朝ゆっくり出掛ける支度をして、11時前にチェックアウトをし、JR在来線で水道橋からお茶ノ水に出て、駿河台下に向かいました。梅雨入りはまだなのに、梅雨の切れ目のような日差しが射す中、大勢の人が歩道で同じ方向を向いて何か作業をしているので、よく見ると、写生をしていました。皆さんの目線の先には、ニコライ堂が威厳を保って天下を睥睨していました。内外ともに乱気流で、祈りが大切な時代だといったことを考えながら、近くでゆっくりと昼食をいただき、次の会場に向かいました。
14時から1時間強、日ロクラブ総会と講演会に出席しました。北岡和義さんが、自分史を辿りながら、米国の歴史と社会の特徴を話し、15時前に中断していただいて、私が10分ほど、挨拶をして憲政の危機的状況に付き話をし、北岡さんの話の続きは聴講を断念して中座しました。
駿河台から新橋演舞場に駆け付け、16時前から1時間半強、旧友の小林哲也さんに招待されて「東をどり」を鑑賞しました。第93回という歴史を誇りますが、花柳界の人数は激減しているそうです。番組は「星月妓夜譚」で、第1幕は上が「島の千歳」、下が「流星」、第2幕は「夜空に輝く物語」という踊りですが、振り付けは派手でテンポも速く、びっくりしました。衣装と音曲は違いますが、背景の映像も見事で、「和製宝塚」だと思いました。幕間には江戸千家だというお抹茶のお点前をいただきました。終了後、18時から2時間ほど、小林さんご夫妻らと美味しいご馳走をいただき、最終新幹線で帰岡しました。