2007年10月31日

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第55回民間放送全国大会式典での祝辞

平成19年10月31日
於:グランドプリンスホテル新高輪

 参議院議長の江田五月でございます。

 本日は、日本民間放送連盟の大会式典にお招きいただき、誠にありがとうございます。盛大な開催に心からお祝いを申し上げます。

 マスメディアは、さまざまな情報を公開し、国民が討論する開かれた場を提供するなど、民主主義の基本的な原則を実現するためのきわめて重要な機能を果たしています。

 中でも民間放送は、自由な発想で多様な課題に取り組み、さらに教養・娯楽番組などを通じ、国民に感動を与える役割も担ってきました。また、災害時の役割も大切です。最近では、目覚しい技術の進展によって、臨場感ある美しい映像や音声を届けたり、充実したデータを提供したりしています。

 インターネットや携帯電話の普及が進んだ現在でも、放送は依然、きわめて大きな影響力を有しています。関係の皆さまには、放送が児童や青少年をはじめ、社会一般に与える影響力の大きさを常に心に止め、放送倫理の一層の向上や良質な番組の提供に努めていかれるよう、お願いします。

 結びに、民間放送発展のため力を尽くされている日本民間放送連盟の皆さまに感謝し、本日ご列席の皆さまのますますのご健勝とご活躍をお祈りして、お祝いの言葉といたします。

参議院議長 江田 五月


2007年10月31日

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