2005年1月31日

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イラク国民議会選挙について(談話)

民主党『次の内閣』 ネクスト外務大臣
鳩山 由紀夫

30日、基本法に基づきイラク国民議会選挙が実施された。フセイン政権の圧制、さらには戦争と占領、それに伴う治安の混乱という長い苦しみを経て、イラク国民が選挙を実現し、イラク国民の手による統治への重要な一歩を進めたことに敬意を表する。とくに、テロや選挙妨害などの怖れを乗り越え、投票所に赴いたイラク国民の国家建設への思いを重く受け止めたい。

ただし、イラク戦争開戦から今回の国民議会選挙の実施に到るまで、多くの死傷者が出ており、イラクの民主化プロセスが、多くの罪のない市民の犠牲の上に立っていることを認識すべきである。また、今回選挙におけるスンニ派の投票率が低かったと伝えられており、イラク移行政権の国家建設への道のりは決して平坦ではない。

日本をはじめ国際社会は、発足するイラク移行政権及び国民議会の取り組みを一致団結して支援していくべきであり、その際、イラク国民が求める復興支援のあり方を見極めることが重要である。政府は、自衛隊を撤退させ、今年度末に予定されているイラク憲法制定後の国民議会選挙が、公正かつ障害なく実施される環境整備に出来る限り協力していくべきである。

以 上


2005年1月31日

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