7時半過ぎから朝食を食べ、8時半前にホテルを出て、「朝陽区養老服務」を見に行きました。区内にある高齢者のための福祉施設で、おおむね60歳を超えて定年退職をした皆さんの健康保持、学習、趣味、給食などのサービスを提供しており、食事の宅配のほか、再婚のお世話もしており、夢に見た花嫁衣装姿の記念写真満載のパンフレットもありました。また、若い皆さんのために高齢者の介護や育児の指導もしており、多くがボランティア参加者により運営されています。
9時に着くと、入り口で女性がダンスで迎えてくれ、よく見ると、みな高齢者でした。施設内を見学したのち、講堂に入り、茶道、書道、切り紙、面の隈取りなど多彩な趣味の教室の状況を拝見しました。10時ころから1時間半ほど、伝統器楽演奏、剣舞、伝統舞踊、京劇、ファッションショーなどのパフォーマンスを楽しみました。開会にあたって私も挨拶し、コーラスでは、在日中国大使館で公使を務めた呂克儉さんも加わった混声合唱で、日本の歌も歌ってくれ、最後は私たちも加わって「さくら」の大合唱となりました。
11時過ぎから、中日友好協会の袁敏道秘書長らと数人で昼食懇談しました。
12時半に出て、北京空港で四川省成都行きの手続きをし、15時の便が2時間弱遅れために待機を続け、19時半前に着きました。手続きをして空港からバスで1時間ほど移動し、その間に四川省の説明を聞きました。激辛四川料理、変面の川劇、パンダ、鄧小平、郭沫若、李白などの著名人、茶・酒・刺繍などの物産の五点が特徴です。21時に夕食会場に着いて、おいしい四川料理で満腹になりました。もっとも私は、ご自慢の激辛料理には手が出ませんでしたが。終了後、やっと23時前にホテルにチェックインしました。