活動日誌写真版 2001/08/29 | 戻る/目次/ 前へ|次へ |
フレテリン党首ル・オロ ル・オロさんは、中年の紳士。比例区の名簿第1位です。選挙を通じ、国民が平和、自由、民主主義を自分たち自身のものと実感できるようにすることがもっとも大切と強調していました。外交的には、インドネシア、オーストラリア、アジア各国と友好関係を結んでいきます。フレテリンが各政党から挑戦を受けていることについては、選挙自体が大切なのであって、多党制を堅持すると強調。仮に3分の2以上を獲得出来ても、1議席の政党とも協議をしながら憲法を起草することも言明しました。 |
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民家の子どもたち | |
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ロドリゲス国防相 国防相のロケ・ロドリゲスさんとUNTAETの執務室で会談。軍隊を持つかどうかについては、例えば不法操業による漁業資源の損害がいくらになるかを考えると、適切な軍備は保持するとの結論になると強調。5つのD、defence、deplomacy、democracy、development、decentralisationが大切。但しご自身は、国防大臣就任は固辞すると言明されました。文民優位原則は堅持するとのこと。軍事力は、PKFが8000人、国軍は現役と予備役を合わせ3000人程度と考えているとのことでした |
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女性3候補 マリアさん、オランディーナさん、テレーザさんという3人の無所属女性候補と会談。いずれも、政党から独立した女性運動の指導者で、これまでの運動で主張してきたことを憲法制定論議の中で生かすために、立候補したとのこと。無所属候補は個人で、政党は1政党あたりで、いずれも500人の推薦人を集めれば、立候補でき、個人は1人当たり2500米ドル相当、政党は1政党当たり5000米ドル相当の選挙運動現物支援を得られるとのこと。面白い仕組みです。5000票取れば当選できるようですが、なかなか難しそうです。 |
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マリオ・カラスカラオン 社会民主党のマリオ・カラスカラオン党首と会談。インドネシア統治時代に東ティモールの州知事をしていた人で、フレテリンに好感情を持っているはずがありません。フレテリンの活動家の内、知識階層が中心になって作ったこの党の党首にふさわしいかどうか、議論があるようです。話の中心は、いかにフレテリンがいけないかということ。フレテリンが3分の2を取ると、憲法は自分の思い通りに作り、シャナナ・グスマンを大統領にしないから、そうさせてはいけないと強調。3分の2未満なら協力するのかについては、それはないとのこと。それではお先真っ暗になってしまいます。 |
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フェルナンド・デ・アラウジョ 民主党のフェルナンド・デ・アラウジョ党首と会談。1989年に、ジャカルタの日本大使館に亡命を求めて飛び込んだ青年です。私も支援活動をしました。穏やかで思慮深そうな人で、シャナナの後継者と見る向きもあるそうです。強い大統領制を主張しているのが、他の党と違うところ。フレテリンは過去の栄光しか残っていないので、連携には苦労するが、社会民主党とは連携可能とのこと。地方区では他党との選挙協力もしているそうです。出来て2ヶ月の政党で、学生運動の出身者などが中心ですが、候補者を揃えており、将来性はかなりありそうです。 |
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デメロUNTAET特別代表 |
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