢に襲われ非業の死を遂げた事件の真相を徹底的に解明するとともに、同氏の遺志を引き継ぐため、「民主党・故石井紘基議員事件の真相を解明し、その遺志を継ぐ会」を設置することを決めた。
同会は、当面(1)石井氏が残した膨大な資料の調査分析と解明、(2)同氏に対する追悼文集の編纂・発行、(3)これらの活動に必要な資金確保のための党内外での募金活動―― などを行うとしている。
同会の構成メンバー
会長=羽田孜
会長代行=石井一(追悼文集編纂委員会委員長)
副会長=江田五月(資料調査解明委員会委員長)、海江田万里
幹事=赤松広隆、岡田克也、小川敏夫(資料調査解明委員会事務局長)、北橋健治、島聡、手塚仁雄(追悼文集編纂委員会事務局長)、上田清司
事務局長=辻泰弘