2003年7月10日 |
もっとアクセルを
ご紹介いただきました民主党参議院議員の江田五月でございます。
今日は、特技懇の皆さんの懇親会、本当におめでとうございます。今年は73人の新人の方が入庁されたと、さっきそこへ入ってくるときに特許庁技術懇話会代表委員のごあいさつの中で伺いました。73人、例年いくらだったかなと、なかなか記憶がよみがえってこないのですが、例年よりもまた大きく増えたのかなと、そんな感じを持っております。ぜひ若い力でこの日本の「知財立国」を担っていただきたいと思います。
知財戦略本部、小泉総理大臣が本部長で推進計画をおまとめになりました。さあ、いよいよこれからエンジン全開というところだと思います。この問題は、与党も野党もないどころか、与党と野党とどちらの方がよりアクセルを踏むことができるかを競争する場面だと思います。私どもは野党ですが、もっとアクセルを踏めと、もっとエンジンをふかせと、そういう方向で協力をしていきます。
考えてみますと私どもの代表・菅直人さんは弁理士でございます。私は菅さんとずっとコンビを組んでやってきたのですが、菅さんに言われて、弁護士だけでなくて弁理士登録もしています。そういう民主党ですから、この「知財立国」に向けては、本当に全力を尽くすというつもりでおります。
今、司法制度改革がだんだん山場に差し掛かってまいりまして、今年もいくつかの法案を処理して、来年はますますということになってきています。先日は裁判迅速化法案と同時に、民事訴訟法を改正して、知財裁判は東京、大阪の地裁を専属管轄、あるいは東京高裁を専属管轄にするということをやりました。
司法制度改革については、私どもはこれもひとつしっかりとむしろ与党の立場でやっていきたいと思っています。これから知財高裁をどうつくるか、そんなテーマも今度の推進計画の中に入っているようでありますが、課題はたくさんあるので、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。
今日は政治家の討論会ではないので短く終わりにしたいと思いますが、どうぞ頑張ってください。よろしくお願いします。期待しております。特許庁技術懇話会懇親会での挨拶
会報「特技懇」(03/09/19発行)No.230 掲載
2003年7月10日 |