江田五月活動日誌 2015年4月 >>日程表 ホーム総目次4月目次前へ次へ

4月15日(水) 再犯防止議連、合同会議、瀬戸内議連、統治機構、憲法役員会、宗教と政治、憲法討論会

 今日は、10時半過ぎに会館事務所に入り、11時から20時過ぎまで会議の連続でした。まず11時から「超党派で再犯防止を進める議員連盟」の会議に出席し、法務省と厚労省の担当者からそれぞれ政府の施策につき説明を聞いた後、再チャレンジ支援機構の玄秀盛理事の「どんな過去でもやり直しはきく」との講演とさわやか福祉財団の堀田力会長の「再犯防止施策と地域福祉政策とのネットワークの必要性について」との講演を聞き、質疑応答をしました。現在、協力雇用主が全国で500社以下、帰住先のない出所者が年間6300人以上というのは、私の予想を超える惨状でした。

再犯防止議連

 中座して12時から、「国対・筆頭理事合同会議」に出席しました。これも中座して、12時半から、「瀬戸内海再生議員連盟」総会に出席しました。これまでは与党内の議連でしたが、今回から私たちも参加することになったもので、環境省担当者から瀬戸内海環境保全基本計画の改定につき、さらに参議院法制局から先国会提出法案につき、それぞれ説明を聞き、参加者が一言挨拶をしました。私も、瀬戸内海特措法制定には私の父も深くかかわったことと、基本計画改定の根拠となった中環審答申は私が環境相のとき諮問したものであることを述べました。

瀬戸内海再生議連総会 - 全景
同 - 一言

 中座して、13時から15時半前まで、「国の統治機構に関する調査会」に出席しました。国と地方の役割分担に関し、広島県の湯崎英彦知事、東京大学の神野直彦名誉教授と京都大学の秋月謙吾教授の意見陳述を聞き、質疑応答をしました。神野教授によれば、スウェーデンでは教育費は家計支出には出て来ないそうです。それは、すべて公共サービスによる現物給付で賄われるので、教育費が家計を圧迫するような事態は起こりえないのです。そして、そのような生活関連の現物給付は、身近な地方自治体によって提供されるのが望ましいと主張されました。

統治機構調査会

 またまた中座して、15時半から30分弱、民主党憲法調査会役員会に出席し、会長として冒頭挨拶をしました。民主党は憲法についての見解をまとめられないから憲法の議論に消極的だという型にはまった報道が一部にありますが、党はずいぶん長く憲法の議論をしてきており、見解をまとめるのは十分可能です。岡田代表は安倍首相の下での改憲論議を「封印」するとしていますが、それは論議の前提となるべき共通認識が得られていないからです。現行憲法は良いもので、この憲法の下での戦後日本の歩みは基本的には良いものだというのが、国民と国際社会の認識です。これを確認して、その上でさらに良いものに改めていくことに、民主党は賛成です。政党間でこの共通認識を得ることがまず必要ですが、安倍首相はこれとは逆の認識を持っており、自民党も独特の憲法草案を発表するなど、安倍首相の憲法認識を容認していると思われます。まずこれを改めるのでないと、「封印」は解けません。

憲法調査会役員会 - 全景
同 - 挨拶

 16時過ぎから1時間強、民主党内の「宗教と政治を考える会」の勉強会に出席し、立正佼成会の根本昌廣理事の「立正佼成会の平和活動について―主に政治とのかかわりを中心に―」という講演を聞きました。民主党の政策活動の基本となる考え方と言うべき説得力に溢れたお話でした。

宗教と政治を考える会

 やっと会館事務所に戻ったのですが、すぐに17時半に出て、18時前から20時過ぎまで、読売新聞社で、憲法討論会に出席しました。国会議員は自民党憲法改正推進本部長の船田元さんと民主党憲法調査会長の私、それに18歳で大学1年生の猪股翔平君といずれも19歳で大学2年生の高橋里奈さんと倉知祐輔さんで、司会者の問題提起に従って、18・19歳の選挙権実現が持つ意味などにつき自由に討論をしました。5月3日の朝刊特集面に載るそうです。

読売新聞憲法討論会 - 全景
同 - 議員ら
同 - 学生ら
同 - 全員で

2015年4月15日(水)

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