江田五月活動日誌 2013年12月 >>日程表 ホーム総目次12月目次前へ次へ

12月6日(金) 常幹、日弁連、総会、本会議(森大臣問責)、会期延長、内閣不信任案、総会s、本会議(問責否決、秘密法成立等)

 今日は、9時半から短時間、常任幹事会を開きました。海江田代表が冒頭挨拶で、特定秘密保護法案の強行採決に全党一丸となって反対することを表明し、「頑張りましょう!」と結びました。今後の対応については、代表一任としました。その後、同僚議員と若干の打ち合わせ。

常任幹事会 - 全景
同 - 岡田さんら

 10時半前に会館事務所に入り、デスクワークなど。12時半から30分弱、日本弁護士連合会の臨時総会に出席しました。冒頭に山岸会長が挨拶の中で、秘密保護法案にも言及しました。正副議長を選んだところで中座して、国会に戻りました。今日は国会最終日で会期末処理と呼ばれる手続きがあり、院内放送は各種会議開催を伝えていましたが、会議を主宰する委員長らを除いては、民主党は出席しませんでした。状況は刻々と変化しますが、残念ながら少しずつ強行採決へと向かって進んでいるように見えます。それでも衆議院側と連動し、緊張は高まっています。

日弁連臨時総会 - 山岸会長
同 - 出席者席

 14時50分から、議員総会を開きました。大書された「禁足」の下で、郡司会長が決意表明し、次の本会議の対応を決めました。15時15分から本会議が再開され、森雅子大臣の問責決議案を議題とし、まず金子洋一さんが趣旨説明。森本真治さんの賛成討論などがあり、記名採決で16時10分に、94対130で否決されました。そこでまた休憩。会館事務所に戻り、待機しながらデスクワークなど。

議員総会 - 全景
同 - 禁足

 衆議院でも森大臣の不信任決議案が提出されましたが、その後に2日間の会規延長の申し出があり、これが衆議院本会議で議決されました。この会期延長は秘密保護法案の採決の為だけで、さらに審議を尽くそうという姿勢はないため、これを理由に内閣不信任案が提出され、20時の時点で、衆議院は本会議で内閣不信任案を審議しています。多勢に無勢で否決されることは必至で、そうなれば参議院本会議再開を阻む手はなく、既に秘密保護法案は議題宣告されており、中川特別委員長問責決議案から審議を始めることになります。

 20時45分から、議員総会。いよいよ最後の本会議に臨むに当たり、郡司会長が、中川NSC特別委員長の議事を到底認めることは出来ないと、強く抗議の意思表示をしました。21時から、本会議。既に議題宣告されている特定秘密保護法案の審議で、委員長問責決議案が議題とされ、提出者の福山哲郎さんが20数分にわたり力強い趣旨説明をし、討論に入り、白眞勲さんの15分強にわたる迫力満点の賛成討論をはじめ野党各党の立派な賛成討論などを聞き、記名採決により残念ながら102対132で否決されました。そこで、特別委員長の報告となったところで、民主党はこれを聞くことは耐えられないと退席し、議員総会再開となりました。この後の対応につき、若干の混乱がありましたが、総意で本会議に戻って反対票を投じることを決め、反対討論継続中に戻って記名採決の動議を提出しました。ところが、与党がこの動議につき場内協議を拒んだため、議長が記名投票を宣告するまで20数分にわたって議事が停滞し、その間に傍聴席から議場に物が投げ込まれるような事態まで起きました。退席のままの野党会派があり、結局23時20分過ぎに、130対82で可決、成立となりました。その後、独禁法改正案の 緊急上程が起立採決で決まり、議長が延会と24時10分再開を宣して、休憩となりました。会館事務所に戻ると、地元記者が取材に来ました。

議員総会 - 再開

 24時10分から本会議が再開され、まず独禁法改正案につき経産委員長の報告を聞いて162対16で可決、成立とし、国家戦略特区法案と衆議院提出のアルコール健康被害対策基本法案につき内閣委員長の報告を聞き、前者につき反対討論があり、前者を158対18で、後者を177対0の全会一致で可決、成立としました。民主党はいずれも、押しボタン式採決に参加しませんでした。さらに中国の防空識別圏設定抗議決議の趣旨説明があり、137対0の全会一致で可決し、岸田外相の所信表明がありました。その後、請願の処理など会期末の手続きをし、橋本事務総長辞任を許可し、中村新総長を指名し、24時35分に散会となりました。

 24時40分前から短時間、最後の議員総会を開き、郡司会長が総員による一致結束した行動のお礼と今年最後の挨拶をして、閉会となりました。


2013年12月6日(金)

>>日程表 ホーム総目次12月目次前へ次へ