活動日誌 2004年2月 >>日程表 ホーム総目次2月目次前へ次へ

2月27日(金) 総会、本会議、速記官、有馬温泉

今日は9時半から、議員総会。衆議院は3月4日に予算を議決しそうですが、参議院では、予算の前に、今日から平成14年度の決算の審議を始めます。今日は、全閣僚が雛壇に並んで、代表質問が行われ、川橋幸子さんが質問。メリハリが効き、指摘も的確でした。但し、出席議員は197名で、私の地元の同僚も、札が倒れたままでした。

まず厚労省を追及。労働保険特別会計からの巨額な出資で建てられたスパウザ小田原は、総工費455億円なのに、譲渡価格はその50分の1、わずか2%の8億5千万円でした。収益還元法で得た評価額を、譲渡先が地方公共団体だったため、さらに半額としたのです。譲り受けた小田原市は、年間4億3千万円の賃料で、民間に運営委託しています。こういう「丸投げ指示」と「指示の丸受け」が、小泉首相の「骨太方針」による整理合理化の実態で、国民が蒙る損害については、誰もその責任を真剣に考えない無責任体制です。

雇用についても、鋭い指摘をされました。昨年3月の学卒就職率は55%で、「雇用崩壊」から「人生崩壊」となっています。次世代の人材が育たず、少子化に拍車がかかり、年金・医療の支え手が減り、犯罪増加の社会不安に繋がることも懸念されます。政治家をはじめリーダーの無責任に、国民が心許なく思っています。

コフィ・アナン国連事務総長が、世界のミレニアム開発計画への日本の技術力と人間の安全保障への協力を求められました。その第1の目標は、極度の貧困の撲滅です。世界の人口60億人中、1日1ドル未満で生活する人が20%、12億人います。しかし、政府もマスコミも、自国中心・自分中心で、必要なODAには無関心です。

小泉首相の答弁は、いかにも面倒くさそうでした。

12時半から、自治労の全国町村職総決起集会に参加された皆さんが、市町村の強制合併反対、地方税財政の拡充などの要請のため国会に来られ、議員面会所前でお会いしました。

14時から、最高裁の担当者と速記官制度について協議。速記官の皆さんのハードやソフトについての自発的な技術開発努力に、一定の理解を得られることになったと思います。

15時過ぎの新幹線で、新神戸へ。知人と楽しい夕食をいただきました。有馬温泉泊。


自治労請願行動

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