2003年11月30日 |
民主党幹事長 岡田 克也
29日夜(日本時間)、イラク北部のティクリット付近で日本大使館の車が襲撃され、日本人外交官2名が亡くなられた。
犠牲となった奥参事官、井ノ上書記官両名には、民主党現地調査団もお世話になり、これまで厳しい現地の第一線で復興支援に全力を尽くしてこられた。痛恨の極みであり、衷心よりご冥福をお祈りするとともに、ご家族、ご関係者に心からお悔やみを申し上げます。
このような事態に至ったことに、強い憤りと深い憂慮の念を抱く。今回の事態に関して、政府の安全対策と見通しの甘さの責任を問うとともに、直ちに関係委員会を招集し、政府は事実関係を国民の前に明らかにし審議をするよう求める。
また政府は来週にも自衛隊派遣の基本計画を閣議決定するとの報道もある。これまで民主党は、政府の情勢認識や対応、判断の甘さ・過ちを糾し、イラク問題に対するわが国の姿勢を根本から見直すよう求めてきた。総理の所信表明とともにイラク問題に関する徹底的な審議を行うためにも臨時国会の召集を、あらためて強く要求する。以 上
2003年11月30日 |