8時にホテルをチェックアウトして桂林駅に向かい、9時過ぎの高速鉄道で広州南駅に向かいました。高速鉄道は開業して10年足らずで、日本の新幹線と同じ仕様のようでした。出発時はかなりの雨でしたが、3時間弱の車中の景色はどんどん変わり、到着時には薄日が差し始めました。山から平野に移り、耕地整理前の日本の田のような景色から養魚池などが増え、最後は完全な都市の風景となりました。
12時半過ぎにホテルに着くと、珠江に面した改革開放後の最初の西洋式ホテルで、支配人に迎えられ、直ちに昼食となりました。満腹となって、14時に部屋に入り、14時半から市内見学に出発しました。
まず14時45分から、陳氏書院を見学しました。清朝に出来た学校で、建物の装飾が素晴らしく、科挙試験に優秀な合格者を輩出しています。1時間ほど見て、次に十三行博物館を見学しました。やはり清朝の商社が集まった場所で、海外交易の中心となり、阿片戦争で清朝に資金提供して崩壊した場所に、当時の文物を集めて展示しています。
17時半過ぎにホテルに戻り、18時過ぎから2時間ほど、広東省人民対外友好協会の蘇才芳副会長主催の夕食会となりました。広東省の歴史や現況、将来の展望などを聞き、私からも日中友好の取り組みの現状と課題などを話し、美味しい料理と豊富な話題で有意義なひと時を過ごしました。その後、場所を移して2時間ほど、訪中団の5人と案内をいただいた中日友好協会の2人とで二次会で友好を深めました。