江田五月活動日誌 2006年10月 >>日程表 ホーム総目次10月目次前へ次へ

10月18日(水) 貸金業、合同会議、島田長官、QT、PGA、法務

貸金業制度改革についての合同部門会議
最高裁判所長官・島田仁郎さん

今日は8時から1時間強、財務金融・法務・経済産業部門合同会議に出席。貸金業制度改革案の最終取りまとめの協議です。出資法の金利を利息制限法まで引き下げることによりグレーゾーンをなくすこと、さまざまな特例金利を撤廃することなどで、既に大枠の合意は得られているので、政府や与党の案に対し、極めてすっきりした方向が見えてきました。その後、デスクワークなど。

12時から、国対・理事合同会議。各委員会に動きが出てきました。佐藤雄平さんが、委員会報告の後、緊迫している福島県知事選の候補者選考に触れ、ご自身の決断が迫られていることを告白。どういう決断にせよ、皆でしっかり支えようと思います。その後、さらにデスクワークなど。

14時半、最高裁判所長官に就任された島田仁郎さんが来られました。1966年に始まった国家公務員の国費留学制度で、彼も私も共に英国に派遣されました。彼は1期生、私は4期生で、期間は2年間です。彼が帰国して名古屋に勤務しているとき、私は留学のアドバイスを受けに訪ねたことがあり、それ以来兄事しています。私の帰国後、英国裁判所法関係の書物を共訳したこともあります。司法制度改革が山場を迎える今、大変な職責を担ってのご就任ですが、まさに人を得たと思います。ご活躍を祈ります。

15時から45分間、国家基本政策委員会合同審査会を傍聴。安倍首相と小沢代表の初の党首討論ですが、ちょっと噛み合わなかったようです。論点は、憲法改正と周辺事態対処の2点です。憲法については、憲法制定過程をどう捉えるかということで、安倍首相のように占領下の制定だから否定すべきものなのか、誤った戦争の終結の後に自由や民主主義に基づく新しい日本の出発の基礎として制定されたものだから肯定すべきものかという点だと思います。周辺事態法については、自衛権と集団安全保障の関係をどう捉えるかということで、国連安保理の制裁決議に基づく行動は集団安全保障、周辺事態対処は自衛権です。その二つを峻別することが、憲法上の要請なのに、前者のために必要だからといって、後者の要件が満たされていないのに、場当たり的に後者による対処をして良いのかという点だと思います。

16時前から1時間、PGA(Parliamentarians for Global Action)の勉強会に出席。外務省と法務省の担当者から、国際刑事裁判所条約批准の準備状況につき、説明聴取。来年の通常国会を目指して準備中とのことです。その内容は、もっぱら刑事手続きの技術的な事項で、それなら今まで、何をしていたのかと言いたくなりますが、先が見えてきたのは良いことです。

17時半前から1時間弱、法務部門会議。長勢法務大臣の所信挨拶につき説明聴取。必要事項は並んでいますが、味も素っ気もないもので、個性が感じられません。来週は参議院法務委員会で、私が質疑をすると思います。

民主党法務部門会議

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