1992/01 五月会だより No.60 ホーム主張目次たより目次前へ次へ


 明けましておめでとうございます。

 さるどしなので、「申々如」と揮毫してみました。志をあくまで高く持って、のびのびと明るく、明日をめざす決意です。
 昨年は除夜の鐘の鳴るまで超多忙でした。宮沢内閣に「日本丸」と「宇宙船地球号」の舵取りをまかせることはできません。
 今年は「野党再編・連合新党」も正念場。次第に輪郭がはっきりしてきました。
 夏の参議院選挙では、「社民連」として比例区で全力投球です。ぜひご支援下さい。
 今年もよろしくお願いいたします。




 明けましておめでとうございます。
 ご家族お揃いで素晴らしい新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

 さて、今年は、江田五月グループにとっても、いよいよ正念場の年となりそうです。宮沢内閣がめっこを入れて成立を目論んだPKO法案も、結局は継続審議という形の廃案に追い込まれてしまいました。公明党を抱き込んでの自民党勢力ですから数の上で決して足りなかったわけではありません。自民党内の派閥のよじれによる閉塞状況が生んだ結果といえるでしょう。

 したがって、もはや自民党単独では勿論、野党の一部を取り込んでも安定した政局運営は難しい状況が、日本の政界に構造的に存在してしまっている。その意味では、野党の再編ではなく、政界全体の再編が必要になってきているのが現状だと言えると思います。国家観、防衛、外交など大枠では、そう変わらない二つの政党に新しく再編し直さなければ、世界の中の日本、世界の期待に応えられる日本の政治を実現することは出来ないとの実感は、与野党を問わず、今や底流では常識化しつつあるといってもいいでしょう。

 これらの動きが、今年七月の参議院選挙後に、相当な確率を以て顕在化してくるものと思われます。

 その時の一方の中心人物は間違いなく、わが江田五月です。その時には、過去十四年江田五月を応援してきた私たちの真価も問われるのです。


全国江田五月会結成

 十一月二十六日、全国江田五月会発足式ならびに株主総会が、東京の赤坂プリンスホテルで盛大に行われました。各党各界からの参加者は千二百人にものぼり、江田五月への期待がいよいよ高まっていることを感じさせました。

 午後六時、おなじみ山本コウタローさんと、ピースボートの辻元清美さんの軽妙な司会で第一部・発足式がスター卜。

 呼掛人代表として最初に壇上に立った原後山治弁護士が「お集まりの国会議員の顔ぶれを見ると、PKO法案の話し合いもここでつこうかというくらいの幅広さ。江田君らしい人の集まり方に、世話人として喜んでいます」と挨拶。次いで、全国江田五月会の規約が拍手で承認されました。

 これを受けて江田代表が決意表明。「父、江田三郎の遺志を継いで十四年。政権交代のできる政治勢力の結集を叫び続けてきたが、今や至るところからこだまが返ってくるようになった。あと一息です。必ず五月株に高い配当をつけてお返しいたします」。力強い発言に、会場から割れんばかりの拍手が寄せられました。

 続く「株主からの提言」では、「現実主義で新党結成を」(鷲尾悦也鉄鋼労連委員長)、「子供たちが政治家になりたいと言える国にしてください」(女優の渡辺みさ子さん)などの暖かい励ましの言葉をいただきました。この時、会場の一会員からも突然の『提言希望』。「明治維新の志士の如く、勇敢に戦うべし」との発言に、会場は大いに湧きました。

 新役員には、会長・江橋崇法政大学教授、相談役・原後山治弁護士を選出。江橋新会長の「今、江田五月への期待が大きく広がっている」という挨拶で、第一部は終了しました。

 引き続き行われた第二部の懇親会は、山岸章連合会長の乾杯で始まり、会場のあちこちで歓談の輪が開きました。

 なお、第二部でご挨拶をいただいた主な方々は以下の通りです。(順不同・敬称略)土井たか子社会党前委員長、近藤鉄雄労働大臣、伊藤淳二鐘紡会長、羽田孜大蔵大臣、山花貞夫社会党書記長、田淵哲也民社党副委員長、井上哲夫連合参議院副代表、柴田守商業労連会長、田英夫社民連常任顧問。

 フィナーレを飾ったのは、神田明神将門祝い太鼓の迫力ある演技。そして河原昭文弁護士のエールの後、菅直人衆議院議員の閉会の言葉で、株主総会は盛会のうちに幕を閉じました。

 最後になりましたが、この会には、岡山からも有志五十名以上が参加して下さいました。紙面を通じて厚くお礼申し上げます。


新しい年を迎えました。
旧年中は大変お世話になり、本当にありがとうございました。
本年も新しい政治をめざしてがんばる決意です。
ご指導、ご鞭撻下さいますようお願い致します。

事務局長
 秘書
秘書
秘書
秘書
秘書
 秘書
事務秘書
事務秘書
 大亀 幸雄
 森安 章文
 堤 豊次郎
 若井たつ子
 佐田 俊彦
 太田 正孝
 藤田 清久
 小嶋由美子
 杉山 陽子

編集後記
 明けましておめでとうございます。
 ご家族お揃いですばらしい新年をお迎えのことと思います。
 昨年は、大変な激動の一年でした。冷戦の時代も終わり、新しい世界秩序も構築されつつあります。
 今年もわが江田五月グループは全力投球。
 明日のため、新しい政治のためにがんばります。変わらぬご支援の程、お願いいたします。


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