2005年5月〜

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投稿集


イギリスの鉄道  六甲おろし 2005年5月3日(火)14時42分

エジンバラからロンドンに帰る時、スナック買いに行ってたら、予定時間より早く電車が出発してしまい、荷物だけ先に出発したことあります。駅事務所で文句言ったら、ロンドンで荷物渡しますと言われ、次の特急でキングスクロス駅着いたら文句言った駅事務所の人が私の荷物持って待ってました。それまでの怒りが萎んで、少しぐらいのダイヤの遅れに目くじら立てる愚かさを恥じ入りました。ロンドンにいる間、時間どうりに電車が出発した経験は皆無です。「人間のために時間が存在するのか?時間のために人間が存在するのか?」といったとこでしょうか?突っ込まれたマンションの件は民事訴訟ってことになるんではないでしょうか? 


イギリスの鉄道話  花梨   2005年5月3日(火)18時14分

長く住んでいたせいか、わたくしには不注意で身勝手な日本人の単なる失敗談にしか聞こえませんけど。
ご自分限りにされた方がよかったようです。何か自慢でもされたかったのかしら。
教訓にも参考にもならないお話ですものね。


下衆の勘ぐり  六甲おろし   2005年5月3日(火)18時49分

今時イギリスに住んでた事なんて、自慢話にもなりゃしない。夏目漱石の時代じゃあるまいし。それを日本語で下衆の勘ぐりと言います。


六甲おろし 氏へ  菅原  2005年5月4日(水)06時53分

六甲おろし氏は英国での経験から、「少しぐらいのダイヤの遅れに目くじら立てる愚かさを恥じ入りました」と書いておられるが、私にはやはり日本の鉄道の正確さというのは、世界に誇るべきものだと思われる。同じ世界一を持つのなら、軍事や経済、土地の広さや人口の大きさなどよりも、時間に正確であることの方が余程魅力がある。

この良き伝統を消して失うことの無いように、これまでの生ぬるい人事考課を捨て去り、信賞必罰を意明らかにし、規律をさらに厳格に引き締め、必死に努力を続けるべきだろう。


菅原氏へ  六甲おろし  2005年5月4日(水)10時28分

今回の事故もどなたかが書いておられたが、効率的な都市住民の大量輸送を政治、行政が強く推進したことと無関係ではないでしょう?事故にあわれた方の親御さんが「荷物を運んでるんじゃないんですよ、人命を運んでるんですよ」とおっしゃっていましたが、人命より大切なものはありません。人命を犠牲にしないと追求出来ない効率化、資本主義なら、そんな事業は撤退して資産、営業権を譲渡すべきだ。事故報道に関しても政治、行政の責任を問う声がマスメディアでも全く聞えてこないのは、非常に意図的な世論誘導的なものを感じる。阪神淡路大震災の時のようにね。 それと別にTSさんを苛めてるわけではありません。私が言ってるのは、キリストの弟子なら福音を伝道できるかもしれないが?人間の欲という本能の部分を政治に徹底的に利用した現代のメフェストともいうべき政治家の弟子がどうして救済者になれるのか?と思う訳で、民主党のその部分は全く見ないというのは政治ではなく宗教だろう?と言う事です。 


さらに言えば  六甲おろし   2005年5月4日(水)13時22分

日本は様々なものを西欧文明から取り込んでいますが、西欧文明というのは当然の事ですが彼等の歴史、価値観が強く反映しています。民主主義や国民主権という概念も西欧社会のキリスト教や王の抑圧から脱却するために生まれた概念ですし、その為に多くの血が流れました。日本はそのシステムだけを取り込んで、今や政治や行政の都合の良いように解釈されてはいませんか?例えばサマータイム制導入なんて言い出してますが、サマータイム制は父親がロウソク職人だったベンジャミン・フランクリンがロウソクの節約の為に言い出した制度ですが、その当時のアメリカの時代背景、その制度を受け入れたバカンスやシェスタなんて西欧の習慣なんて全く考えていませんよね?資本主義の概念についても同様です、日本ではシステムだけを取り込むのに熱心なあまり、そのシステムが成立した過程を全くとばしているのです。この事は政治、行政について非常に強い。世襲政治を批判された政治家がよく「職業選択の自由」と言いますが、政治家が純然たる職業ならなぜイギリスの国会議員は長く無報酬だったんでしょうか?アメリカ建国当時、連邦議会で報酬の有無を議論されたんですか?システムだけ、しかもシステムを行使する側の都合の良いように解釈されたシステムは必ずいつか破綻します。要するに取り込んだシステムの運用の仕方が間違っているのではないでしょうか?


六甲おろしさんへ  T.S.   2005年5月4日(水)17時17分

>サマータイム制は父親がロウソク職人だったベンジャミン・フランクリンがロウ
>ソクの節約の為に言い出した制度ですが、その当時のアメリカの時代背景、その
>制度を受け入れたバカンスやシェスタなんて西欧の習慣なんて全く考えていませ
>んよね?資本主義の概念についても同様です、日本ではシステムだけを取り込む
>のに熱心なあまり、そのシステムが成立した過程を全くとばしているのです。こ
>の事は政治、行政について非常に強い。世襲政治を批判された政治家がよく「職
>業選択の自由」と言いますが、政治家が純然たる職業ならなぜイギリスの国会議
>員は長く無報酬だったんでしょうか?アメリカ建国当時、連邦議会で報酬の有無
>を議論されたんですか?システムだけ、しかもシステムを行使する側の都合の良
>いように解釈されたシステムは必ずいつか破綻します。要するに取り込んだシス
>テムの運用の仕方が間違っているのではないでしょうか?

