江田五月活動日誌 2012年8月 | >>日程表 | ホーム/総目次/8月目次/ 前へ|次へ |
今日は、いよいよ社保税一体改革法案が成立するかどうかの、今国会最大の山場ですが、実はついテレビで、ロンドンオリンピックのシンクロナイズドスイミングと注目の女子サッカー決勝の中継を見てしまい、睡魔との戦いでもありました。
10時から1時間強、脱原発ロードマップを考える会の定例会で、政府の担当者から再生可能エネルギーの現状と課題につき説明を聞き、質疑応答しました。11時過ぎに短時間、社会保障と税の一体改革に関する特別委員会に顔を出しました。委員長解任決議案が提出されたそうですが、直ちに否決となり、予定時間が大きく変わることはありませんでした。その後、会館事務所に入り、日程会議。さらに来客応対やデスクワーク。環境省が異動の時期らしく、転任挨拶が続きました。
脱原発ロードマップの会 転任挨拶13時半から、議員総会。提出されていた野田首相問責決議案には、委員会審査省略要求が付いていたのですが、この要求が否決され委員会審査が未了のため、今日の本会議には上程されません。14時から本会議。平田議長が開会を宣した直後に、議長不信任決議案が提出され、その扱いの協議と準備のため、暫時休憩。
議員総会15時半から、本会議再開。議長席には尾辻副議長が着き、議長不信任決議案の趣旨説明があり、川合孝典さんが反対討論をし、賛成討論の後に押しボタン式投票で、42対194で否決されました。そこで平田議長が拍手に迎えられて議長席に着き、議員請暇を許可した後、16時過ぎから社会保障と税の一体改革関連8法案の審議に入りました。まず、高橋特別委員長の報告を聞き、8会派から反対、賛成の順に討論があり、大久保勉さんが賛成討論をしました。17時半前から法案ごとに採決に入り、内閣提出の国民年金等改正案と被用者年金一元化法案、衆議院提出の社会保障制度改革推進法案、内閣提出の子ども・子育て支援法案、衆議院提出の就学前教育等推進法改正案と内閣提出の整備法案をいずれも押しボタン式投票で194対43で可決、成立としました。次の消費税法改正案は記名投票となり、議場閉鎖の後に各議員が賛成の白票か反対の青票を持って登壇して投票し、188対49で可決、成立としました。最後に地方税法等改正案を押しボタン式投票で193対44票で可決、成立として、17時45分に散会となりました。
紆余曲折がありましたが、最後は3党合意により結果を出すことができました。民主党会派からは6名が記名投票で反対票を投じましたが、それ以前に大勢の離反者が出ており、国と国民の将来のための大きな決断とは言え、受けた打撃の大きさも計り知れません。それでも、民主党がこの決断をしなければなしえなかった歴史的な舵取りであり、自信と確信をもってこの路線を前進することが大切です。それにしても、昨日まで同じ党で苦楽を共にしていたはずの皆さんから浴びせられる罵詈雑言を聞き、複雑な思いでした。「お前はいったい何をしてきたのか」と尋ねられるなら、長く国政に携わっていて、指導はおろか何の影響も与えられなかったことは、まさに汗顔の至りです。
東京駅に直行し、駅で夕食の後に、19時前の新幹線で、帰岡。