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9月10日その2、魯迅故居夕食会

魯迅と漱石の孫に挟まれ

18時過ぎに同宿の皆さんと写真を撮って出掛け、紹興の古い街並みを歩いて魯迅故居に着き、18時半から2時間強、故居の主でもある周秘書長のお計らいで、この地域の家庭料理と紹興酒で夕食会を行いました。夏目漱石の孫にあたる夏目房之介さんもご出席で、まず政治協商会議紹興市委員会の魏偉主席が一言挨拶し、次いで周秘書長と私が、順次挨拶と乾杯の音頭を取って宴が始まりました。魯迅基金では世界中の魯迅と交流のあった文筆家を選んで毎年国境を超えた交流を続け、今年が4回目で正常化45周年にも当たるので、日本の漱石との交流をテーマにしたのです。片山総領事も出席で挨拶し、宴たけなわになるに従って紹劇や京劇の物真似、日本の「北国の春」の日中二か国語での合唱などと賑やかになり、最後に周秘書長と私の閉めの挨拶でお開きとなりました。

薄暮の古い街並み
魯迅故居前で
魯迅と漱石の孫ら
乾杯!
また乾杯!
「北国の春」の二か国語合唱

 

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9月10日その1、粥、亜洲協会、拉麺、呉昌碩、紹興へ

揮毫会

 

9時にホテルで日本式のお粥朝食を食べ、荷造りをして、10時にチェックアウトし、直ちに徐さんの亜洲友好協会の雲間美術館に行きました。日中の特別展の最終日で、四季折々の花の絵などを鑑賞し、さらに徐さんご自慢の各種の立派な椅子などを拝見した後、私の揮毫タイムとなり、「字を書くのでなく、恥をかく」と抵抗しましたが無駄で、何枚かの半切作品などを揮毫しました。篆刻の大家の費名瑶さんが目の前で私の印を彫ってくれました。

呉越さんの凌霄花
徐さんの椅子コレクション
費さんの篆刻

12時過ぎに、同じビルの中にある「屯京拉麺」で昼食に池袋由来という拉麺を食べました。日曜日なのに大繁盛で、行列が出来ていました。その後、短時間でしたが呉昌碩記念館に寄り、5代目に当たる旧知の呉越さんに案内していただいて、呉昌碩所蔵の書家の書などを見せていただきました。日下部鳴鶴の書もあり、さすがの筆使いの切れの良さに感嘆しました。同館は超高層ビル群の中にある平屋で、上海市が手厚く保護しているそうです。

屯京拉麺
記念館で
周囲のビル群
日下部鳴鶴の書

次いで渋滞の中を上海虹橋駅に行き、超混雑の中で荷物検査などを受け、14時45分の新幹線で紹興に向かい、2時間弱で紹興北駅に着き、漱石・魯迅の交流を訪ねる旅の一行に加わりました。車内で、魯迅の孫にあたる魯迅文化基金会の周令飛秘書長と合流し、16時半過ぎに着いて、ホテルの「咸亨酒家」に入ったところです。

上海虹橋駅の混雑
魯迅基金会の周秘書長