 面白い話であり、博識な方だと思いますが、よろしければもう少し具体的に、例えば日本が資本主義という「システムだけを取り込むのに熱心なあまり、そのシステムが成立した過程を全くとばしている」というあたりをご説明いただけませんか?

 ついでに、政治家の「世襲」問題については、同一選挙区からの立候補の禁止(或いは、同一都道府県内の選挙区からの立候補の禁止)を法律で定めれば、相当効果があるのではないかと思います。

 末筆ですが、別に苛められたとは思っていませんので、念のため。


六甲おろし氏へ  菅原  2005年5月5日(木)02時59分

 「人命より大切なものはありません。人命を犠牲にしないと追求出来ない効率化、資本主義なら、そんな事業は撤退して資産、営業権を譲渡すべきだ(六甲おろし)」

事業を撤退するのも一つの選択だろう。継続するなら、「当社では人命尊重のために、時刻表通りに正確に運転できない場合があります。ご了承ください」とでもやれば良いし、あるいはその昔、黒部峡谷に走るトロッコがやったように、「人命を保証しません」とやるべきかももしれない。

しかし、それでは人間社会に進化はないではないか。この種の事故のたびに、鉄道を一つ一つ消していけば、いずれは貨物線しか残らなくなる。今やるべきことはもっと信頼できる鉄道にするために、多数の人命を奪った原因を徹底的に追究し、解明し、改良することだ。人命をこれ以上失わずに、社会の公器として交通の便利さを追求するには、前進するしかない。

技術的に進んでいるのは新幹線だけではないだろう。東京の地下鉄は40年も前から完全自動化しているし、複数の事業体が絡み合って路線を共有し乗り入れを行っている。運転士はコンピューターの作動を目視確認するだけだ。他の全国の鉄道に同じことが出来ないことは無い。

東京を走るローカル線であれば、安全義務をまっとうするだけの高額技術投資を行う資金的余裕があるかもしれないが、乗客の少ない地方の路線ではやりたくても資金がないのかもしれない。それとJRという国から払い下げられた組織では、人事的にみて経営力に問題があるかもしれない。その上で、安全についての国家基準を満足しない事業体は、即時休業に始まり最終的には閉鎖させるという行政法上の段階的措置が必要だろう。


T.S.氏へ  菅原  2005年5月5日(木)03時55分

「政治家の「世襲」問題については、同一選挙区からの立候補の禁止(或いは、同一都道府県内の選挙区からの立候補の禁止)を法律で定めれば、相当効果があるのではないかと思います(T.S.)」

大いに賛成である。国会議員の世襲ほど醜いものはないが、それでは天皇の世襲はどうなのか。

太平洋戦争に負けたとき昭和天皇が敗戦の責任をとって退いていれば、このところ賑わしている中国のデモ騒ぎはあれほど大規模にはならなかっただろう。外国を侵略し億単位という多数の人命を奪った責任を、当の元首が反省せずに無理を通せば、必ずや問題が生じる。

昭和天皇を継続させたのは米国大統領だが、今更中国に対して天皇は、これは米国がやったことだと開き直ることはできまい。戦後の皇位継続が、究極的に日本国民にどのような国益をもたらしたのだろうか。

少なくとも、平成天皇を昭和天皇の実子に継がせたことに敗戦の責任と外国侵略への反省はみられないし、日本国民のためにもならなかったのではないか。その平成天皇を、憲法改正の暁には元首に格上げするようなことにでもなれば、中国や東アジア諸国からはもっと批判が出てくるだろう。


最近はつまらくなりましたね  傍人  2005年5月6日(金)00時40分

最近の江田先生の掲示板はつまらなくなりましたね。
雑誌や本の受け売りや記事や内容をさも自分の考えのように書き立てている人がいますね。
一種のオタクなのでその知識も間違いが多いですね。
しかも日本と民主党批判ばかり。己を知らない人は滑稽くらい可哀相ですね。


ご教授ありがとうございました。  三宅 慶一  2005年5月6日(金)09時51分

 「む!」さんへ、ご教授ありがとうございました。大変参考になりました。今後とも宜しくお願いいたします。
 鉄道事業に係らず、輸送業務の原点は、まずは「安全」だと思います。そして次は「利便性」(多分定時性もこの中に含まれていると思いますが)と「値段」の兼ね合いでしょう。
 今回の報道の最大の問題点は、「安全」と「定時制」と言う本来ランクの合わない二つの条件を、天秤にかけて、どっちが優先するかを論じているのは、はなはだ滑稽だと言わざるを得ないと思います。
 以前、この掲示板で、会社が倒産するのは、外部的要因ではなくて、「社風」がなくなったときだと書きましたが、正しくその端緒が、今回の事故だと思います。 自殺には、私自身いろいろな思いがあるので、今回は、掲示しませんが、日を改めて気持ちの整理がついたら投稿してみたいと思います。


社風がなくなった時?  とうりすがり   2005年5月6日(金)20時09分

JR西日本に社風なんていくらなんでもまだないでしょうに?国営から民営化された企業ってのは大体が国営時代の企業風土が引継がれるものなのよ。西武見りゃわかるでしょうに?またまた個人的主観ですね?


