朝8時、ホテルの窓から外を見ると厚い雲が覆っており、交通規制のせいか首都高は車がまばらでした。
慌ただしく準備をし、妻は10時から着付けへ。私は燕尾服に着替え、桐花大綬章を着用したところに妻の準備も整い、11時前にチェックアウトをして、二人の正装姿をカメラに収めて皇居に向かいました。
11時半前に坂下門前に着くと、数多くのバスも含めて延々長蛇の列で、やっと11時50分に宮殿に入りました。ここから先はカメラ無しです。
私たちの席は、即位礼正殿の儀の行われる宮殿松の間と中庭を挟んだ反対側で、中央から左は外国の賓客、右は歴代の元首相、元衆参議長、元最高裁長官と各配偶者が最前列指定席に座り、2列目から閣僚や各党党首、国会議員らがぎっしりと座りました。 外はかなり強い雨でしたが、1時間ほど待って13時前になると止んで陽が差し始めました。後で報道を見ると、東の空には虹が掛かったそうです。
やがて13時過ぎに秋篠宮殿下ら皇族が参入されたのが見え、鉦の音を合図に全員起立し、さらに鼓の音で敬礼をしました。やがて天皇陛下のおことば、内閣総理大臣の寿詞(よごと)と万歳三唱の音頭があって全員で唱和し、遠くに礼砲が聞こえましたが、私たちの席からはこれらの所作を見ることは出来ませんでした。やがて鉦の挨拶で着席し、暫くすると天皇陛下をはじめ皆さんが順次退出する姿が見えました。その後、ご案内をいただいて私たちも退出しました。
そのまま、別のホテルに急ぎ、チェックイン後に着替えて15時にやっと昼食となりました。
その後、一休みして18時に妻とともに出掛け、JRで移動して18時半過ぎに娘家族と合流して夕食会となりました。長女の夫は地元で弁護士をしており、長男は家を出ているので今夜は二男、三男と総勢6人の会食で、美味しい料理と楽しいお喋りで気が付くと21時を回っており、見送られてJRで帰着しました。