江田五月 活動日誌 2003年5月 | >>日程表 | ホーム/総目次/5月目次/ 前へ|次へ |
5月13日(火) 政策懇(有事)、法務委、難民PT、難民法、憲法、修正合意
今日は8時から1時間20分ほど、全議員政策懇談会。緊急事態法制の最終局面です。前原誠司さんが担当している修正協議が、暗礁に乗り上げており、今後の方向を議論しました。民主党の対案についての与党の回答は、事態対処法案については、条文修正を含め、かなりの前進がありましたが、施行期日が課題。基本法については、(1)将来法制化するとの合意が出来るか、(2)実施組織について条文化できるか、(3)基本的人権についての修正が出来るかが課題で、これを埋める努力を岡田幹事長に一任するかどうかが協議のテーマです。
一応の成果は得られているので、これで賛成すべきだというものから、溝を埋めることなく合意をすることまでは、一任することは出来ないというものまで、20人以上が、さまざまな角度から意見を述べました。最終的に、前原さんが、全議員の協議を集約した民主党の対案を大切にし、それと回答との隔たりは大きいことを認識し、今日の議論を重視して交渉するので、信頼してほしいと述べ、岡田さんも安易な妥協はしないと述べ、交渉を前原さん、岡田さんに一任し、その結果を受けた対応を、次の内閣と役員会に一任しました。
10時から2時間、法務委員会で、刑務所問題につき、菊田幸一教授と黒田治医師に対し参考人質疑。13時からさらに2時間、同委員会で、心神喪失者医療観察法案と民主党の別案につき、伊賀興一弁護士、岩井宜子教授、浦田重治郎医師に対し参考人質疑。民主党はいずれも朝日俊弘さんが質問しました。
私は、午前の質疑を20分ほど中座し、難民問題PTへ。座長は土肥隆一さん、事務局長は小川敏夫さんです。難民条約に規定する難民以外に、脱北者などの避難民が来日することが考えられ、その対応の協議を始めました。
16時半から、民主党の難民保護法案につき、自由党の皆さんに説明。17時から1時間、民主党所属の衆・参の憲法調査会の委員により、調査会の進め方につき協議。18時半から、法務省の担当者と、裁判所法改正等一括法案につき協議。さらに、松井孝治さん、大塚耕平さんと協議。
午後から有事法制の修正協議の情報が入ってきましたが、夜になり、最終的に合意に達しました。私たちが提起していた課題につき、与党から、評価し得る譲歩があったと思います。憲法条文については、「19条ないし21条」という表現は、20条を含むのは当然です。