TSさんへ  六甲おろし  2005年5月7日(土)14時32分

返事が遅くなり申し訳ありません。日本型資本主義の話ですが、例えば資本主義は市場から資本を集めますよね、その時に問題なのは市場の透明性や公正性ですよね?だから証券市場をそのように保つ為に市場を監視する装置が有効に機能しているか?が最も大切なはずで、それを乱した個人や組織には重い罪が課せられなければなりません。なぜなら市場が不透明で不公正ならイカサマがまかり通るからでしょう?日本は証券市場というシステムを取り入れましたが、つい最近まで監視する装置すらなかった。最近問題になった西武の問題なども、ずっと前から外国人ジャーナリストでさえ指摘していましたよね。証券市場だけでなく、為替市場でもプラザ合意の折、真偽の程は私には分りませんが、時の大蔵大臣がニューヨークから電話して、為替差益で随分儲けたなんて書いてたジャーナリストがいましたが、これなども監視が適正に機能しているなら思いつきもしないことでしょう。あと公正取引委員会もしかり、日本の商取り引きで取り引きの優位性を利用しない取引なんてあるのかな?と思う位じゃありませんか?システムを取り込むときに取り込んだ国で起きている事、その為にどんな手を打っているかなんて承知してるはずですよね?でもそうはなっていない、何故でしょう?それはその方が都合の良いだれかの為だと私には思えてしょうがないのですが。


天皇制  六甲おろし  2005年5月7日(土)14時52分

どなたかが?天皇の世襲制について書いておられましたが、日本の天皇が世襲制なのは天皇が世俗王と祭祀王の両面を持っていたからではないでしょうか?どの国でも易姓革命はあるものの、世俗の王はほぼ世襲で、血統主義です。日本ではおそらく古代には世俗王と祭祀王は分離していたのでしょうが、いつのまにか両方を兼ねるようになったのでしょう?現代の日本では国教としての祭祀王ではなく、古来よりの伝統による祭祀王ですね。しかし世俗王ではなくなったから血統主義を否定するというのどうでしょうか?それも含めて伝統ではないでしょうか?ローマカソリックでは選挙によって法王を決めますが、これはキリストの人生、思想やローマ帝国の政治体制が強く影響しています、(司教服というのは元老院の制服から採用したらしいです)これも伝統なのです。政治家のというのはボランティアの発展形態で、天皇制の世襲と較べるのはどうでしょうか?


善の基準  六甲おろし  2005年5月7日(土)16時02分

JR西日本と日本スピンドルの違いは善の基準、良心の基準と言い換えても良いだろう、基準値が全く異なっていたのだ。そしてこの善の基準の判断の誤りが長く官として存在した会社で顕在化した意味は小さくないだろう。JR西日本だけではなく、官としてあるもののこの善や良心の基準の判断の誤りは多くの組織で顕在化していないか?その様は目を覆いたくなるばかりだ。官が善良な精神を欠如した時の民の受ける影響は計り知れないだろう。勿論民が善で官が悪とは言わないが、官は本来最高の道徳でなければならないはずだろう?民が良心の基準とすべきなのが官ではないだろうか?今回JR西日本も含めて官であったもの、官そのものが善良な精神を持ち合わせていなかった事は非常に残念で今のこの国を象徴している様に思う。


靖国神社  六甲おろし  2005年5月8日(日)20時16分

主観的下衆の勘ぐりの意見はほっといて(反論するのは愚かで時間の無駄)、靖国について述べましょう。ブッシュ大統領は神、ゴッドという言葉を多用しますが、彼の神とは一体何でしょう?恐らくはキリストでエホバやアラーや仏陀ではないでしょう?本来信仰は個人の心の中にあるものですが、聖人ではない凡人には祈りの場所、神と対話する場所としての教会やシナゴーグやモスク等々が必要だった訳です。しかし祈る場所は別として信仰は個人の心に宿るものです。私は無神論者ではありませんが、神社に行けば手を合わせるし、その神社の蔡神が誰かなんて全く関心もありません。要は誰を祀っているか?なんて所謂日本教には重要な事ではないからです。A級戦犯の靖国合祀のきっかけになった恩給法がどうのこうのいう以前にそういう宗教ではないのでしょう?中共は共産党という位ですから、ハイネからマルクスがぱくった「宗教はアヘン」なんでしょうが、唯物論者が他国の信仰についてとやかく言うくらい愚かなことはないでしょう?なぜなら信仰は個人の心の中に存在するもので、他人が心の中にまで入ってくる事は許されないから。信仰とは政治的イデオロギーとは別の次元で存在するからこそ尊い。誰かがヨハネ・パウロ二世の保守性について述べておられましたが、「ローマカソリックが時代におもねて持つべき道徳的保守性を捨て去ったら単なる慈善団体と変らなくなる」という言葉に私は頷きますね。だから信仰は存在する。


