民主党FaxNews No.378 2001年3月19日(月) 戻る3月目次

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[CONTENTS]
(1)いよいよ参院選本番へ!〜全国幹事長・選挙責任者会議開く
(2)ホームレス問題対策チームが大阪を視察〜支援策を議員立法で検討へ
(3)ハンセン病問題WTの加藤、中村議員
  〜多磨全生園を訪問 〜全国療養所訪問の一環
(4)草の根の活動を支援=2001民主党モータースポーツ活動計画を発表
(5)都内連続街頭演説会今後の予定


いよいよ参院選本番へ!
全国幹事長・選挙責任者会議開く

 7月の参議院選挙に向けた全国幹事長・選挙責任者会議が16日、東京都内のホテルで開かれた。この会議を区切りに、いよいよ全党が本格的な選挙態勢に突入した。

 会議では、まず鳩山由紀夫代表が挨拶。「森内閣がこれ以上居座り続けるのであれば、もはや選挙において自公保政権を打倒する以外に道はない」と力強く述べた。そして、27の1人区で過半数を制して自民党を下野させ、政権交代のための解散・総選挙に持ち込むという展望を提起し、全国の同志の奮闘を呼びかけた。

 続いて発言に立った羽田孜選対本部長は、「今や国民全体が、政治を変えないと本当に日本がダメになってしまう、と感じている」とし、1人区を中心に選挙区選挙をしっかり戦うとともに、比例区では政党名選挙を大原則として取り組むことを提起。また、参院選の前哨戦として、3月25日投票の千葉県知事選に何としても勝利しよう、と呼びかけた。

 さらに、菅直人選対本部長代行が政局動向について、熊谷弘選対事務総長が選挙対策全般について報告を行った。

 菅選対本部長代行は、森政権を即時退陣させ、衆参ダブル選挙実現までの野党暫定政権を樹立することで民主、自由、社民の3党が一致したことを報告し、これを実現するには、今後、ピープルズパワーを盛り上げていくことが重要になる、と述べた。

 熊谷選対事務総長は、「自民党は現在、厳しい批判を浴びているが、強烈な権力への執着を持って向かってくるがゆえに油断はできない」とし、野党の選挙協力をしっかり守りながら、一糸乱れぬ団結で戦えば必ず勝てると檄を飛ばした。

 その後、具体的な選挙活動をめぐる方針が提起され、本部と各地方の代表者との間で熱心な議論が行われた。



ホームレス問題対策チームが大阪を視察
支援策を議員立法で検討へ


 民主党ホームレス問題対策ワーキングチーム(座長=鍵田節哉衆議院議員、事務局長=山井和則衆議院議員)は12日、1万人を超すホームレスの人々の存在が指摘され、全国で最も深刻な事態が生じている大阪市を訪ね、現状を視察した。石毛えい子、土肥隆一中村哲治衆議院議員も参加した。

一行はまず、毎日15000人くらい日雇い労働者やホームレスの人々が職を求めて集まる西成区あいりん地区の労働福祉センターを訪問。支援活動を行っているNPOの説明を受けながら、あいりん地区の人々の生活を見て回った。

 そのあと、大阪市立更生相談所を訪問し、大阪府や大阪市、NGOの方々の取り組みにヒアリング。さらに、長居、大阪城両公園内などで、急増しているホームレスの人々の生活ぶりの現状を視察し、問題の深刻さと根深さを痛切に感じながら現地を後にした。

 ワーキングチームでは今後さらに調査を重ねながら、議員立法でホームレスの人々への支援策をまとめる予定だ。



ハンセン病問題WTの加藤、中村議員
多磨全生園を訪問〜全国療養所訪問の一環

 民主党ハンセン病問題ワーキングチーム(WT)(座長・江田五月参議院議員)の加藤公一中村哲治両衆議院議員が13日、寒風吹きすさぶ中、東京・東村山市の国立ハンセン病療養所・多磨全生園を訪問。療養所の現状を視察するとともに、全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)の役員と意見交換を行った。

