2012年6月23日 17:20〜放送

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RSKイブニングニュース「国会報告」 (聞き手:米澤秀敏さん)


○今週は江田さんです。こんばんは。

よろしくお願いいたします。

○さて、政権与党、民主党、今大変なことになってますね。


大変ですね。実は私は、大変といえば、ちょうど一番大変な時に外国に行ってましてね。帰ってきたらこうなっていたんですが、というのが、16日にサウジアラビアの皇太子が急逝されて、弔問に行けと、日曜日に官房長官から電話がかかって、すぐに行かなきゃということで、サウジアラビは、石油の問題を見ても中東情勢を見ても非常に大切ですから皇太子殿下に行っていただいて、 私は、政府特派大使として同行しました。0泊2日というんで、ほとんど飛行機の中で、帰ってきたらこういう状況で、一昨日ですかね。国会最終日の夜帰ってきたらすでに延長が決まっていて、26日に社会保障と税の一体改革、3党合意の修正案、この採決と言う訳ですが、民主党の中でこれに対する反対が出てきている。いうことで、これから手に汗握るということになりますね。

○その採決見通しは如何ですか?

私自身は、前回4月にここでも申し上げましたが、これはもう揺らぐことなく前に進むべきだといっておりますが、民主党の政策は、政策として、しかし、それだけで通って行く国会の情勢ではないんで、ねじれ国会ですからね。社会保障の問題というのは、勿論、いろんな考え方があるんで、自民党の皆さんと言うのは、どちらかと言えば、自助が大切。私達の方は自助だけだと政治はいらないんで、やっぱり公助がしっかりしてなきゃと、そういう違いはあるけど、現実の世の中ですから違いはあってもどっちかに決めるまで決まらないと言うんではいけませんから、それは3党合意でそこは各党若干の不満はあっても或いは玉虫部分はあってもこれで前へ進もうということにしなきゃいけないんでね。ですからこれはしっかり通して行くべきだと思っています。

○ただそれに対する民主党内の例えば小沢さんが何人を引き連れて、いろいろと言われてます。

これは何人かわかりません。わかりませんが、まあこんな事言うといけませんが、何れにしても通ります。小沢さんのグループが造反しても通ります。そこで造反がその後どうなるかですよね。私はここは、もう腹をくくって少々の荒波があっても前へ進めていく、その先に国民の皆さんにこういう形で社会保障と税の一体改革をやったのはよろしいでしょうかどうでしょうかと、これを国民に聞くということはありうると思いますね。

○ということはほんとに民主党、少々では済まない事になるのかもしれないとも言われていますよね。

民主党もそうですが、自民党だってそうですし、それよりもこの国がどうなるかと言うことが問われている時ですから、去年は東日本大震災で私達は大変な修羅場を見たわけですね。大変な犠牲のもとに、今、社会保障も税も同じように大変な危機に直面しているわけです。しかも他山の石というべきヨーロッパの事例もあるわけでね、これは国民の皆さんに少しずつ負担を頂いてもこの危機を乗り越えて、社会保障は安心できるようにする財政もしっかり立て直す、未来につけを残さない、その方がよっぽど重要なんで、それぞれの党派のことや政治家個人のことは云ってられない。そういう時に来ている。そういうある種の危機感を共有出来るかどうかと言うところだと思ってます。

○どうもありがとうございました。

よろしくお願いします。


2012年6月23日 RSK-TV国会報告

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