いくつかの疑問  T.S.   2005年5月9日(月)07時11分

 以下、六甲おろしさんの書き込みについていくつか疑問を記してみたく思います。同氏については、発言の姿勢等々について批判的な指摘もあるようですが、人間的な問題があればそれは、文章に反映されてくるものと思いますので、とりあえずここではそのような批判は度外視することとします。

 まず、私の質問に答えてくださったことにまずお礼しますが、

>日本型資本主義の話ですが、例えば資本主義は市場から資本を集めますよね、そ
>の時に問題なのは市場の透明性や公正性ですよね?だから証券市場をそのように
>保つ為に市場を監視する装置が有効に機能しているか?が最も大切なはずで、そ
>れを乱した個人や組織には重い罪が課せられなければなりません。なぜなら市場
>が不透明で不公正ならイカサマがまかり通るからでしょう?日本は証券市場とい
>うシステムを取り入れましたが、つい最近まで監視する装置すらなかった。

システムの背後にあるものとしてマネーゲームのルールを持ち出されたのには少々拍子抜けしました。もっとも、資本市場の意義に関する私の不見識こそが問題なのかもしれませんが、そのルールまでシステムの内なのではないか、という印象はぬぐえません。また、指摘されているように日本の監視はいい加減なのかもしれませんが、アメリカでも数年前にエンロンをめぐる大騒ぎがあったのは記憶に新しいところでしょう。ともあれ、私はむしろ、氏が「資本主義の精神」でも問題にするのかと思い、そうきたら、「資本主義の精神」などというものは存在しないのではないかとやり返そうかと思っていたのですが、どうも氏の考えはそういうものではないようです。

 次に、

>民主主義や国民主権という概念も西欧社会のキリスト教や王の抑圧から脱却する
>ために生まれた概念ですし、その為に多くの血が流れました。日本はそのシステ
>ムだけを取り込んで、今や政治や行政の都合の良いように解釈されてはいません
>か?

という書き込みについてですが、ここから出てくる積極的な主張は「民主主義のシステムだけでなくその精神をも取り込み自らのものとすべき」ということなのでしょうか? なおはっきりしませんが、それはともかく、民主主義においては手続きないしは運用(これは、氏の言い方で言えばむしろ、システムに属する話ではないかとも思うのですが)は案外に重要なのであって、そしてそういう点、例えば公正な選挙とか議会政治とかいった点では、日本人は既に相当うまくやってきているのではないか。さらに言えば、むしろ戦前の方が、(もちろん、天皇を真の意味での唯一の主権者とする不完全な制度のもとにおいてではありますが)二大政党制が実現し政権交代が行なわれるなど、今よりも議会政治は機能していたのではないか、とすら思えます(坂野潤治氏の議論を私が誤解していなければ)。

 ところで、六甲おろし氏の主張が「民主主義のシステムだけでなくその精神をも取り込み自らのものとすべき」というものなのかどうかはっきりしない、と書きましたが、そう書いたのは、次の文章からみて、氏が天皇制を、その宗教的性格まで含めて容認しているように見えるからです。

>現代の日本では国教としての祭祀王ではなく、古来よりの伝統による祭祀王です
>ね。しかし世俗王ではなくなったから血統主義を否定するというのどうでしょう
>か?それも含めて伝統ではないでしょうか?

ただ、今の天皇が「祭祀王」(「祭司王」かな、とも思いますが)だというのは、政教分離を定めている憲法には即していない理解のはずです。それから、同じ書き込みで氏は

>日本ではおそらく古代には世俗王と祭祀王は分離していたのでしょうが、いつの
>まにか両方を兼ねるようになったのでしょう?

と書いていますが、これは?です。世俗王と祭司王が一致していた可能性があるとすれば、それはむしろ古代にこそ、そういう可能性があると考えるのが普通でしょう。また、天皇が「いつのまにか両方を兼ねるようになった」というのは明らかに事実誤認でしょう。神祗官制度が再興されたことなどからも明らかなように、明治の始めの天皇制復活は古代的天皇制の復活を企図したものだったと思います。

 そしてその政教分離に関連して、靖国参拝について氏が書いていることには、疑問が多々あります。例えば

>ブッシュ大統領は神、ゴッドという言葉を多用しますが、彼の神とは一体何でし
>ょう?恐らくはキリストでエホバやアラーや仏陀ではないでしょう?

とありますが、これも?。ブッシュの知性が高くないとしても、彼が聖書の神(=エホバ;「エホバの証人」が活動しているせいで最近のキリスト教会ではあまり使われませんが、もともとこれは、神を表す4文字に「主」という単語(アドナイ)の母音を当てたものです)をゴッドと呼んでいることは明らかでしょう(もちろん、キリストもまたゴッド、神であると彼は思っているでしょうが)。

 それから、

>誰を祀っているか?なんて所謂日本教には重要な事ではないからです。

ともありますが、少なくとも靖国神社の立場では、誰を祀るかは重要であるはずです。とすると、靖国神社は日本教には入らないことになるのでしょうか?

 そして、

>なぜなら信仰は個人の心の中に存在するもので、他人が心の中にまで入ってくる
>事は許されないから。信仰とは政治的イデオロギーとは別の次元で存在するから
>こそ尊い。

であれば、政治家が宗教を利用とすることにはなおさら反対すべきであり、首相・閣僚による靖国参拝はこれをむしろ批判すべきなのではないでしょうか?

