2005年2月26日 RSK-TVの国会報告

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国会報告です。今週は民主党の江田五月さん。聞き手は山内記者です。


○江田さん、こんばんは。(こんばんは。)江田さんは先月代表質問に立たれましたが。

はい、国会が始まり、小泉総理はじめ施政方針演説があって、それに対して論戦をスタートさせる。参議院のほうの論戦のトップバッターを切って、1月の25日に、私が代表質問をやりました。(会議録

40分間質問に立ったのですが。いろいろなことを言ったのですが…、一番大きなことは、文明ということなのですよ。ずっと前に20世紀の初めですが、イギリスで物理学者が核融合を予言して、その時に、核融合というエネルギーが人類にプラスなのかマイナスなのか、それはその時の文明の状態だと言ったのです。

文明というのは何ですかというと、人間の中には荒々しさもあるけど、やさしさもある。荒々しさが爆発したら世の中無茶苦茶です。だからそれをちゃんとコントロールして、やさしさを行き渡らせるようにする、というのが文明なのですが…。小泉さん、3年半の政治はどうですか。もう生き馬の目を抜くと言いますが、「もっと抜けー」という、そういうやり方でやってきているから、日本が無茶苦茶になっているんじゃないの。こんなことから、議論をしました。

私は今、犯罪の状態を見ても、経済のことを見ても、これは本当に小泉政治を、もう終わりにしなきゃいかんと思いますね。

○そして、通常国会が始まりまして、予算の…

予算ですね。来週、2月から3月に月が移る、これが衆議院のほうのいよいよ最終段階なのですね。ここで一番今もめているのは、定率減税をやめようと…。所得税などの減税をしたのですが、これをやめるということは、つまり増税ですね。そうですね、1兆6500億円ぐらいの増税になるんじゃないかと言われているのですが、今景気がこういう状態ですから、増税をやったら景気が失速して、それこそもう無茶苦茶な世の中になりかねないのです。

ですから、私たちは本当に増税を国民が認めるのかどうか、これをじっくり議論しなければいけないと言っているのですが…。ところがこの法律が、がんじがらめに固まりで出されていて、予算の執行のための税制改革と一緒にやれと、したがって衆議院では3月の初めに、参議院では3月の終わりまでに全部仕上げろ、と言ってきているわけですよ。

実際に増税を仮にするとしても、やるのは来年の1月からですから、これは時間をじっくりかけて、国民のみなさんの本当の理解が得られるかどうか、やってみなきゃいけませんよと言うのにね。そこが攻防で…。

そして、衆議院が終わったら参議院に来ます。私は、愛知万博が3月24日に始まるのですが、その前までに、参議院での予算も仕上げて、後は万博でお祭り騒ぎというのでは、それはいけないというので、参議院の側での最高責任者として、民主党のほうのですがね、やっていきたいと思っています。

そのほか、これから郵政のこととか、人権擁護のこととか、いっぱい議論がありますが…。

それと合併で、地方選挙がいっぱいあります。これは総社の市長選挙や、赤磐の市長選挙や、あれこれあるので、民主党としての存在感をしっかりと示していきたいと思います。

○わかりました。ありがとうございました。


2005年2月26日 RSK-TVの国会報告

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