2008年11月19日

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第52回 町村議会議長全国大会 江田参議院議長祝辞

平成20年11月19日
於 NHKホール

 参議院議長の江田五月でございます。

 全国のおよそ1,000の町村議会から議長の皆さまが参加され、第52回町村議会議長全国大会が盛大に開かれましたことを、心からお喜び申し上げます。

 昨年4月の地方分権改革推進法の施行以来、分権の動きが進んできました。地方分権改革推進委員会も「1次勧告」、「国の出先機関の見直し」と歩を進め、2次勧告の取りまとめに向けて動いているところです。

 地方分権改革は「地方公共団体の自主性と自立性を高める」ことを基本理念としていますが、その実現に当たり、地域住民を代表し、行政との橋渡しを行う地方議会の役割はますます大きくなっています。とりわけ町村議会は地域住民に最も近い存在であり、それだけ住民の生の声を聞く機会も多いと思います。

 町村議会の議長である皆さまは、そうした声を施策に反映させるのはもちろん、町村の行政が公正で効率的であるかチェックするために、議会の運営に日夜、力を尽くしていただいています。同じ議会人の一人として、そのご労苦に深く敬意を表します。

 地方をめぐっては現在、道路特定財源の配分が大きな議論を呼んでいます。これから大変厳しい調整に入っていくと思いますが、どのような財源であっても、効果的な施策の執行は町村議会での建設的な議論があってこそ可能です。活発な論戦のために一層のご尽力をいただきますよう、心からお願いいたします。

 結びに、本日の大会の成功と全国町村議会議長会のますますのご発展、そしてご列席の皆さまの一層のご健勝をお祈りして、祝辞といたします。



2008年11月19日

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