民主党FaxNews No.349 2000年11月14日(火) 戻るホームNews目次

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[CONTENTS]
(1)来年の参議院議員選挙=比例代表選出・公認候補11名を決定
(2)2001年党大会は東京で=1月20日
(3)政権奪取運動委員会が全国キャンペーン
(4)「加藤氏の動向 泰然自若として見守る」羽田特別代表が会見で
(5)中川、村上、久世3氏の証人喚問を要求〜衆院野党4会派
(6)「6本柱」の重点政策〜1月党大会発表へ作業開始
(7)政策理念検討プロジェクトチームを設置
(8)全国政策担当者会議を17日に開催


来年の参議院議員選挙=比例代表選出・公認候補11名を決定

 民主党は14日の常任幹事会で、来年の第19回参議院選挙の比例代表選出議員候補として11名の公認を決めた。内訳は現職が4名・新人7名で、女性は1人。これで、先月17日に決定した選挙区選出議員候補と合わせて、公認22名が決まった。党選挙対策委員会(佐藤敬夫委員長)では引き続き精力的に候補者擁立作業を行っている。

●比例代表選出議員公認候補
◇朝日 俊弘(あさひ としひろ)男
  1943(昭和18)年7月26日/57歳/現職1期
◇伊藤 基隆(いとう もとたか)男
  1938(昭和13)年10月25日/62歳/現職1期
◇前川 忠夫(まえかわ ただお)男
  1938(昭和13)年11月17日/61歳/現職1期
◇松崎 俊久(まつざき としひさ)男
  1930(昭和5)年2月23日/70歳/現職1期
◇池口 修次(いけぐち しゅうじ)男
  1949(昭和24)年11月10日/51歳/新人(自動車総連副会長)
◇高見 裕一(たかみ ゆういち)男
  1956(昭和31)年2月13日/44歳/新人(財)日本環境財団理事長
◇ツルネン マルテイ(つるねん まるてい)男
  1940(昭和15)年4月30日/60歳/新人(文化評論家)
◇冨永 照子(とみなが てるこ)女
  1937(昭和12)年1月3日/63歳/新人(全国おかみさん会会長)
◇藤原 正司(ふじわら まさし)男
  1946(昭和21)年4月1日/54歳/新人(電力総連副会長)
◇柳沢 光美(やなぎさわ みつよし)男
  1948(昭和23)年5月5日/52歳/新人(ゼンセン同盟中央執行委員)
◇若林 秀樹(わかばやし ひでき)男
  1954(昭和29)年4月1日/46歳/新人(電機連合総合研究センター副所長)



2001年党大会は東京で=1月20日

 民主党は14日の常任幹事会で、来年の党大会を1月20日(土)に東京プリンスホテル(東京都港区)で開くことを決めた。実行委員長には、鹿野道彦副代表、事務局長は仙谷由人企画委員長、事務局次長は野田佳彦総務局長が指名された。



政権奪取運動委員会が全国キャンペーン
「2001政権奪取大作戦」

 党政権奪取運動委員会(田中甲委員長)は14日の常任幹事会で、来年の参議院選挙勝利を目指した全国キャンペーンを実施することを提案、承認された。名付けて、「民主党と創る21世紀の日本『2001政権奪取大作戦』」。

 参議院選挙までを4つの期間に分け、第1期は臨時国会閉会日の12月1日から来年1月20日の党大会までに設定。参院予定候補者と次期衆院選公認内定者の地域を優先に全国11ブロックを一巡し、街頭演説と、地域の有権者と意見交換するコニュニケーション・イベントを組み合わせて、民主党の政策と若々しさを各地で訴える。第2期以降は参院選の候補者擁立状況をふまえて、参院選対策本部と協議しながら進める予定だ。



「加藤氏の動向 泰然自若として見守る」
羽田特別代表が会見で

 民主党の羽田孜特別代表は13日の定例記者会見で、焦点となっている自民党の加藤紘一元幹事長の動向について触れ、「自民党内だけの権力抗争、政権のたらいまわしだけに終わってしまうこともある。加藤さんがどこまで国民の側に立った政治を行おうとしているのか、もうひとつ読めない。われわれとしては泰然自若として、推移を見守ることが必要」との考えを示した。

 さらに羽田特別代表は、「いずれにしろ不信任案の提出はほぼ間違いない」として、「最終的には解散・総選挙という状況もあり得るという相当な覚悟をもって臨まなければならない」と述べた。



中川、村上、久世3氏の証人喚問を要求
衆院野党4会派

 衆院予算委理事の佐藤観樹、原口一博両衆院議員は14日午後、自由党、共産党の同委理事とともに国会内で記者会見し、予算委の日程を話し合う同委理事会で、補正予算案の審議を2日間行うとともに、KSD問題、東京信用保証協会事件、久世問題、中川問題などに関係する証人喚問・参考人招致を行うよう要求したことを明らかにした。与党側は、補正予算審議を1日で済ますよう求めている。

 野党が証人喚問を求めたのは、中川秀直前官房長官、自民党の村上正邦、久世公堯両参院議員の3氏。参考人招致を求めたのは、西川太一郎衆院議員(保守党)、中山正暉衆院議員、岡留安則・「噂の真相」編集長、小山方和・KSD中小企業経営者福祉事業団理事長代行、牧野洋一・東京信用保証協会会長の5氏。

 また野党4会派は審議を充実させるために、森首相の売春防止条例違反による検挙記録(裁判所が調査嘱託を依頼した資料)、名誉毀損で「噂の真相」誌を訴えた公判記録などや、東京信用保証協会事件、久世前金融再生委員長の自民党費立て替え問題、KSD問題にそれぞれ関係する資料の提出を要求した。



「6本柱」の重点政策
1月党大会発表へ作業開始

 民主党ネクストキャビネットは、来年の参議院選挙に向けて、地方分権・社会保障・公共事業・教育・IT・財政改革の「6本柱」の重点政策の政策概要を1月の党大会に提出する。政策策定のスケジュールが14日の常任幹事会で岡田克也政調会長から報告され、了承された。

 先の衆院選では「選挙政策」づくりが遅れたとの反省から、「参議院選挙政策」をできるだけ早い時期に策定し、候補者・組織の選挙活動に十分役立てるようにする。6本柱以外の重点政策も含めて検討を行い、来年3月をめどに「参議院選挙政策集」としてまとめ、公表する予定。



政策理念検討プロジェクトチームを設置

 民主党は、「政策理念検討プロジェクトチーム」を2日から設置し、党の政策に共通する理念や基本政策のあり方について検討を行うことにした。岡田克也政調会長が座長、長浜博行政調副会長が事務局長に就き、有識者ヒアリングや全議員に呼びかける全体会議などで議論を深める。



全国政策担当者会議を17日に開催

 民主党ネクストキャビネットは今月17日午後、各都道府県連の政策担当者約100名を集めての「全国政策担当者会議」を初めて開く。会議では、全体会に続いて、「地方分権」「財政構造」「社会保障」「地域経済」の4つの分科会に分かれ、関係NC大臣を交えての意見交換、質疑応答が行われる。


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