 そして、全体として靖国神社に関するこの書き込みでは政教分離の必要性が主張されているように見えますが、そうであればなおさら、「祭祀王」としての天皇の存在を伝統の名のもとに容認するのは甚だしい矛盾なのではないでしょうか?

 他にもまだ疑問はありますが、長くなったので、これくらいにしておきます。


TSさんへ  六甲おろし  2005年5月9日(月)19時56分

少々忙しいのでいちいちお答えできませんが、一つ言えることは勉強して下さい。人に何でも聞けば良いなんて思わない事。誰かみたいに安息日と休日の違いさえ知らない人間もいて、自己主張に自己陶酔してるが、傍から見てりゃ滑稽なだけだろう?自分自身で思索することだ。システムが成立したのには動機があるはずだろう?そしてそのシステムがもたらす負の側面もね、その為にどんな抑止システムが必要か?まず日本にもたらされたシステムの起源を全て自分自身で調べて見ることだ。西欧史、アメリカの歴史も含めてね。天皇の祭祀王ね、祭司ではありません、これも自分で調べてね。祀の字の成立過程は白川静氏の字統で調べる事。祭祀王の件は憲法上は象徴ですから象徴なんでしょう?ただそれは血統主義は否定するけど、天皇制は支持みたいなもんでしょう?世俗王と祭祀王との分離以下については全くの悪いけど無知のなせるワザとしか言えません。三位一体説なんて知ってますか?靖国の件についてはまた別の機会にしましょう、ゆっくりと。神道の罪の本でも読んでみといて下さい。今週中に大いに論議しましょう。


TSさんへ  六甲おろし  2005年5月9日(月)21時06分

戦前の政党政治の腐敗については、三島由紀夫氏の祖父平岡定太郎(樺太庁長官)なんかの本でも調べて下さい。戦前の政党政治の記述については大いに疑問です。


六甲おろしさんへ  T.S.   2005年5月9日(月)22時23分

 書き込み拝見しました。おっしゃるように、まず私がいろいろな点について無知であることは認めます。また、「人に何でも聞けば良い」なんてことは毛頭思っておりません。でなければ、六甲おろしさんの披瀝した知識の誤りなど、指摘するわけがありません。

>システムが成立したのには動機があるはずだろう?そしてそのシステムがもたら
>す負の側面もね、その為にどんな抑止システムが必要か?まず日本にもたらされ
>たシステムの起源を全て自分自身で調べて見ることだ。西欧史、アメリカの歴史
>も含めてね。

 これは一度に話すことではないでしょうから、追々問題になるのだろうと思っています。ただ、私としては、前回の書き込みでも示唆したように、六甲おろしさんの理解する資本主義とはどういうものなのかが疑問である旨、まず指摘しておこうと思います。因みに、私の理解する資本主義とは、歴史学(もちろん、お望みなら、マルクス主義の影響を受けた歴史学)で語られる普通の理解であり、資本−賃労働関係を経済関係の基底とする経済のあり方を指しています。

>天皇の祭祀王ね、祭司ではありません、これも自分で調べてね。祀の字の成立過
>程は白川静氏の字統で調べる事。

 これには苦笑させられたことを率直に申しておきます。「さいし王」の元にあるのはたぶんpriest-kingというような外来の概念であり、このpriest-king(これはもちろん、「祭司王」と訳すのが正しいでしょう)という概念が日本に入ってから、誰かが、「祭司」と「祭祀」の音が通じるところから、「祭祀王」と言い換えたのだろうと想像されます。この概念に関して『字統』を読んでもたぶん何もわからないでしょう。この例からすると、六甲おろしさんはたぶん、外国の文献ももっぱら日本語で読んで理解する、私に言わせれば「日本的教養」の持ち主なのだろうと想像されます。(念のために言いますが、私は日本的教養を馬鹿にするつもりは毛頭ありません。例えば、はぐれ雲さんもまた、私の推測ではたぶん、ここで言う意味の日本的教養の持ち主なのだろうと思いますが、私は彼の書き込みから多くを学ばせてもらっています。)

>祭祀王の件は憲法上は象徴ですから象徴なんでしょう?ただそれは血統主義は否
>定するけど、天皇制は支持みたいなもんでしょう?

 靖国神社については後ほど議論するとのことですから、これについては後で問題になるのでしょうが、今一言だけ言っておけば、天皇も憲法上また国の機関であるはずで、そして憲法20条3項によれば、国の機関は「いかなる宗教的活動もしてはならない」はずです。象徴とは「血統主義は否定するけど、天皇制は支持みたいなもんでしょう」という言い方は、はっきり言って?です。

>世俗王と祭祀王との分離以下については全くの悪いけど無知のなせるワザとしか
>言えません。三位一体説なんて知ってますか?

