今日は、午前中は議員宿舎で、テレビの政治討論番組を見たりしながら、ゆっくりしました。12時に出て、12時半から15時過ぎまで、妻とともに、矢野喜美枝さんの追悼供養に参列しました。私の父に秘書として長年仕えてくれ、私も参議院議員になって暫く、秘書としてお手伝いいただいた矢野凱也さんのご令室で、昨秋84歳で他界されました。今日は凱也さんに、故人ゆかりの人々がお招きをいただき、冒頭に凱也さんのご挨拶があり、次に私が挨拶し、何人かのご挨拶の後、会食となりました。
終了後、新宿に急ぎ、16時前から2時間ほど、妻とともに、「おくりびと」を鑑賞しました。なかなか良い映画でした。私の父が、治安維持法違反の受刑を終わり、生きた人間を相手にすると特高がうるさいので、死んだ人間ならよかろうと、神戸で葬儀屋をしたことがあります。戦前から戦中の、私が誕生したころです。父の「葬式修行」という随筆があり、死者やご遺族に本当に引導を渡すのは、お坊さんではなく、葬儀屋だというのです。読経の後、泣きじゃくる若い母親に、最後にもう一度、冷たくなったいとし子に乳房を与えさせ、棺に釘を打つ前のお別れをさせるのが、葬儀屋の仕事だというのです。
その後、東京駅で妻と夕食を取り、私だけ、新幹線で帰岡。
