2007年1月25日 | 2007 国政を語る |
生活関連で党アピール
江田五月(民主、参院岡山選挙区)
「亥年は十二支の最後ではなく、子から始まる次の十二年に向けて準備を整える年と考えている。わが党としては、政権交代に向けて準備を整える年にしたい」
四月の統一地方選、夏の参院選が十二年に一度重なる選挙イヤーに、強い決意を込める。
最大の政治決戦は参院選。「なんとしても自民を上回る議席で与野党逆転を果たしたい」と闘志を燃やし、「決して絵空事ではなく、手ごたえは十分に感じている」と言い切る。
自身が三度目の当選を果たし、党も躍進した二〇〇四年の前回参院選をベースと位置付け、岡山選挙区での戦いでは、県内を走り回って支持拡大を図る構えだ。
前行革担当相らの辞任劇もあって支持率が低下傾向にある安倍政権。「仲良しグループを取り込み、年功序列で実施した組閣がここに来て全部裏目に出ている」と痛烈に批判。「小泉前首相が陽性とすれば、安倍首相は陰性で暗いイメージしかない。このままいけばどんどん支持率は落ちていく一方だ」と見通し、好機到来ととらえる。
そのためにも二十五日から始まる通常国会の議論が重要になる。「安倍首相は問題法案を出してくるだろう。政治は生活。庶民増税、農業、障害者など生活関連の問題を軸に党の主張をアピールしたい」(小林貴之)
【山陽新聞 2007年1月25日朝刊掲載】
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