江田五月活動日誌 2013年12月 >>日程表 ホーム総目次12月目次前へ次へ

12月4日(水) 日弁連、総会s、特委傍聴、本会議s、中国高校生、憲法、非核議連、田中さんら、延会、委員長s解任

 今日は、まさに殺人的でした。まず7時半から9時過ぎまで、日弁連の憲法委員会の皆さんと民主党憲法総合調査会の議員との意見交換会に出席しました。伊藤茂昭弁護士の司会で、日弁連の山岸良太副会長と民主党の横路孝弘最高顧問とが挨拶し、日弁連の伊藤真憲法委員会副委員長と民主党の枝野幸男調査会長がそれぞれ論点提示をし、自由に意見交換して相互理解を深め、最後に民主党の北澤俊美副代表と日弁連の荒中事務総長がまとめの挨拶をしました。

日弁連との意見交換会

 そこから国会内に直行し、9時20分から、議員総会。郡司会長が、与党による理不尽で不条理な議事運営が続いて極めて緊迫していると、引き締めの挨拶をし、今日の不透明な日程が提示されました。10時から、強引に設定された安倍首相出席のNSC特別委員会を傍聴しました。民主党は福山理事が、怒りに満ちた質疑をしました。ここから、全く不透明になりました。

議員総会
NSC特別委員会 - 傍聴
同 - 福山さん質問

 まず、12時に強引に予定されていた本会議が、突然開会されなくなりました。直前の議院運営委員会が長引いたからのようです。ここから、民主党・新緑風会所属議員は招集が掛かると15分以内に国会に戻ることが出来るよう、禁足となりました。そこで、様子を見ながら昼食を取っていると、突然13時15分から開会となりました。まずインドとハンガリーとの各社会保障協定と障がい者権利条約につき外防委員長の報告を聞いて一括して記名投票で236対0の全会一致で可決、承認と決しました。障がい者権利条約の承認は、長い間待たれた懸案でした。ところが、次に公職選挙法改正案につき前田倫理選挙特別委員長が登壇して報告を始めたところで、突然議場で一人の議員が立ち上がり、何か話し始めました。議長は議事整理のためにこれを制止するかと思ったら、逆にこの声を取り上げ、休憩動議だとして、前田委員長の発言を制して起立採決をし、賛成多数だとして休憩を宣したのです。議院運営委員会に諮った形跡は全くありませんでした。これには本当に驚き、直後の議員総会の2回目で若干の発言をしました。

 しばらく様子を見て、14時過ぎに遅れて、衆議院会館会議室で行われている中国高校生訪日団と国会議員との懇談会に出席し、15時半過ぎまで、竹下亘さん、伊佐進一さんとともに質問に答えました。日中友好会館が実施しているJENESSYS2.0の企画の一つです。最後に全員で、記念写真を撮りました。その後、会館事務所に戻り、党首討論の最後をテレビで見ました。

中国高校生と - 懇談
同 - 記念写真

 16時から1時間、民主党憲法総合調査会役員会に出席し、前川事務局長の司会で、枝野会長の挨拶と衆参の幹事報告などの後に、05年憲法提言の基本的人権につき自由な意見交換をしました。まだブレーンストーミング段階です。

憲法総合調査会役員会

 17時過ぎから1時間、「核兵器のない世界を目指す議員連盟(非核議連)」の勉強会に出席し、朝日新聞論説副主幹の吉田文彦さんの話を聞き、若干の質疑をしました。

非核議連勉強会

 

田中さんと中田さん

 会館事務所に戻ると、昨日の法務委員会に参考人として出席してくれた田中須美子さんらが本会議の傍聴に来て寄られ、暫時懇談。その内、他の会派の会合のアナウンスが入り始め、やがて20時20分から議員総会の3回目が始まり、経過報告を聞きました。その後、大慌てでラーメンの夕食。21時10分から本会議が始まり、前回の続きで、衆議院提出の公選法改正案につき前田委員長の報告を聞いて記名採決で220対16で可決、成立としました。さらに原発事故の時効延長法案につき文科委員長の、中国残留孤児配偶者支援の法案とがん登録推進法案につき一括して厚労委員長の、国土強靭化法案につき災害対策特別委員長の、それぞれ報告を聞いて押しボタン式で、前3法案はいずれも177対0の全会一致で、国土強靭化は136対40で、すべて可決しました。時効延長と国土強靭化は衆議院提出なので成立、厚労2法案は参議院議員提出なので衆議院に送付となりました。なお、これら4法案はいずれも議院運営委員会で合意のないまま採決で委員会に付託されたため、民主党は採決に加わりませんでした。続いて、消費者集団訴訟特例法案につき消費者特別委員長の報告を聞いて記名採決で234対0の全会一致で、産業競争力強化法案につき大久保経産委員長の報告を聞き、反対討論があって、195対41で、いずれも可決、成立としました。ここで22時15分に、延会して24時10分に再開する旨が宣言されて休憩となり、その直後に与党から、水岡内閣委員長と大久保経産委員長の解任決議案が提出されました。一度議員宿舎に戻りデスクワーク。

 23時50分から、議員総会の4回目を開き、これまでの経過説明を聞きました。24時10分から本会議が再開され、まず民法と戸籍法の各改正案につき法務委員長の報告を聞き、押しボタン式で、前者を234対0の全会一致で可決、成立とし、後者を117対118で否決としました。これは参議院議員提出なので、衆議院に送付されません。その後は、3常任委員長解任決議案の記名採決による処理で、まず議院運営委員長につき前川さんの趣旨説明を聞き、浜野喜史さんの賛成討論などがあって94対142で否決とし、水岡内閣委員長につき趣旨説明を聞き、神本美恵子さんの反対討論などがあって131対105で可決とし、大久保経産委員長につき趣旨説明を聞き、加藤敏幸さんの反対討論などがあって130対105で可決としました。野党側の討論はいずれも立派でした。与党側は、同じ文章を何度も使ったり、粗雑で問答無用と言わんばかりした。しかし2委員長は解任となり、その選挙準備のため、ここで26時40分に休憩。

議員総会その2
議院総会その3

 27時15分に再開され、原則通りの委員長選挙を行い、内閣委員長は山東さんが水岡さんに、経産委員長は北川さんが大久保さんに、いずれも131対105で勝って当選されました。27時55分に休憩が宣せられ、長い一日が終わりました。


2013年12月4日(水)

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