江田五月活動日誌 2014年6月 | >>日程表 | ホーム/総目次/6月目次/前へ|次へ |
今日は、比較的ゆったりとした日程でした。11時過ぎに会館事務所に入り、参議院職員と議員外交につき打ち合わせ。13時から1時間半ほど、チェコ人のイヴォ・プルシェックさんが来られ、研究課題についてのインタビューを受けました。プラハの大学の後にUCバークレイ校で学び、北京、韓国、ドイツのベルリン自由大学を経て、現在は早稲田大学大学院政治学研究科の客員研究員として、第2次世界大戦後の政治過程についての日・独の比較研究をしており、特に両国の革新政党や政治家の政策や政治思想に焦点を当てています。日本社会党の理論誌である月刊社会党や国会での関連の質疑もしっかりと読み込んでいました。
プルシェックさんその上で、日本の革新政党や政治家が戦争責任をどう考えていたか、仮に責任は戦争遂行者にあって、自分たちも国民も被害者だと考えていたとすれば、そのことが原因で、中国や韓国からの日本に対する戦争責任追及に対して日本国民が反発する結果に繋がっているのではないかといった、私たちが考えたこともない質問を出されました。私は、日本国民に強い被害者意識はなく、むしろ一億総懺悔と伝統的な禊の精神構造で戦争責任問題を通過しており、そこに日本の政治や社会の根本的な課題があるといったことを説明しました。資料を読み込み、自分なりの仮説を立て、しかしそれが時代状況や社会の特徴に関する理解不足のために思わぬ過ちに陥っている可能性があるとの留保から、仮説を自ら批判的に検証する姿勢を保持しており、歴史研究の方法という点で極めて刺激的でした。
その後、議員宿舎に戻り、ちょっと風邪気味なので休憩。18時過ぎに出て、18時半から2時間半ほど、6月17日に来室した孫美嬌さん、武田さんとの約束どおり、王春生さんも交えた夕食懇談をしました。王さんは日本留学当時、日中友好会館の後楽寮に居住し、現在は日本と中国で事業を営んでいます。中国の若者には起業を目指すものが多く、日本の若者とは対照的だといった話をしました。
孫さん、王さんら