2010年2月14日 岡山県連 第15回定期大会議案 |
第1号議案
2009年度 活動報告
1.はじめに
2009年度の最大の出来事は、総選挙勝利による政権交代でした。その総括は昨年11月に開催した臨時大会で行いましたが、閉塞した政治状況を変え、日本社会を新しく建て直してほしい、という国民の皆さんの思いにより実現したものです。
その期待に応えるため、県連としてどう取り組んでいくのか、ということが、昨年度のもう一つの大きな課題でした。そこで、臨時大会では、参議院選挙への取り組みと、地域主権委員会および選挙対策委員会の設置を決定しました。常任幹事会のあり方も見直し、政権交代後の県連体制をスタートさせました。
これら2つの視点から、以下、昨年度の活動を振り返ります。
2.総選挙対策
全5選挙区における小選挙区での勝利を目指しましたが、小選挙区2議席、比例区2議席の獲得という結果でした。1区・5区で議席が獲得できたことは、次へのステップとして評価できますが、3区も含め、敗因を十分に分析し、次回選挙での小選挙区必勝を期さなければなりません。大きな要因としてあげられる地域に根ざした組織作りは、全選挙区を通じた課題です。
3.自治体対策
(1) 自治体首長選挙
昨年度は10自治体で首長選挙が行われました。積極的に関与する方針の下、5自治体において推薦して取り組みました。結果は下記の通りです。
政令市となった岡山市長選挙について、総選挙時期との関係もあり、自主投票となったことは、課題を残しました。
選挙期日 自治体名 推薦候補者名 結果 3月29日 赤磐市 荒嶋 龍一 落選 4月12日 新見市 石垣 正夫 当選 4月12日 備前市 西岡 憲康 当選 4月12日 久米郡美咲町 定本 一友 当選 7月19日 瀬戸内市 武久 顕也 当選 今後は、選挙対策委員会運営要綱による推薦手続や基準の明確化を踏まえ、推薦後の支援体制をどのように組むかなど、責任ある対応の確立が求められます。
(2) 自治体議員選挙
議員については県内13自治体で選挙が行われました(補欠選挙を含む)。一人でも多くの公認、推薦候補を擁立する方針の下、5自治体において公認、推薦候補を擁立しました。結果は下記の通りであり、民主党に所属する自治体議員の数を増やすことができました。
岡山市議会議員補欠選挙に候補者を擁立できなかったことと、瀬戸内市議会議員選挙において、推薦依頼があったにもかかわらず結論にいたらなかったことは、課題を残しました。
選挙期日 自治体名 推薦候補者名 取り組み 結果 1月25日 倉敷市 時尾 博幸 公認 当選 〃 〃 藤原 薫子 公認 当選 3月29日 赤磐市 樅野 志郎 公認 当選 〃 〃 原田 素代 推薦 当選 4月12日 新見市 村上 伸祐 推薦 当選 〃 真庭市 柿本 健治 公認 当選 〃 〃 三村 一夫 推薦 当選 9月20日 総社市 名木田 正昭 推薦 当選 〃 〃 小西 利一 推薦 当選 〃 〃 渡辺 英次 推薦 落選 来春に行われる統一自治体選挙に向けては、岡山県議会および岡山市議会において4分の1以上の議席獲得という目標を立て、候補者公募など「おかやま候補者発掘プロジェクト」に取り組んでいます。
また、選挙対策委員会運営要綱を定め、公認、推薦の手続や基準などについて明らかにしました。
4.県連としての活動
(1) 組織拡大
党員・サポーターの拡大は、5000人という目標には達しませんでしたが、前年より増え、4000人に近づきました。
県連ホームページはリニューアルし、特に政権交代後は頻繁な更新を行うなど、情報発信力を強めています。
街頭宣伝活動については、総選挙に向けて、各総支部での取り組みを中心に行いました。総選挙後は、毎週月曜日の「おはよう730」のあり方を見直すなど、県連としての活動強化にも取り組んでいます。
民主党掲示板の設置数は、総選挙に向けて、各総支部で拡大しました。
(2) 連合岡山との連携
連合岡山との協力体制については、総選挙選対の各レベルにおける合同での設置や1区・4区における「シニアチーム」結成など、総選挙支援を中心に大きな力をいただきました。総選挙後は、定期協議のあり方を改めて確認し、毎月の事務局協議など、緊密な連携をとっています。
(3) 「地域主権」への取り組み
政策提言等については、総選挙直後に政権移行委員会を暫定的に立ち上げ、県内自治体への訪問活動からスタートしました。事務局長採用に当たっても、行政経験を重視するなど、政策活動に資する人材を確保しました。また、党本部の「分権型陳情への改革」を踏まえ、臨時大会で設置した地域主権委員会で県内各種団体や自治体等との意見交換を進め、要望等の精査と実現に努めています。なお、要望等の処理については、ホームページを活用して透明性を高めています。
5.団体対策
総選挙に際しては、多くの団体において、選挙区ごとの事情が違ったり、自民党との関係により統一的に支援を受けることができませんでした。
一方、地域主権委員会で実施した意見交換会には、多くの団体が参加し、顔の見える関係を作ることができました。今後、さらに意思疎通をはかり、関係を深めていく必要があります。
6.自治体議員対策
臨時大会において自治体議員団会議の位置づけを明確にしました。メンバーも増え、活発な活動が展開されています。
7.財政
自主財源の確保のため、本大会後に政治資金パーティを行うこととしました。総選挙勝利による政党交付金の大幅増を踏まえ、党本部に対しても県連への交付額の増を働きかけています。
8.事務局体制
10月1日から専任の事務局長を採用しました。しかし政権交代に伴う業務量の増大は著しく、現在の事務局体制では十分とはいえません。
2009年度 民主党岡山県連行事(主なもの)月 日 行事名 備考 1 31 県連常任幹事会 2 15
〃
22県連常任幹事会
県連第14回定期大会
3区総支部定期大会3 12
20
21
〃
22
29民主党・連合合同選対会議
県連常任幹事会
1区総支部定期大会
参議院第1総支部総会
4区総支部定期大会
赤磐市長選・市議選4 12
18真庭市議選
県連常任幹事会5 11
24自治体議員団会議
県連常任幹事会6 20 県連常任幹事会 7 5
6民主党・連合合同企画会議
自治体議員団会議8 13
30
31マニフェスト説明会in岡山
第45回衆議院議員選挙
県連常任幹事会9 8
23
27政権移行委員会発足
自治体議員団会議
県連常任幹事会10 15
17
〃
25民主党・連合合同選対会議
自治体議員団会議
「医療・介護」政策講演会
県連常任幹事会
桜井充参議院議員
11 3
〃
〃
13
22
28
29県連常任幹事会
細野豪志民主党組織委員長を囲む意見交換会
県連臨時大会
各種団体との意見交換会
自治体議員団会議
岡山県手をつなぐ育成会との意見交換会
県連常任幹事会
(〜20日)
12 12
21
〃
23
〃2011年春岡山県議選・市議選候補者公募開始
JAグループ等との意見交換会
県連地域主権委員会
県連選挙対策委員会
県連常任幹事会(〜2月12日)
2010年2月14日 岡山県連 第15回定期大会議案 |