 「祭祀王」については既に触れたので繰り返しませんが、失礼ながら、先の書き込みで、天皇について「日本ではおそらく古代には世俗王と祭祀王は分離していたのでしょうが、いつのまにか両方を兼ねるようになった」と、「いつのまにか」などという、無知の表白とも受け止められかねない言い方をしていたのはどなただったでしょうか。私はそれは、明治初頭の王政復古のあり方に由来すると、時期を明確に述べ、論拠も添えておきました。批判があるなら、それを批判すればよいだけのことです。

 三位一体論について知っているかとの問いについては、問い自体をそっくりお返ししておきます。先の書き込みで私は、エホバという語に関する六甲おろし氏の無知を指摘しておきましたが、無知がそこだけにとどまるのかどうか、少々疑問ですので。

 最後に、

>戦前の政党政治の腐敗については、三島由紀夫氏の祖父平岡定太郎(樺太庁長
>官)なんかの本でも調べて下さい。

とのことですが、国会図書館の目録で調べた限りでは、平岡定太郎氏の著書としては以下の3点があるにすぎないようです。

1. 国際公法 / 平岡定太郎. -- 攻法会, 明31.7
2. 国際私法 / 福原鐐二郎,平岡定太郎. -- 金港堂, 明25.2
3. 時効法 / 平岡定太郎. -- 東京法学院, 〔明30〕. -- (東京法学院31年1年級講義録)

 六甲おろしさんが念頭においているのはたぶん、猪瀬直樹氏が書いた『ペルソナ 三島由紀夫伝』の中の、平岡定太郎に関する記述ではないでしょうか。この本は私は読んだことがなく、現在在外なので、すぐに読めそうもないことだけ、予め断っておきます。

 急いで書き込みを行なうつもりはもとより毛頭ないですし、まあ自分の無知を覆うべく、この機会に少々勉強してみたくもありますので、ゆっくりしたペースは歓迎である旨申しておきます。また、ちょこまかした書き込みはご遠慮願いたく、付け加えておきます。


TSさんへ  六甲おろし  2005年5月10日(火)14時23分

「申し訳ないけど、あなたは見込みないな」多分指導教授ならこう言うだろう?日本的教養ねぇー?漢字ってどこの国で生まれたんだ?ブッシュは就任式の折、聖書に手を置いて宣誓してなかったか?アメリカ人の信仰についての思想は建国の父の中に何人もいたメ−ソンリーの「信じる神は個人の自由」という思想によるもんじゃないの?そしてその思想は大統領にも等しく保障された権利って事だろう?ブッシュが信じてる神はキリストに決まってるだろう。祭祀王と世俗王についてはそもそも古神道は何か?について勉強して下さい。あなたユダヤ教、キリスト教、イスラム教の違いって知ってる?戦前の政党政治については院外団って政治ゴロの事についても調べてみて下さい、細木和子の父親もそうだったらしいけど。


わかりました  T.S.   2005年5月10日(火)19時38分

>「申し訳ないけど、あなたは見込みないな」多分指導教授ならこう言うだろう?
>日本的教養ねぇー?漢字ってどこの国で生まれたんだ?

 見込みないとのご判定、どうもお世話様です。六甲おろし氏が研究者か学生かはたまたそれ以外か、とんと存じませんが、「日本教」などという使い物にならない概念を持ち出した時点で研究者としてはアウトでしょうから、その方に見込みなしと言っていただくのはむしろ光栄です。もちろん、氏の博識を否定するわけではありませんが。

 「漢字ってどこの国で生まれたんだ」については、社会科学の分野では日本は中国・韓国より遥かに先進国であることをご存じないのでしょうか。漢語と漢字語の違いについては言うまでもありませんが。

 どうやら、議論でなくモノローグがお好きなようなので、私はこのへんで失礼しておきます。ご随意になさるがよろしいでしょう。残念ながら私は、氏の書き込みは飛ばして読むことになるでしょうが。


TSさんへ  六甲おろし  2005年5月10日(火)19時41分

なぜ中国なのか?多分解らないだろうから書いておきます。養老律令の神祇令ってのは、中国の唐令の祇令を下敷きにしてつくられたのよ。それとね、祭祀ってのは祭と祀、この二つは別のものです。それからゴッドってのはゲルマン系の言葉で、古代英語でもゴッド、語源の意味は「呼び求められるもの」。国つ罪、天つ罪について調べましたか?靖国論争?楽しみにしています。


刺激的なサロン  菅原  2005年5月11日(水)01時30分

サロン的な江田投稿欄ではあるが、時には論戦が火花を散らすときもあって面白い。六甲氏という強敵に好漢トモ氏があえなく敗退、続いてこの投稿欄屈指の論客T.S.氏も遂に白旗を揚げた。六甲氏の東西歴史についての知識は深く、私の見るところ暫くの間は、彼を破る論客は残念ながら当分現れそうも無い。私にも到底歯が立つ相手ではなさそうだから、君子危うきに近寄らずだ。

