今日は、京都のホテルでゆっくり起床し、10時にチェックアウト。昨夜、名刺がなくなりそうになったので、コピーで作ろうと町に出ると、京都市役所前の広場で鼓笛まつりの練習中でした。ホテルのビジネスセンターで無事に名刺を作り終え、地下鉄を乗り継いで京都駅へ。ブランチを取ろうと空中回廊をさまよったのですが、お食事のお店はいずれも11時開店なので、喫茶店で朝カレーを食べ、11時半前に特急きのさき号で京都を出て綾部に向かいました。
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市役所前広場で |
特急きのさき号 |
12時半に綾部に着き、「世界連邦日本大会2015in綾部」が開かれる京都府中丹文化会館へ。13時前に控室に入り、主催者の世界連邦運動協会の中野寛成会長代行、世界連邦日本国会委員会の横路孝弘会長、世界連邦推進日本協議会の日下部禧代子幹事長、大会実行委員会委員長の山崎善也綾部市長、同顧問の四方八洲男前市長らと懇談するうち、ここを選挙区とする谷垣貞一代議士も到着し、大本教の出口紅教主も来られました。谷垣さんと私とは、国会委員会の顧問です。会場は満席で、開会前のアトラクションでは市内の小規模校を統合した上林小中一貫校の9学年全52人の児童・生徒による太鼓と「世界連邦の歌」などの合唱が披露されました。
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世界連邦日本大会 - 控室で |
同 - 満席の会場 |
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同 - 小学生合唱 |
14時前に私たちも舞台上に移動し、開会行事となって、中野会長代行、横路会長に続いて顧問の谷垣さんと私が挨拶しました。私は、10年前の衆議院の本会議決議に続き、今年は節目の年なので参議院の本会議決議をすべきでしたが、国会の混乱で出来なかったことをお詫びしました。さらに、WFMのペイス専務理事の安保法制に懸念を示したビデオレターが流されました。その後、綾部市小・中学生のポスター・作文コンクール表彰式があり、最優秀作文受賞者で中学3年生の朝野晃生君の作文朗読があり、山崎市長による「世界連邦都市・綾部の歩み」のプレゼンテーションが行われ、暫時休憩となりました。
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同 - 中野会長代行の挨拶 |
同 - 私の挨拶 |
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同 - 朝野くんの作文朗読 |
そこで私たちも会場内に席を移し、15時から1時間15分ほど、明治大学の中沢新一さんによる「平和の富」という記念講演を聞きました。現代の戦争と平和は、イデオロギー対立から富の関係に移り、環境問題なども富が関係し、この観点を離れた平和論は現実的な力を持たないとの問題提起から話を始めました。そして、「資本」から「富本」に視座を移すことを漢字の成り立ちから説明し、生物の死骸の貝から屋根の下の壷内での発酵に重要性が移ったとし、綾部市で「郡是」の事業を始めた波多野鶴吉の思想とその孫の波多野一郎の「イカの哲学」の話となり、国是との比較をしながら「郡是」という身近な地域活動の総体に着目する発想を提起し、最後に国是由来の国連とは別の、世界市民による郡是発想の世界連邦の構想を説きました。次いで山川建夫さんによる「平和の祈り」というインディアンの詩と「イカの哲学」の抜粋の朗読があり、大会宣言の採択と日下部幹事長の閉会挨拶となりました。私はそこでお別れし、夕日の沈むなかを綾部駅に行き、17時半の特急きのさき号で京都に戻りました。
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同 - 日下部幹事長の閉会挨拶 |
綾部の日没 |
19時ころに京都に着いて次の会場に向かい、19時半前から2時間強、同僚議員を含め数人で夕食懇談をしました。美味しいハモ鍋と実り多い懇談のひとときを過ごし、さらに二次会に繰り出しましたが、私は22時半前に中座して京都駅に急ぎ、22時50分の最終新幹線で、帰岡しました。直前までの遅れは最終便では解消されていました。