2000/02/14 | 戻る/ホーム/憲法目次 |
衆・参憲法調査会への対応について
本日民主党憲法調査会役員会が開かれ、16日の参議院、17日の衆議院の各憲法調査会への対応を議論しました。調査会の今後の進め方についての討議に当たって、民主党としてどう対応するかです。
私から、次のとおり提案をし、これを党の基本的態度とすることが了承されました。
- 民主党は国会における憲法調査会の議論において、はじめに憲法改正ありきの立場はとらない。同時に憲法改正をしてはならないとの立場もとらず、21世紀の「この国のかたち」を構想する立場から、あらゆる問題について議論をしていくものとする。
- 民主党は、現在の日本国憲法の制定過程に問題があるから憲法改正をすべきである、との立場はとらない。制定過程についての議論も行われて当然であるが、あくまで、21世紀の「この国のかたち」を構想する立場から、議論をしていくものとする。
- 国会の憲法調査会の議論については、民主党は21世紀の「この国のかたち」を構想する立場から、各界の代表・碩学をお招きして、「20世紀の総括と21世紀の展望」について議論することを提案し、主張するものとする。
- 国会において憲法の議論をすることは、画期的な試みであり、国の基本法の議論であるから、いやしくも党利党略にとらわれた強引な運営があってはならない。広く国民にも開かれた議論で、この国の現状と進むべき方向についての深い洞察に基づいた議論となるよう、叡知をしぼるべきである。
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