しかし、いずれ六甲氏が敗れるときはくるだろう。そのときにはどういう論戦が展開されるのか、今から多いに楽しみである。


靖国  六甲おろし  2005年5月12日(木)12時38分

議論は無理のようですので、私の見解ということで。靖国について神道の解釈を持ち出すのはオカシイなんてトンチンカンな事いうお方が居られますが、はなはだ?です。答えは簡単、靖国は神社だから。靖国問題は二つの面があり、その一つはA級戦犯の合祀、そして分祀は出来ないという神社側の神道解釈だ。いつだったか菅直人先生が梅原猛氏の御霊信仰論を持ち出して小泉首相に靖国の神道概念?はオカシイみたいな事を言っていましたが、菅先生はいつから神道研究家になったんだ?と思いました。神道解釈ってのは俗人がするものではなく、神に仕える者がする事だろう?二番目は神道解釈の基にA級戦犯が合祀されている靖国に何故現職総理が行くのか?という事だが、先日述べた様に日本に民主憲法とやらを与えてくれたアメリカの信仰に対しての考えは「個人の信じる神(祈りの対象)は自由」という事ではないのか?そしてそれはかつての祖国イギリスの対極にあるもので、マッカーサーやトルーマン、GHQにも多くいたメ−ソンリーの信仰にたいする思想でもあるだろう。誰も他人の信じる神、祈る対象、祈りそのものを阻害する権利は有さない。私はA級戦犯に戦争責任が全く無かったとは思わないし、中支派遣軍司令官であった松井岩根氏などは南京でおきてる状況を下僚から報告されて腰を抜かさんばかりに驚いたと率直に述べているし、処刑前に「あれほど軍の指揮が乱れていたとは知らなかった」と述べたとの事だ。しかし私は首相が靖国に参拝する事にとやかく言う気にはならない。信仰や祈りというのは個人の心の中にあるもので、誰も土足で踏み込む事は出来ないからだ。それをすると平沼騏一郎と変らなくなってしまうだろう?「信仰の自由」とはそういう事ではないのだろうか?


「昭和天皇退位論」  菅原  2005年5月12日(木)13時22分

新憲法が発布されるまで、天皇は憲法を含むあらゆる法律の上にある超法規的存在だったから、敗戦責任を取って退位するかしないかは、天皇の一存でできることだった。米国の介入で、天皇と皇室の存続は認められたが、米国は退位してはならないなどとは言っていない。内外に及ぼした戦争被害のことを省みるよりは、恥を世界に曝しても国体の存続の方を選んだのである。

昭和天皇を一人の人間としてみれば、狡猾で非人間的な性格を持った人間だったといっても過言ではないだろう。彼が天皇であったことは、日本の歴史の一大汚点であると思う。


論?  蜩  2005年5月12日(木)16時15分

「昭和天皇退位論」 何なんですかね、これ、菅の妄言からのパクリですかね。文献だしてください。それともオリジナルですか?国会議員の前で素人なんですから自分の目線で発言してください。大上段で、何かの受け売りを、ペラペラ人前で話して本当に多方面から議論できる人だけの器の人が発言するということは暗黙の了解のはずが。そんなことすらわかってないから
無意味な喧嘩になる。だいたい文体が断定的。


昭和天皇退位論  T.S.    2005年5月12日(木)21時39分

 鯛さんへ

>「昭和天皇退位論」 何なんですかね、これ、菅の妄言からのパクリですかね。文
>献だしてください。

 近代日本経済史の研究者中村政則氏が『戦後史と象徴天皇』(岩波書店;現在品切れ)という本の中で、裕仁天皇は退位した方が良かったのではないかと論じていたのを読んだことがあります。ご参考まで。

 因みに、私は菅氏の主張に賛成です。


記録では、  日本想国党 総宰   2005年5月12日(木)22時05分

昭和天皇ご自身が退位の気持ちを固めていたが、GHQ諸々の事情でそれすらできなかった。というのが、実情のようだ。暴言だという意見は、昭和天皇のそのお気持ちすら「無」にしている。日本のように、何かあらば責任を取るといって、引責辞任しその尻拭いを誰かにさせ、辞任した方が潔いという風潮がある。「戦争責任」という得体のしれないものを、昭和天皇ご自身が「退位」しなかったことにより、一身お受けになられたことを踏まえないで、退位しなかったことが当然であるという意見には賛同できない。
歴史的には、天皇が退位し、上皇になったり法皇になったりしている。天皇と上皇の乱もあったし、天皇が最高位にされた大日本帝国は、天皇を矮小化してしまった。
また、悪事を働いたり独裁的な人を喩えるのに「○○天皇」といった「暴君」と同じ意味で使う表現には、報道をはじめ怒りを覚える。天皇は独裁者ではない。「将軍様」のほうが今はぴったりだろう


palinode  T.S.   2005年5月13日(金)02時36分

 先の書き込みで、六甲おろし氏の書き込みについて「残念ながら私は、氏の書き込みは飛ばして読むことになるでしょうが」と書きましたが、この前言をまず撤回しておきます。あまり制限的なことを書くものではないなと、自分ながら反省しました。

 その上で、いずれにせよ氏は議論はお好きではないようなので、私もひとり言として書き込みますが、靖国問題に関する氏の書き込みは、問題の核心を捉えたものとは言いがたく、試験の答案なら落第点がつくものだろうと思います。

 靖国問題は、国内的にも対外的にも、基本的に法的な問題だろうと私は思います。すなわち国内的には、六甲おろし氏が書いている信教の自由との関連においてではなく、むしろ政教分離との関連において問題になる事柄であり、対外的には、サンフランシスコ講和条約との関連において問題になる事柄でしょう。

 今回の氏の書き込みには失望しましたが、次はもっとためになるものを書かれることを期待する旨、記しておくことにします。一応、社交辞令として。


憲法  六甲おろし  2005年5月14日(土)09時02分

憲法が神聖不可侵で絶対的なものなんて思ってる人いるようですが、世界で初めて成文憲法持ったアメリカはなんであんなに憲法修正してんのよ?所詮人間の作った物なんだから時代や状況によって変えていかないといけないからじゃないの?まして日本の憲法は英語を和訳したもので所詮英語は英語、日本語は日本語なのよ。憲法は日本人が作ってこそ意味があるのでは?


