10時過ぎに出掛ける前に庭に出てみると、金木犀が満開で素晴らしい芳香を放っていました。気温は10月になったのを忘れたようですが、花はしっかりと季節の変化を受け止めていました。その後、法律事務所に入り、11時から1時間強、立憲民主党岡山県連合の高井崇志代表らと、立民党県連の今後の取組みにつき協議しました。
岡山駅構内で昼食の後、13時過ぎに全国から集まった菅直人さんら立民党の有志の皆さんとともに小型バスに乗り込み、総社市と倉敷市真備町の7月豪雨災害の被災地視察に出掛けました。地元からは高井崇志さんと鳥井良輔県議らが参加しました。まず1時間ほど走って総社市役所に着き、片岡聡一市長や山田雅徳市議をはじめ多くの市職員の皆さんのお出迎えを受けて、片岡市長から歯切れの良い状況説明を聞き質問に答えていただきました。アルミ工場爆発による被害と直後の浸水被害との責任評価の問題と高梁川とその支流のダム放流の問題を、特に強く提起されました。
続いてアルミ工場爆発の現場に行き、爆発の惨状を見ました。想像をはるかに超える大爆発でした。さらに徒歩で近隣の下原地区の被害状況を見て回りました。立民党所属の小西利一市議の自宅も完全に破壊されていました。
さらにバスで移動して、真備町の岡田小学校にある避難所を視察し、被災者の皆さんの声を聴かせていただきました。段ボールベッドと仕切りの布によってずい分環境が改善されてはいますが、生活は大変です。さらに有井地区に移動し、末政川の決壊個所を視察して住民の説明を聞きました。「春の小川」に歌われた通りの溢水など考えられない小川そのものなのに、下流の小田川から水が逆に遡上して来て、大水害となりました。
最後に倉敷市船穂町の柳井原地区に移動して、トレーラーハウスによる仮設住宅を視察し、集会所で被災者の皆さんと意見交換をしました。物資の支給が驚くほど滞っている状況など、これから行政担当者に問い質してみるべき課題も多く出されました。
18時前に視察を終了してバスで岡山市内に戻り、19時から2時間強、夕食懇談会を行いました。菅さんと高井さんの挨拶に続き、私が挨拶して乾杯の音頭を取り、懇談に移りました。この懇談会から出席した人やこの後に離れる人もおり、それぞれ挨拶をいただきました。有益な一日でした。