江田五月活動日誌 2008年1月 >>日程表 ホーム総目次1月目次前へ次へ

1月30日(水) 尾立・梅村さんs、両院議長斡旋、共同ウィークリー、チリ答礼宴

尾立・梅村さんら

今日は、衆議院の関係委員会で「つなぎ法案」が強行可決されましたが、直後の本会議の開会時間が大幅に過ぎて、突然に急転直下で解決という激動の一日でした。

10時過ぎに議長室に入り、打ち合わせ。その後、議員会館に移り、デスクワーク。12時前に議長室に戻り、尾立源幸さんと梅村聡さんが池田市議会の辻隆児さん、前田敏さんら「民主・市民連合」所属議員6人と一緒に来られ、懇談。

12時半に、妻と一緒に外出したところに、連絡が入り、13時に議長公邸に入りました。そこに河野衆議院議長が来られ、やがて横路副議長も合流。「つなぎ法案」の処理につき、最後の斡旋を試みたいということで、河野さんの用意された文案を検討し、河野さんと私から、民主党の鳩山幹事長に連絡を取り、党内の検討に入っていただきました。山東参議院副議長も合流。その後は、若干の電話連絡のほかは、ひたすら待つばかりでした。

14時40分頃、河野さんから連絡が入りました。与党も民主党も了解したので、15時から私も同席の上で各党の幹事長会談を開きたいとのこと。直ちに鳩山さんと連絡を取り、議長室に移り、文案を確認したうえで、輿石民主党議員会長に来ていただき、了解を確認。さらに、尾辻自民党議員会長に来ていただき、了解を確認。その上で山東さんと一緒に、15時から10分ほど遅れて、院内の常任委員長室に入ると、河野さん、横路さんをはじめ、各党の幹事長・書記局長さんらがお待ちでした。早速、両院議長斡旋の文案を提示し、河野さんから口頭で若干の補足説明があり、私も斡旋の趣旨を述べ、全員の了解を得て文書に署名していただきました。この結果、総予算と歳入法案は、徹底審議の上、両院で「年度内に一定の結論を得るものとする」ことになり、国会修正の可能性も残し、さらに「つなぎ法案」は取り下げられることとなりました。その後、記者会見。

両院議長斡旋

この合意に至らなければ、直後に衆議院本会議で「つなぎ法案」が可決され参議院送付となったでしょう。野党はこれを暴挙として、全面対決、国会空転となったはずです。その後に、世論を喚起し与党を追い詰め、局面の大転換が図られたかも知れません。しかし、この展開が国民に、単なる国会内での騒動と受け止められ嫌悪される恐れもあります。その上、最後には憲法59条の発動があるので、参議院での法案審議は「消化試合」視されかねません。さらに、このような事態を「つなぎ法案」という策で乗り切ることが例となると、議会史に悪例を残す心配もあります。私としては、互譲と合意により、道路整備等の政策課題につき正常な審議ができることになり、ホッと胸を撫で下ろしています。論戦がまだまだ続くという意味では、勝負は先送りです。

16時半に議長公邸に移り、1時間強、共同ウィークリーのインタビューを受けました。18時に妻をピックアップし、18時半から1時間半ほど、チリ大使館で、チリ上院議長ご一行の答礼宴に出席し、歓談しました。

共同ウィークリーのインタビュー チリ大使館でフレイ議長と

両院議長あっせん

  1. 総予算及び歳入法案の審査に当たっては、公聴会や参考人質疑を含む徹底した審議を行ったうえで、年度内に一定の結論を得るものとする。

  2. 国会審議を通し、税法について各党間で合意が得られたものについては、立法府において修正する。

  3. 1. 2.について、両院議長の下で与野党間で明確な同意が得られた場合は、いわゆるセイフティネット(ブリッジ)法案は取り下げる。

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