昭和天皇退位?  六甲おろし    2005年5月14日(土)09時29分

寅さんじゃないけど、「それを言っちゃあおしめ−よー」って事じゃないの?世の中理屈だけじゃないんじゃないだろう?と思うね。御霊信仰論持ち出して「靖国が神社である事自体おかしい」みたいな事おっしゃる菅先生達らしいっちゃあらしいんだろうけど?うちの婆さんが「天皇は天皇や」って言ってたけど、日本人にとってはそういうもんじゃないか?天皇って。こむずかしい理屈じゃないのよ。


雑記  T.S.   2005年5月14日(土)19時16分

>(昭和天皇退位論について)「それを言っちゃあおしめ−よー」って事じゃない
>の?世の中理屈だけじゃないんじゃないだろう?と思うね。(中略)
>うちの婆さんが「天皇は天皇や」って言ってたけど、日本人にとってはそういう
>もんじゃないか?天皇って。こむずかしい理屈じゃないのよ。

 何でも知っているふりをしているように見える書き手としては、ずいぶん腰砕けな言い方ではないでしょうかね。もっとも、全知の人間など、私の知る限りでは落語の中にしか存在しないのですが。

 「日本人にとってはそういうもんじゃないか」とのことですが、例えば江戸時代には一般の日本人はどれほど天皇のことを知っていたのでしょうか。代替わりして元号が変わったこととか。案外、全然知らなかったようにも思います。

 同じ六甲おろし氏は別のところでこう言っています。

>憲法が神聖不可侵で絶対的なものなんて思ってる人いるようですが、世界で初め
>て成文憲法持ったアメリカはなんであんなに憲法修正してんのよ?所詮人間の作
>った物なんだから時代や状況によって変えていかないといけないからじゃない
>の?

 言うまでもなく現在の天皇制は憲法によって規定されているものなのですから、それも含めて、「時代や状況によって変えていかないといけない」或いは、変えてよい、ということなのではないでしょうか。

 因みに、昭和天皇退位論と天皇制廃止論とは、一応区別して論じるべきことだろうと私は考えます(私自身は、政治制度としての天皇制は廃止するべきと考えていますが)。

 次に、

>国家として売春を奨励する国なんてあったら驚きだわね。

という点については、少し前にオランダが、EU域内で移動する売春婦が滞在許可を取りやすくするようにするという施策を打ち出した、というニュースを聞いたことがあります。

 最後に1,2、六甲おろし氏の書き込みに触発されて調べた結果を報告しておきますが、まず

>「タイ国王は仏教の守護者」と確か?憲法にも記述されてなかったか?

との点については、1997年採択のタイ国の憲法第9条には次のようにあるそうです(英訳により引用)。

「The King is a Buddhist and Upholder of religions.」

 「王は仏教徒であり、諸宗教の支持者である」と。「仏教の守護者」というのはちょっと行きすぎであるようです。次に、

>タイの男性はどこに買春に行くか知ってる?ラオスだよ。理由はタイより安価
>で、言語が似てて(イサ−ン語とほぼ一緒)(以下略)

という記述の中で「イサ−ン語」というのがわからなかったので調べてみましたが、これはどうもよくわかりません。タイの主要言語はタイ語(Thai)、ラオスの主要言語はラオ語(Lao)、確かに両者とも、Daic(日本語でどう表記するのかは知りません)と呼ばれる語族に属してかなり近い関係にあるようですが、その関連で「イサーン語」というのは見当たりませんでした。弘法も筆の何とやら、なんでしょうか。


六甲フェチのT.S&トモ  軍曹   2005年5月14日(土)22時02分

T.S こいつは揚げ足取りだけ長いだけ長くて、「一応区別して論じるべきことだろうと私は考えます」たったこれだけ。

こういうゴミを相手にしないでください。ますます悪循環になります。元気になるので餌を与えないでください。こいつらに一番効くのは無視です。


雑記?  六甲おろし  2005年5月15日(日)07時21分

軍曹さん御忠告ありがとう、でもTSチャン可哀想だから返事しちゃいまーす。TSチャン、小学生の出来の悪い作文みたいなので、質問には番号つけてちょうだい。天皇観についてはあなたと私の天皇観が違うだけで、「昭和天皇に戦争責任あるから退位した方が良かった」とは思わないし、天皇は憲法に規定されているだけの存在ではないと思うだけ。別に君や菅先生がどういう天皇観を持っていようが、それはそれだけのこと。 オランダ王国大使館に明日電話して「御国は売春を奨励してますか?」って聞いてみな。ついでに、「安楽死も奨励してますか?」も聞いてみたらぁー。多分こう答えるだろう「容認してます」って。 タイ国王の件はタイ語はタイ語、英語は英語なのよ、百歩譲っても支持者なんて?サッカーのサポーターじゃあるまいし、タイ国民が聞いたら「なめてんのか?」って言うんじゃないか。英和辞典買い替えた方がいいぞ。イサ−ンについては君が無知なだけ、タイのガイドブックでも見てみな。


2005年5月〜

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