今日は、11時半過ぎに会館事務所に入り、12時から1時間半強、ランチミーティング「EUはいま」に出席しました。EUIJ早稲田(The European Union Institute in Japan at Waseda University)の主催する国会議員・研究者意見交換会で、研究助手の清水由賀さんの司会で、まず中村英俊准教授が、「ヨーロッパ統合の歴史的意義と現在の課題」と題して、主権国体系の超克、安心共同体の形成、新しい国際主体の登場と3点を挙げてEUの歴史の流れを概観し、現状の問題点を解説しました。次いで長く北欧政治に関わってきた岡沢憲芙名誉教授が主としてスウェーデンの政治や社会の動きにつき話し、意見交換となりました。私も、中学校時代に習ったヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)からEC、EUと現在に至った歩みに対する感慨を述べ、さらに安全保障面ではESCEからOSCEへの流れも注目したいと述べ、スウェーデンの国民総背番号制などにつき、その基盤と機能などの話に花が咲きました。
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EUIJ早稲田 - 岡沢さんと |
同 - 意見交換会 |
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同 - 発言 |
14時過ぎから、地元から江田五月会事務局長の鳥井良輔県議が上京してきて、打ち合わせ。14時45分から1時間弱、玄葉光一郎民主党選対委員長が来て、緊迫してきた政治状況と岡山県の国政状況につき意見交換をしました。
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鳥井県議と |
玄葉委員長と |
15時半からの開始に遅れて、東京中国文化センターで開催された「チベットタンカ芸術展」の開幕式に駆けつけました。タンカはチベット仏教の仏画で「唐卡」と書き、、日本の曼荼羅と似ています。上海歴史博物館とセンターの共催で、日中友好会館も後援しており、博物館の張嵐館長の挨拶中に入り、中国大使館の陳諍参事官に続いて私が挨拶し、さらにテープカットにも参加しました。その後、16時半まで、解説をいただきながら何点かを鑑賞しました。中国とチベットというと、直ぐに弾圧とか人権とかという言葉が浮かび、それも大切ですが、チベットの伝統文化や宗教が大切にされている現実も見逃してはなりません。
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チベットタンカ展 - 挨拶 |
同 - テープカット |
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同 - 鑑賞 |
17時半からの「赤峯邦彦さん、お別れの会」に、18時前になって遅れて参列しました。ティグレ・フォーラムの代表で、3月25日に60歳で急逝されました。最後にお会いしたのは、年末の集会だったでしょうか。ちょうどお別れの言葉が終わるところで、直ぐに献花をさせていただき、別室での偲ぶ会に顔だけ出して中座しました。
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赤峯さんお別れ会で献花 |
その後、夕食を掻き込み、19時から2時間20分ほど、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会に出席しました。長い伝統のあるドイツの音楽都市のオーケストラで、首席指揮者のミヒャエル・ザンデルリンクさんの指揮でベートーベンの3曲を鑑賞しました。まず、歌劇「フィデリオ」序曲。次いでピアノが中央に運ばれ、清水和音さんのピアノでピアノ協奏曲第5番「皇帝」を堪能しました。アンコールに応えてショパンの英雄ポロネーズが実に力強く演奏されました。ここで休憩があり、その後に交響曲第7番となり、ピアニッシモは非常に小さくはっきりと響き、フォルテッシモは力強くティンパニーが限りなく響き渡り、素晴らしい演奏で感動しました。アンコールに応えて、ロッシーニのウィリアム・テル序曲が、さらにもう一曲、エルガーのエニグマ変奏曲より第9変奏“ニムロッド”が演奏されました。満席の会場が、感動に包まれた素晴らしい時間でした。
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ドレスデン・フィル |