江田五月 活動日誌 2003年6月 | >>日程表 | ホーム/総目次/6月目次/ 前へ|次へ |
6月9日(月) 上京、盧大統領演説、総会、本会議
今日は、7時過ぎの新幹線で上京。車中は爆睡。
11時に、衆議院の本会議場に入ったら、菅直人さんの隣席が空いており、並んで座ってよもやま話。5分から30分間、韓国の盧武鉉大統領の演説を聞きました。若々しいトップの登場は、韓国に新しい時代が到来していることを象徴しており、演説も、「私は国政の原理として、『原則と信頼』、『公正と透明』、『対話と妥協』、『分権と自律』の四つを強調しています。国民の参与を通じて、一層成熟した民主主義と躍動的な国家発展を成し遂げていきます。」などと、新しい姿勢に溢れ、元気一杯でした。
その一方で、「不幸だった過去の歴史」を「直視し」、「真実を語ることこそ真の勇気だ」と強調し、「両国の国民に、真心からの、未来に向けた協力の新たな道を提示しましょう。」と語りかけることを忘れませんでした。その上で、「平和と繁栄の北東アジア時代」こそ、両国の指導者が国民に提示すべき韓日共同の未来だとして、経済や安全保障についての構想を示されました。説得力があったと思います。
韓国は、例えば人権保障では、かつての人権侵害の歴史を踏まえて、独立性も実行性も備えた立派な人権救済機関を作っています。死刑廃止も射程に入りました。日本が遅れを取っています。新しい日韓関係を築こうというなら、日本のほうがよほどしっかりしなければなりません。
12時半から、議員総会。13時から2時間、本会議。労働基準法改正案につき浅尾慶一郎さんが、主要食料法改正案につき信田邦雄さんが、それぞれ質問。浅尾さんは、再質問までしましたが、小泉首相は結局、官僚答弁の繰り返しでした。労基法につき、小泉首相の「政府案は誤解を受ける余地があったので、与党で修正しました。民主党もこれに賛成したんですよ。」という趣旨の答弁には、びっくりしました。民主党が強く修正を求め、与党がこれを受け入れたのです。主語が違います。
その後、国家基本政策委員会のスタッフと打合せ。取材。総合選対の打合せ。