 ハンセン病問題WTでは、らい予防法人権侵害謝罪・国家賠償請求訴訟(一〜四次提訴分)の判決言い渡しを5月11日に控え、療養所の実態把握と原告の訴えのヒアリングを行うために、全国各療養所を訪問しており、今回の多磨全生園の訪問もその一環として行われた。

 加藤、中村両議員は、多磨全生園訪問に先立って、隣接するハンセン病資料館を見学。ハンセン病問題を始め、様々な人権問題について国際的な活動を行っている平沢保治さんの案内で、国の隔離政策や患者の人権運動の歴史などに関する展示を見て回り、その悲惨な差別の実態に改めて衝撃を受けていた。

 続いて全生園を訪れた両議員は、事務本部で、菊地敬一園長を始めとする療養所スタッフから現状を聴取。同園には、3月1日現在で、516名の入所者がおり、その平均年齢は73.6歳に達している。職員は、治療、看護、事務の諸部門を含めて、362名が勤務。園の運営上の問題としては、入所者の高齢化に比して介護体制が薄くなっている点が報告された。

 さらに、全療協事務局を訪れた両議員は、神美知宏事務局長ら役員と意見交換。
「 政府が療養所関連の予算や人を削り、“立ち枯れ政策”へ転換しようとしている中で、入所者たちは、このままでは死んでも死にきれない、という思いでいる。国賠訴訟や看護・介護体制強化の取り組みにぜひ支援をお願いしたい」という神事務局長の訴えに、加藤議員は「全力で取り組みます」と答えた。



草の根の活動を支援
2001民主党モータースポーツ活動計画を発表

 民主党の所属国会議員50名でつくる「民主党モータースポーツ推進議員連盟」が15日、党本部で会見し、「2001民主党モータースポーツ活動計画」を発表した 。

 民主党は、同議連を中心に、これまでも国内モータースポーツの振興と発展を目指した取り組みを進めてきており、昨年は、ラリーや参加選手の支援、ファンとの交流などを行ってきた。これを踏まえ、21世紀を迎えた今年は、さらに取り組みを強化しようと活動計画を策定したものだ。

 会見には、モータースポーツ関連の情報誌を始め、一般紙、スポーツ紙、業界紙などから50名以上が出席。政党による初めての本格的なモータースポーツへの取り組みに、大きな関心が集まった。

 活動計画は、議連の羽田雄一郎事務局長(参議院議員)から紹介された。計画の柱は以下の5つ。
●「TEAM DPJ(The Democratic Party of Japan)」の結成、参戦
●「スカラシップ」実現のための調査、準備
●競技的要素を取り入れた「交通安全講習会」の実施
●省燃費レース、ソーラーカーレースへの協力
●障害者モータースポーツ活動の応援

 とりわけ、「TEAM DPJ」の設立では、同時に議連内にモータースポーツ運営委員会を設置し、本年度は、JAF全日本ダートトライアル選手権シリーズ、JAF全日本ジムカーナー選手権シリーズ、VITZレースシリーズの3つのシリーズ戦に参戦する。

 出席した記者からは、自民党の議員連盟との違いについて質問が出たが、羽田議員は、「自民党はF1など派手な部分をクローズアップしてパフォーマンス的にやっているが、底辺からスポーツ文化を育てるという民主党のスタンスとは違うようだ。ただ、われわれとしては違いを強調するのでなく、最終的には超党派の運動にしていきたいと考えている」と答えた。

 また、記者会見と併せて、民主党のロゴマークが大きくデザインされたレースカーも公開された。



都内連続街頭演説会
今後の予定は次の通りです。
(21、28日の場所が変更になりました)

21日(水)17:30〜18:30 新宿駅西口 (野党4党首・幹事長が演説)
22日(木)17:30〜18:30 新橋駅ゆりかもめ口
27日(火)17:30〜18:30 上野駅丸井前
28日(水)17:30〜18:30 二子玉川・高島屋SC前
29日(木)17:30〜18:30 新橋駅ゆりかもめ口


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