1999/11/25 |
オウム関連法案、司法制度改革について
民主党「ビデオ・メッセージ」より eda_001.ram(351KB)今の臼井法務大臣のカウンターパートになる、司法ネクスト大臣の江田五月です。
今日11月25日、オウム2法の委員会審議があり、私も質問に立ちました。オウムが活動を再開して各地でトラブルを起こしています。また、首長さん方が住民票を受け付けないとか、学校も入れさせないとか、いろいろな問題が起きています。これはオウムの信者にとっても困るし、地域の住民にとっても困る事態です。
オウムが何の反省もせずに活動を再開したというのが悪いのだから、政治の責任でこのオウムの皆さんの活動を、透明化して心配のないものにする。もし心配な活動があったら再発防止処分で押さえ込む、そういう法案が出てきたわけです。いろいろ気になるところがあるので、私たちは修正要求を突きつけました。そして、5年ごとに廃止を含めた見直しを行うという修正を勝ち取って、この法律を作るという事にしたわけです。
それから、私は、憲法調査会という、民主党の中で憲法の議論をする会の事務局長になることが決まりました。「憲法について大いに議論をする、しかし今の憲法の骨格はしっかりと守っていく」是非そういう立場で間違いのない憲法の議論をしたいと思います。
また、司法制度改革という大事な課題があります。国民の皆さんに近寄り難い司法ではいけない。敷居の低い、みんなに使える、そういう弁護士の制度や裁判の制度につくりかえていく、これも大きな役目です。
どうぞ、ご支援よろしくお願いします。
弁護士・学者を裁判官に (朝日新聞 11/27)
タクシー乗務員を「雲助」と表現した裁判官がいたが、この裁判官だけの問題にとどまらない。現在の判事養成システムがいかに欠陥だらけであるか、今回の事件が端的に示している。
純粋培養型で、外からあまり血を入れない。世間との交流を自制しすぎて、幅広い経験のある裁判官が少なくなっているのではないか。「裁判官総入れ替え」ぐらいの発想がなければ、市民のための司法改革なんてできっこない。
質を上げるためには、量を増やし競争させることが一つの方法だ。弁護士などを経験した人から裁判官に任官するような法曹一元制度を進める必要がある。
1999/11/25 |