江田五月活動日誌 2012年10月 | >>日程表 | ホーム/総目次/10月目次/ 前へ|次へ |
今日は、8時45分にホテルを発って国際会議場に行き、9時過ぎからIPU本会議に出席しました。まず、「国際化の中での市民権等の多様性」の議論の総括演説が、オランダ、インドとカナダの代表から行われました。多重市民権や地方参政権の受容が強調されました。
IPU本会議−演説を待って続いて9時50分から各国代表の意見表明に移りましたが、時間が限られているのに発言希望者が多いため、発言時間が一人5分と制限されました。急なことで、私も慌てて原稿を短くしました。そして3人目に当てられ、10時から英語で演説をしました。冒頭に大震災に際して寄せられた国際社会の援助にお礼を述べ、ケベックの多様性受容の努力を称え、国家主権の変容や国際的人権確保の必要、さらに個人の幸福追及権の重要性などについて述べ、IPU第127回会合の歴史的使命を強調しました。何秒か超過したようですが、無事に終わってホッとしました。
IPU本会議−演説 同−同その後も各国代表の発言が続きましたが、11時ころに中座してお土産店に寄り、メープルシロップの小瓶数個を買い求めました。楓の樹液を採取して濃縮したもので、カナダでは大変に重用されています。その後、ホテルに戻り、暫時休憩。13時の2国間会談から午後の日程が始まります。
買い物−メープルシロップ展示場 同−樹液採取(26日1:19)
12時40分にホテルを出て、国際会議場前のホテルへ。窓からは、私たちの宿泊しているホテルを中心に、ケベックが一望できました。13時から1時間半弱、谷川さん、阪口さんと私とで韓国代表団と2国間会合を行いました。韓国側も韓国語と英語、日本側も日本語と英語が混在し、和気藹々の雰囲気の中で、昼食を取りながら、対立点を含む問題も率直に議論し、今後の議員交流を深めることで合意出来ました。
国際会議場 ケベック−中央がホテル14時半から、IPUの地球環境や公正取引などに関する第2小委員会に出席しました。基本演説の後に、代表団からの発言があり、タイ、キプロス、ヨルダンに続いて日本の番となり、谷川さんが日本語で公正取引のための弱小産業支援、地域活性化の必要性と環境保全のための温暖化課税の導入について話されました。
2国間会合−韓国 谷川さん発言16時に退出し、1時間ほど街を散策しました。フランスからケベックに最初に移住した宣教師の建立したチャペルと学校が「北米フランス博物館」となっており、この地域の強いフランス感情が展示されていました。晩秋の街角には、画家の絵が即売され、小公園が寒々としていました。暫時休憩し、19時から日本代表団一行による夕食会で、懇親を深めます。
散策−チャペル 同−小路 同 - 公園(26日6:42)
19時過ぎから2時間半ほど、ホテルの近くのケベック料理専門のレストランで、日本代表団の議員と職員とお世話をいただいたモントリオール総領事館の皆さんとで、夕食懇談会を開きました。野趣に溢れたトナカイやバイソンの料理もあり、楽しい会話も盛り上がって夜が更けました。ホテルに戻ると、漆黒の空に尖塔が鮮やかに浮かび上がって、見事でした。
夜空のホテル
(26日11:06)