2001/06/26 |
知的財産権を国の柱に |
特許庁技術懇話会の皆さん、今日はこういう盛大な会にお招きをいただきまして、本当にありがとうございます。
また、新たに特許庁に入られました新入会員の皆さん、本当におめでとうございます。21世紀が始まる新しい年に、新しい人生を踏み出すということで、本当に期待をしております。
民主党には梁瀬進さんという、弁護士で大変知的財産権に造詣の深い参議院議員がいまして、彼が中心になって知的財産権についての政策でかなり大部のものをまとめました。すごい政策を作ったなと拝見したところ、最初は気が付かなかったのですが、「思い切って憲法を改正し、一ヶ条加えて知的財産権を国の柱にしよう」というところまで進んでいまして、そのぐらいの意気込みで知的財産権というものをしっかり推進していきたいと思っております。
私も実は弁理士です。弁理士の仕事ができるかどうかというのは、疑問ですけれども、私たち民主党の菅直人幹事長は、正真正銘の弁理士です。彼に誘われて私は弁理士会の登録だけしておるのです。しかし、袖振り合うも他生の縁で、弁理士の皆さん、あるいは特許庁の関係者、知的財産権に携わる皆様方のことは、本当に一生懸命応援しなければならないと思っております。
最近の司法制度改革の議論では、弁理士の皆さんの司法に関与する度合いをもっと広げなければいけないのではないか、侵害訴訟の代理権も与えようということを議論をしております。司法制度の中でも、知的財産権関係の皆様が、大いに活躍してもらえるような、そういう基盤を作っていかなければならないと思っております。
いずれにせよ、21世紀に入って、皆さんの、特に新入会員の皆さんの責任は非常に重いと思います。どうぞ頑張ってください。皆さんのますますのご活躍を心から祈念してご挨拶といたします。特許庁技術懇話会懇親会での挨拶